東芝ダイレクトPCが攻勢をかけている。9月5日に投入された新モデルでは、インテル製の最新CPUをいち早く採用したパワフルPC「dynabook Satellite AW6」に加え、地デジチューナーを内蔵したAVパソコン「dynabook Qosmio F30」がついに直販モデルに加わったのだ。
Intel® Centrino Duo モバイル・テクノロジー
(dynabook Satellite AW6 グラフィック強化モデル対象)
(dynabook Satellite AW6 カスタムメイドモデル対象)
(Qosmio F30(Webオリジナルモデル)対象)
東芝は、直販サイト「東芝ダイレクトPC by Shop1048」限定のノートPC3製品「Qosmio F30/795LSW」「dynabook Satellite AW6」「dynabook Satellite CW2」を発売する。
今、東芝の直販サイト「東芝ダイレクトPC by Shop1048」が熱い。店頭で人気のモデルをベースにBTOでカスタマイズできるのはもちろんだが、新モデルの登場とともにラインアップが一層充実し、魅力的な製品が顔をそろえたからだ。そこで今回は、ダイレクト専用モデルとして人気を博した「dynabook Satellite AW5」の後継となる「dynabook Satellite AW6」と、東芝ダイレクトPC by Shop1048初登場となるAVノート「dynabook Qosmio F30/795LSW」に注目してみた。
まずは、dynabook Satellite AW6から見ていこう。dynabook Satellite AW6には、従来と同様にインテルの統合チップセットを用いたカスタマイズモデルと、NVIDIA®の「GeForce® Go 7600」を搭載したグラフィック強化モデルが用意される。これまでも後者のグラフィック強化モデルが、より高いパフォーマンスを発揮していたが、新モデルのdynabook Satellite AW6ではその差がより顕著になっている。そう、CPUに「インテル®CoreTM 2 Duoプロセッサー T5500(1.66GHz)」が採用されたからだ。開発コード名で「Merom」と呼ばれていたインテル®CoreTM2 Duoプロセッサーだが、その性能の高さは、こちらの記事で実証ずみである。
CPUの動作クロックこそ、以前のインテル®CoreTM Duoプロセッサー T2300と同じ1.66GHzだが、インテル®CoreTM 2 Duoプロセッサーでは同時に実行可能な命令数が3から4に増え、マルチメディア処理に威力を発揮する拡張命令セット(SSE4)も追加され、1クロックで扱える拡張命令セットの上限も64ビットから128ビットに拡大された。64ビット拡張命令のインテル®64をサポートしたのもポイントだろう。
しかも、本機ではグラフィックスチップ「NVIDIA®GeForce® Go 7600」のメモリインタフェースが従来の64ビット幅から128ビット幅に拡張し、グラフィックスメモリも128Mバイトから256Mバイトへ倍増している。まさにゲーマー向けPCに仕様が強化されたと言っても過言ではないだろう。論より証拠ではないが、まずは下のベンチマークテストの結果を見てほしい。
グラフを見て明らかだが、コーエーの「大航海時代 Online ベンチマークプログラム」では9〜35%もの性能向上が、スクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XI for Windows Official Benchmark 3」では12〜17%のスコアアップを実現している。実際に画面の動きもスムーズで、ノートPCながら快適に3Dゲームを楽しめる。このクラスのライバル機が、チップセット内蔵のグラフィックス機能を用い、グラフィックスメモリもメインメモリと共有する場合がほとんどであることを考えると、とくに3Dゲームを考えた場合、このdynabook Satellite AW6は文句なしにおすすめできる。また、HDD容量がAW5の100Gバイトから120Gバイトにアップした点も見逃せないところだ。
ゲームユーザーの視点で述べれば、GeForce® Go 7600のドライバユーティリティ「ForceWare」にも着目したい。このForceWare使えば、ゲームで利用する機会が多い低解像度(1024×768ドットや800×600ドット)でも4:3のアスペクト比を崩すことなくドットバイドット表示が可能(フルスクリーン拡大/ドットバイドット/アスペクト比を保持した拡大の3通りから選べる)なため、ゲームをプレイする際も不自然な表示に悩まされることもない。
