Windows Vistaにベストマッチの液晶ディスプレイを考える(2/3 ページ)

» 2007年01月29日 16時00分 公開
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EIZOワイド液晶ディスプレイで引き立つWindows Vistaの利用シーン

 では、S2111Wによってもたらされる、快適なWindows Vista環境をいくつか紹介していこう。比較のために、SXGA(1280×1024ドット)の液晶ディスプレイを使ったときの画面も、一部掲載しながら進めていく。試用環境には、Windows Vista RC1版を用いている。

ワイド画面とWindows Vista

 単純にWindows Vistaのデスクトップを表示し、フォルダウィンドウやInternet Explorer 7を開いただけでも、ワイド画面と4:3画面の違いは一目瞭然だ。Windows Vistaはデスクトップアイコンのサイズが大きめで、フォルダウィンドウのタスクリストやステータス表示なども多い。

 さらに、画面の右側には「Windowsサイドバー」が設けられ、ガジェット(ミニアプリケーション)と呼ばれる時計やRSSリーダなどを常に表示しておける。Windowsサイドバーを有効に利用するにも、ワイド画面が最適だ。

WSXGA+(1680×1050ドット)のS2111Wと、SXGA(1280×1024ドット)の液晶ディスプレイで、Windows Vistaのデスクトップを表示した。Windowsサイドバーにいくつかのガジェットを追加した以外は、スタートメニューを開いただけの状態だ。Windowsサイドバーが意外と横幅を取るため、SXGA画面だと窮屈な印象を受ける

Internet Explorer 7を起動してウィンドウサイズを調整してから、スタートメニューを開いたところ。WSXGA+とSXGAでは、縦方向の解像度はともかく、横方向の広さが段違いだ

 最近では、19インチWXGA+(1440×900ドット)の液晶ディスプレイも売れ行きが伸びている。だが、下の図でも分かるように、ワイド画面ではあるものの、表示領域面でのメリットは少ない。SXGAから乗り換えるなら、WSXGA+またはWUXGAを選んだ方が賢明だ。

SXGA(1280×1024ドット)、WXGA+(1440×900ドット)、WSXGA+(1680×1050ドット)、WUXGA(1920×1200ドット)のサイズ比較

 もう1つ、Windows Media Centerの存在もある。Windows Media Centerは、動画や写真、音楽などを一元管理し、大きな文字とアイコンをリモコンで操作するスタイルのユーザーインタフェースだ(10フィートGUIと呼ばれる)。個人向けの主力となるWindows Vista Home Premiumと、最上位のWindows Vista Ultimateに搭載されている。ワイド画面では横方向により多くの情報を表示できるため、Windows Media Centerも使いやすい。

 オフィスアプリケーションやグラフィックアプリケーションでも、ワイド画面の威力は絶大だ。下の画面写真を見てもらえば分かるように、データの表示範囲が4:3画面よりもはるかに広い。画面の半分にExcelやWordを表示し、もう半分に開いたInternet Explorer 7で調べ物をしながら資料を作成するといった使い方も、ワイド画面ならではの活用である。S2111WのFineContrast機能によって、用途に合わせた画質モードを簡単に切り替えられるのも非常に便利だ。

Word 2007の全画面表示。WSXGA+では、100%のスケールで2ページ分を横に並べて表示できる

Excel 2007の全画面表示。WSXGA+とSXGAでは、ワークシートの広さがまるで違う。100%のスケールとデフォルトの列幅/行の高さだと、WSXGA+の表示範囲は「W列」と「A44」、SXGAは「Q列」と「A43」だ

Power Point 2007の全画面表示。WSXGA+とSXGAの表示範囲やスライドの大きさは、Word 2007やExcel 2007ほどは違わない。WSXGA+の表示スケールは107%、SXGAは104%だ。わずかな差だが、スライドを大きく表示できるWSXGA+のほうが文字やグラフィックの視認性が高く、作業効率がいい

Adobe Photoshop CS2の全画面表示。編集画像を大きく表示できるWSXGA+のほうが、はるかに快適だ。画像全体の確認も、細部のレタッチも、作業しやすい。サンプル画像のサイズは2592×1944ピクセルで、画面上の表示スケールは、WSXGA+が45.5%、SXGAが35.2%だ

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提供:株式会社 ナナオ
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年3月31日