レクサスが選んだ“EIZOクオリティ”(前編)ユーザー事例(2/2 ページ)

» 2007年03月27日 10時00分 公開
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調度と調和したEIZO液晶ディスプレイのデザイン

 レクサスは車種ごとのグレードや仕様・装備、そしてカラーリングが多種多様で、それぞれのオーナーにとって最適なレクサスになるようにスタッフがアドバイスする。だからレクサスでは、オーナーとの対話を「商談」ではなく、「コンサルティング」と位置づけている。

 このコンサルティングをする場所が、コンサルティングデスクだ。ここではカタログや装備表だけでなく、EIZOブランドの19インチディスプレイ「FlexScan L788LX-BK *」(以下、L788LX)で専用CGシミュレーションを見ながら、好みのレクサスを探すことができる。このシミュレーション映像により、実写ではわかりにくい、カラーやホイール変更による全体イメージの変化をリアルタイムに確認できる。このシステムはレクサスのコンサルティングにとって、重要な位置を占めている。

それぞれのオーナーにとって最適なレクサスになるようにアドバイスする場所がコンサルティングデスクだ。机、椅子、卓上の電話機、さらには液晶ディスプレイまでが、審美の対象として厳しくチェックされた

 しかし、冒頭で述べたとおり、レクサスディーラーの空間デザインは緻密な計算と調和に基づいている。ディスプレイの選定についても、色やデザインがこの店舗の空間に相応しいか否かが検討された。

 「店舗空間デザインは黒を基調としていますから、液晶ディスプレイも『黒色』が前提になります。しかし、シックな黒のディスプレイは製造しているメーカーが限られ、それだけでも選定が難しくなりました。

 さらにレクサス店舗で導入するには、ディスプレイケーブルまで黒で統一する、各種ロゴシールをすべて取り除くと言った要求にも応えていただく必要があった。EIZOにはこれらレクサスのニーズに対して、柔軟にカスタム対応を取っていただきました」(レクサス国内営業部ブランドマネージャーの中村聡氏)

 EIZOのデザインが評価されたポイントは、「黒かった」だけではない。EIZOのディスプレイは「モニターを見つめる人を見つめつづける」というコンセプトのもと、機能的でありながら美しいデザインをその筐体に与えている。

 「コンサルティングデスクではお客様と対面でお話しますから、(ディスプレイの)前面だけでなく、側面から背面まであらゆる部分でデザイン上の手抜きがあってはならない。レクサスは『おもてなし』を大切にしており、その接点である店舗に調和できるだけのデザインクオリティがあるかは、非常に重要です。EIZOのディスプレイは画質が良いことはもちろんですが、デザインの良さや柔軟にカスタム対応していただいたことが選定のポイントになりました」(中村氏)

 カスタム対応の点では、コンサルティングデスクでの運用にあわせてL788LX *を対面業務が可能な回転機能付きのArcSwing 2スタンドに仕様変更して納入するなど、EIZOはレクサスのニーズに真摯に応えていった。このArcSwing 2スタンドはディスプレイの高さを変えても目と画面との距離がほとんど変わらず、手元で本を読むように自然な姿勢でディスプレイを見つめられるように考え出された機構だ。

 レクサスクオリティを満たす高品位な製品デザインと使いやすさへのこだわり、さらに柔軟なカスタム対応。これによってEIZOは、レクサスのコンサルティング用ディスプレイとして採用されたのである。

レクサスを取り巻く空間デザインとみごとに調和したコンサルティングデスク。ここでオーナーとスタッフは対話を重ねながら、そのオーナーにとっての最適なレクサスを創りあげていく

 むろん、EIZOのディスプレイがレクサスに大量導入された背景には、製品デザインの優秀さだけでなく、その画質・性能が優れていたという理由がある。後編では、レクサスが評価したEIZOディスプレイの色再現能力について紹介していく。

「FlexScan L788LX-BK」は「FlexScan L788」にArcSwing 2スタンドを取り付けた特別仕様モデルであり、現在は販売していない。なお現在では、ユーザー個々の用途や目的に合わせた特別仕様の液晶ディスプレイは、EIZOダイレクトの液晶ディスプレイBTOサービス「MyStyle 112」で購入できる。

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提供:株式会社 ナナオ
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年3月31日