さらにゲームやAV用途でとくに重要な、サウンド機能も忘れてはならない。本機は東芝のAVパソコン「Qosmio」シリーズと同じ、harman/kardon®製のステレオスピーカを内蔵しており、SRSバーチャルサラウンド機能も搭載している。内蔵スピーカ/外部スピーカ/開放型および密閉型ヘッドフォンといった環境に合わせて、SRSバーチャルサラウンドの効果を選択でき、サラウンドの「効き具合」を細かく調整することも可能だ。低域から中域の音質がよく、SRSバーチャルサラウンドの効果も高いなど、ノートPCとしては出色のサウンドと言えるだろう。
もちろん、本機は3Dゲームに特化したPCというわけではなく、これまでと同じくゲームでもビジネスでも十分に活躍してくれる優れた基本スペックを備えている。
主なスペックは下の表にまとめたが、DVD±R DLの2層記録(最大4倍速)をサポートしたDVDスーパーマルチドライブや有線/無線LAN(IEEE802.11a/g/b準拠)の標準搭載と死角はない。しかも、無線LANは右側面にスイッチを備えて有効と無効を切り替えできるほか、キーボードも不規則な配列がなく、入力作業もストレスなく行える。
dynabook Satellite AW6(グラフィック強化モデル)の主なスペック | |
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CPU | インテル®CoreTM 2 Duoプロセッサー T5500(1.66GHz) |
2次キャッシュ | 2MBアドバンスド・トランスファ・キャッシュ(CPU内蔵) |
チップセット | モバイル インテル® 945PM Express |
メモリ | 標準512MB/最大2GB(PC2-4200) |
HDD | Serial ATA 120GB(5400rpm) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書き込み) |
液晶 | 15.4インチワイドSuperView(非光沢) |
グラフィックス | NVIDIA®GeForce® Go 7600(PCI Express接続) |
グラフィックスメモリ | 256MB(メモリインタフェースは128ビット幅) |
内蔵スピーカ | harman/kardon®製ステレオスピーカ |
有線LAN | 100BASE-TX/10BASE-T |
無線LAN | 統合型インテル®PRO/Wireless ネットワーク・コネクション(IEEE802.11a/g/b準拠) |
バッテリー駆動時間 | 約2時間 |
外形寸法 | 360(幅)×267(奥行き)×29.8〜36.8(高さ)ミリ |
本体重量 | 約2.8キロ |
搭載OS | Winodws XP Home Edition(SP2) |
液晶ディスプレイは、1280×800ドット表示対応の15.4インチワイドSuperViewだ。ノートPCで流行の光沢タイプではなく、外光の反射がほとんどないノングレアタイプを採用する。光沢タイプと比べてしっとりした発色で、長時間の使用でも目の負担が軽い点が特徴だ。次期OSのWindows Vistaでは、ツールなどを表示するWindows サイドバーが画面の端に並ぶことを考えると、ワイド化のメリットは将来的にも享受できると言えそうだ。ちなみに、本機は「Windows VistaTM Capable PC」のロゴを取得しているが、実際には3Dエフェクトをふんだんに採用した新しいGUI「Windows Aero」にも対応できるだけのスペックを備えており、来るべきVista時代も安心して扱えるだけの高いポテンシャルを備えている。
このdynabook Satellite AW6なら、プライベートな空間で3DゲームやDVD-Videoを楽しめるだけでなく、タフなビジネスシーンでも存分に活躍してくれるはずだ。しかも、東芝ダイレクトPC by Shop1048での直販価格は18万9800円(メモリが512Mバイトの場合)と、20万円を大きく下回っている。加えて送料が無料なうえに、定期的に開催されているお得なキャンペーンを活用すれば、より安価に本機を購入可能なのも好印象だ。
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提供:株式会社 東芝
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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年10月31日