個人向けMicrosoft 365のストレージ容量が削減、代わりにAI機能を開放──Microsoftの狙いは?:Windowsフロントライン(1/3 ページ)
個人向けMicrosoft 365のFamily以上のプランで、OneDriveの容量が「1人1TB」から「6人で2TB共有」に縮小される。その一方で、契約者以外のメンバーにもCopilotを開放する方針だ。改定の中身と各プランの違いを整理する。
Microsoft 365の個人向けプランで、利用できるストレージ容量が削減されることが話題になっている。本稿執筆時点で“Microsoft 365”を冠する個人向け有料プランは「Basic」「Personal」「Family」「Premium」「Pro」の5種類だ。
このうち、Microsoft OfficeのデスクトップアプリやTeams、Copilotの機能を使えるPersonal以上のプランには「1TB以上」のOneDriveストレージが提供されている(Copilotの利用上限は無料版より高いものの、プランごとに制限がある)。
なお、個人向けMicrosoft 365は長らく日本と海外で異なるプランと価格体系を採っていた。しかし、2020年以降に日本独自の「Solo」が廃止されて海外と同じ「Personal」に一本化され、その後、日本では未提供だった「Family」も追加された。現在は、基本的に国内外で共通の体系となっている。
今回問題となるのは、Family以上のプランだ。クラウドストレージのQuota(割り当て容量)に関するヘルプページによれば、例えばFamilyはこれまで「1TB per person(1ユーザーあたり1TB)」だったが、10月8日以降は「2TB shared storage(2TBの共有ストレージ)」に変更される。
ただし、「new subscriptions Starting October 8, 2026, and renewals starting April 1, 2027」とあるように、全利用者に一斉に適用されるわけではない。2026年10月8日以降の新規契約に適用され、既存契約者には2027年4月1日以降の更新時から適用される、段階的な移行となっている。
Familyは最大6ユーザーで利用できるため、これまでは合計6TBのストレージを使えた。改定後は2TBの共有ストレージを6ユーザーで分け合うことになり、最大容量は一気に3分の1に減る。
上位プランのPremiumも同様で、2TBを6ユーザーで共有する形となり、最大容量は3分の1になる。一方、Proは6ユーザーで5TBを共有するため、逼迫(ひっぱく)の度合いはいくらか和らぐ。とはいえ、後述するようにPremiumの約5倍の料金であることを考えると、提供される容量は心もとないのが現状だ。
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