思わず毎日プリントしたくなる、至福の複合機――「HP Photosmart C7180 All-in-One」店頭の高画質プリント端末を我が家に(2/2 ページ)

» 2006年10月25日 00時00分 公開
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Photosmart C7180
無線LAN & フィルムスキャン対応の世界最速フォト・オールインワン。


世界最速! L判写真を11秒でプリント。
大型3.6インチ液晶で、簡単ダイレクトプリント。
無線/有線LAN、Bluetooth、ファクス機能も搭載。
4800dpi 高精細CCDスキャナ搭載。
スライド/ネガフイルムもスキャンに対応。
HP独自のムダなし6色独立インクで経済的。
自動両面印刷で用紙も節約。
HP Viveraインクだからフォト用紙でも普通紙でもきれいで長持ち。
手間を省くマルチトレイと自動用紙認識機能。
ボタン1つで、写真を自動補正。簡単に写真がきれい。


従来からのインク無駄なし・高速エンジンをブラッシュアップ

 次はプリントエンジンの性能だが、こちらはスケーラブル・プリンティング・テクノロジー(SPT)を採用した3310エンジンをベースに手が加えられている。ヘッドの内部構造と紙送り制御の改良によって、プリントスピードをわずかに向上しているが、ベースとなるスペックは3310とほぼ同等である。SPTを投入した3310系エンジンは、6色合計で3900ものノズルを備えることで、兼ねてからの懸案だったプリントスピードの問題を一気に解消しており、テキスト、フォトプリントを問わずストレスを感じさせない。次から次へとサクサク印刷できる。このあたりの詳細は、こちらの記事を参照してほしい。

インクは従来と同じ高発色染料の「Vivera」(ビベラ)を使う。

 SPTに付随する「アクティブ・エアー・マネジメント」(AAM)が、3310系エンジンの魅力を際立たせる。一般的なインクジェット複合機やプリンタは、定期的にヘッドクリーニングを行ってインクを大量に消費してしまい、ユーザーにとっては大きな負担となってきたわけだが、同社はAAMによってインク消費の大幅な低減に成功した。AAMではクリーニング時に使ったインクを再利用するため、クリーニングによるインクの無駄がないのだ。

 さらに同時にキャリッジをヘッド/タンク分離型とし、インク各色を独立タンクに切り替えることでランニングコストを低減。ユーザーの懐と環境に優しいエンジンに仕上げている。高速かつ高画質、それでいてランニングコストも6色のインクと200枚のL判アドバンスフォト用紙がセットになったフォトパック使用時で、1枚あたり19.5円と安い。この3310系エンジンを改良・継続するのなら、不満が出ようはずもないだろう。

 唯一、ユーザーが気になるのは、ノズルの不良や目詰まりを検知する「新静電式ドロップ検出システム」(NEDD)がなくなったことくらいだろうか。だが、これはコスト削減によるものではなく、単純に不要になったからだ。実のところ3310は、NEDDを搭載すると同時に異物除去用の逆弁をインク経路に配置する試みも行っていた。主役はむしろこちらの方で、NEDDはそれを補強する目的で搭載していたと思われる。同社としてもインク/ヘッド分離型のプリントシステムの採用は久しぶりだったうえに、新技術を用いるとなれば二重三重の対策はしておきたい。このために製造コストを上げてまでNEDDを併載したが、3310発売後のテストによって詳細なデータが取れ、NEDDは不要という結論に至ったというわけだ。3310にNEDDを搭載しているという大々的なアナウンスがなかったのは、これを見越してのことだろう。

iPodのダイレクトフォト印刷も新たにサポート

前面のPictBridgeポートにiPodを接続すれば、iPod内の画像データをプリントできるのがユニークだ

 複合機はPCやデジカメを筆頭に多様なデバイスをつなげられるが、本機ではそれらとの親和性も良好だ。まずはネットワーク機能だが、こちらは従来通り100BASE-TX/10BASE-Tの有線LAN機能と、IEEE802.11g/bの無線LAN機能を標準で対応している。そして本機から従来はオプションだったBluetooth機能(Bluetooth 2.0+EDR)も内蔵され、まさに鬼に金棒状態だ。

 コンパクトフラッシュ、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック、xDピクチャーカードをサポートするメモリカードスロットを備えており、プリンタやスキャナ、FAX、そしてメモリカードリーダ/ライタを、そのままネットワーク環境で使うことができるのは非常にありがたい。しかも、有線ならば付属のユーティリティソフト、無線ならばWindows Connect Nowテクノロジを利用して、即座にセットアップが行える。また、カタログには明記されていないが、UPnPプロトコルに対応しているので、対応製品さえそろえばPC以外のホームネットワーク対応機器との連携もスムーズに行えるだろう。

