Windows Vistaにベストマッチの液晶ディスプレイを考える(1/3 ページ)

Windows Vistaはワイド液晶ディスプレイで使いたい……。これはWindows Vistaのβ版やRC版がお目見えしたときから言われていることだ。そこで、ナナオの21.1インチワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2111W」を使って、Windows Vistaの実力を引き出すEIZOワイド液晶ディスプレイの魅力を探っていこう。

» 2007年01月29日 16時00分 公開
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 最近はワイド液晶ディスプレイの製品数も増えているが、単にワイドというだけでは、Windows Vistaを生かし切れない。Windows Vistaで大きく強化されたAV機能を使いこなすには、やはり画質とさまざまなモニタ機能が重要だ。

 その点、EIZOのワイド液晶ディスプレイなら、何の心配もいらない。高画質なのは言うに及ばず、ユーザビリティを高めるモニタ機能もふんだんに搭載している。ここでは、Windows Vistaの特徴的な機能や利用シーンをピックアップしつつ、Windows Vistaと相性抜群のEIZOワイド液晶ディスプレイを紹介していく。

 2007年1月時点で、EIZOワイド液晶ディスプレイのラインアップは全3モデルだ。HDCP対応で21.1インチWSXGA+(1680×1050ドット)の「FlexScan S2111W」(以下、S2111W)と24.1インチWUXGA(1920×1200ドット)の「FlexScan S2411W」(以下、S2411W)、および24.1インチWUXGAの「FlexScan S2410W」(以下、S2410W;HDCPには非対応)である。今回は、S2111Wを取り上げてみたい。なおS2111WとS2411Wは、Windows Vista対応を示す「Works with Windows Vista」ロゴを取得済みだ。

写真(FlexScan S2111Wの正面カット) 21.1インチWSXGA+(1680×1050ドット)対応の「FlexScan S2111W」。ワイド大画面やHDCP対応、高画質・高速な動画表示性能など、Windows Vista時代を先取りしたスペックを備えている

HDCP対応でコストパフォーマンスも高いS2111W

 はじめにS2111Wの概要をまとめておこう。おもなスペックは下の表にまとめた通りだ。

FlexScan S2111W
画面サイズ21.1インチ
画面解像度WSXGA+(1680×1050ドット)
駆動方式VA(高品位タイプ、オーバードライブ)
最大表示色1677万色(10億6433万色中)
視野角水平178度/垂直178度
最大輝度450cd/m2
コントラスト比1000:1
※コントラスト拡張時3000:1
応答速度黒→白→黒16ms
中間階調8ms
PC入力端子DVI-I(デジタル/アナログ)×2
※HDCP対応
内蔵スピーカーなし
USB2.0ハブ2ポート
スタンド(ArcSwing 2)昇降:95mm
チルト:上60度、下5度
スイーベル:左右172度
ガンマ補正内部10ビット(14ビット演算精度)
拡大モード(OSD項目名)フルスクリーン拡大(フルスクリーン)
アスペクト比保持拡大(拡大)
ドットバイドット(ノーマル)
OSDプリセット画面モード
(FineContrast)
Custom、sRGB、Text、Picture、Movie


 ポイントをかいつまんで解説すると、まずDVI-I×2系統のHDCP対応が挙げられる(DVI-D接続時)。HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection system)とは、デジタルコンテンツの著作権保護技術だ。Blu-ray DiskやHD DVDをはじめ、PC環境で再生するHD映像コンテンツは、HDCPの実装が標準的になっていくと目されている。OSとグラフィック機能、ディスプレイがHDCPに対応していないと、HDCPを実装した映像コンテンツは再生できない。今のところはHDCP未対応の液晶ディスプレイでも大きな不都合はないが、いずれはHDCP対応が必須になると思ってよい。

写真(S2111Wのインタフェースのアップ) PC入力インタフェースはHDCP対応のDVI-I×2系統。DVI-Iはアナログ入力にも対応しているため、レガシーから最新までの画面表示環境に対応できる

 動画の表示品質にも注力されており、コントラスト比を3000:1相当まで高められる「コントラスト拡張」機能や、中間階調の応答速度を高めるオーバードライブ回路を搭載している。もちろん、高品位なVA系の液晶パネルや、高精度な内部ガンマ補正機能などによって、静止画の表示品質もトップクラスだ。

 ユーザビリティに関するところでは、スタンドとOSD機能が優れている。スタンドはナナオ独自のArcSwing 2で、高さ調節、チルト、スイーベルが可能だ。画面の位置をかなり下方まで下げられ、見下ろすようにセッティングすると目の負担が軽くなる。

写真(ArcSwing 2) 画面を見下ろす位置にセッティングできる「ArcSwing 2」は、EIZO液晶ディスプレイの“ウリ”の1つ。目や肩、首の負担が軽くなり、快適なPC使用環境を構築できる

 OSD機能では、拡大モード、FineContrast機能、画質調整機能に注目だ。拡大モードは、WSXGA+未満の解像度を入力したときに、フルスクリーン拡大(アスペクト比は無視)、アスペクト比を保持した拡大、ドットバイドット(実ドット)表示が選べる。特にゲームをプレイするときに、便利さを痛感する機能だ。

 FineContrast機能は、あらかじめプリセットされた画質モード。「Custom」、「sRGB」、「Text」、「Picture」、「Movie」の5通りが用意されており、前面の左右ボタン(タッチ式)ですばやく選択できる。画質の調整機能も豊富で、輝度、色温度(14段階:4000K〜10000Kまで500K単位、9300K)、ガンマ調整、色の濃さ、色合い、輪郭補正、コントラスト拡張、ゲイン、RGB/CMYの6色独立調整によって、好みや用途に合わせて画質をキッチリと調整できる。

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提供:株式会社 ナナオ
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年3月31日