背面左側に有線LANとCCITT/ITU Group 3対応のFAX、そしてUSB 2.0(High-Speed)の端子が並ぶ(写真=左)。本機から、これまでの無線LAN(IEEE802.11g/b準拠)に加え、Bluetooth 2.0+EDRを標準でサポートしたのがトピックだ(写真=中央)。右の写真は前面にあるメモリカードスロットとPictBridge/iPod接続ポートだ。前者はネットワーク経由で利用できるのがうれしい

 ユニークなところでは、携帯音楽プレイヤー「iPod」内の画像データを直接プリントできるiPod写真プリント機能の実装だ(*)。これは、前面にあるPictBridge対応のUSBポートにiPodをつなぐだけで、iPod内にある画像データ(iTunes経由で取り込んだフォトライブラリだけでなく、ローカルにある画像データも可)を手軽にプリントできるものだ。USBケーブルを接続するとHP Photosmart Expressが自動的に立ち上がるので、あとは通常のダイレクトプリントと同じ感覚で扱える。iPodだからといって、特別な操作を必要としないのも好印象だ。

 ちなみに、本機の対応OSはWindows 98SE/Me/2000(SP3以降)/XPおよびMac OS X v10.3.9/v10.4以降(PowerPC G4以降を推奨)だ。また、付属アプリケーションはWindows用がHP Photosmart Premier、HP Photosmart Essential、HP ソリューションセンタ、HP ドキュメントビューアで、Mac OS用はHP Photosmart Studio、HP デバイスマネージャ、そして両OS共通でハガキソフトの宛名職人、多言語対応OCR(Macは日本語非対応)となっている。

iPodを接続すると画像が読み込まれ、HP Photosmart Expressが起動する(写真=左)。ただし、プリント可能なiPodはFAT32でフォーマットされたものに限られ、そして対応するiPodも限定されるので注意したい。なお、本機がサポートするiPodの情報はこちらを参照して欲しい。右の写真は、iPodのフォトライブラリに取り込んだ画像をプリントアウトしたもの。気軽に楽しめるのがポイントだ

Windows版では、ドライバ導入時に必要なものをユーザーが選べるカスタムインストールを新たにサポートした(写真=左)。その右はプリンタドライバの画面で、基本的な構成は従来を踏襲ものの、タブの数が7つから4つに減っている。そのとなりはスキャナドライバの画面と、本機から採用されたHP Photosmart Expressだ

Mac OSではドライバのカスタムインストールは行えず、導入が終わるとドックに4つのアイコンが追加される(写真=左)。その右にあるのが、ランチャ機能の役割を果たすのがHP デバイスマネージャだ。そのとなりは、スキャンドライバのHP Scan Proで、プリンタのメンテナンス作業はHP プリンタユーティリティで行う(写真=右)

この価格でこの機能・使いやすさは間違いなくお買い得

 同社は昨年からWebを使ったダイレクト販売に力を入れているが、このC7180は全国のヨドバシカメラやビックカメラで扱われる限定リテールモデルだ。両社のWebページで買えるのはもちろんのこと、直接店頭で実機を確認できるのがうれしい。直販モデルは実機に触れないので多少の不安を覚えるユーザーもいるかもしれないが、本機の場合はそのような心配もない。

 充実した機能は、さすがに名機HP Photosmart 3310の後継モデルと言うべきか。スペックはハイエンド向けのフォト複合機だが、間違いなく万人に勧められる。操作は簡便で、インストール作業は悩む余地さえない。「毎日、快適。HPプリンタ。」のキャッチコピーを文字通り体現したモデルと言えるだろう。

 そして何より、本体価格が実売3万4800円前後と非常に安価なのが極めつけだ。他社の製品であれば、ミドルハイクラスにも手が届かない価格で、高性能エンジンと両面印刷機能を搭載した複合機が手に入るのだから、お買い得というしかない。

 手持ちの複合機・プリンタの画質や使い勝手に不満を抱えているユーザーはもちろんのこと、初めて複合機の購入を考えているユーザーも、本機の持つ「簡単・多機能・高速」をぜひ一度味わってほしい。今までの複合機とは違った世界を体験できるのは間違いないからだ。

*FAT32(Windows)フォーマットのみの対応。本機に対応するiPodの情報はこちら

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提供:日本ヒューレット・パッカード株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年11月24日