23型フルHD液晶「FlexScan EV2334W-T」でゲーム映像に“Power”を注入せよ!:「モダン・ウォーフェア2」と「Demon's Souls」で徹底チェック(1/3 ページ)

ナナオの「FlexScan EV2334W-T」は、ゲーム映像の表示に最適な機能を凝縮した23型フルHD液晶ディスプレイと聞く。が、その実力は果たしてホンモノなのか? コアなゲーマーもうならせる2本の“超硬派”タイトルを実際にプレイしながら、EV2334W-Tの表示性能をじっくり調べてみた。

» 2010年02月08日 00時00分 公開
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HDゲームとの親和性が高い液晶ディスプレイ「FlexScan EV2334W-T」

ナナオのゲーミングディスプレイ注目モデル「FlexScan EV2334W-T」

 プレイステーション 3(PS3)やXbox 360といった家庭用の据え置きHDゲーム機、あるいは高解像度なPCゲームの魅力を存分に味わうには、ディスプレイ選びが非常に重要だ。かなりのゲーマーでもディスプレイは意外に軽視しがちだが、これ1つのデキで、プレイしたときの感動がまるで違ってくるほか、場合によってはスコアの差が出たり、勝敗を分けることさえある。

 それでは、一体どういったディスプレイを選べばいいのだろうか? 答えの1つとして有力なのは、いわゆる「ゲーミングディスプレイ」だ。ゲーミングディスプレイとはその名の通り、ゲーム機との接続を想定して作られた多機能なディスプレイを指す。明確な定義はないが、一般的にはPC用の液晶ディスプレイをベースとして、AV入力端子やゲーム向けの高画質化機能を盛り込んでいることが多い。

 ゲーミングディスプレイを導入すれば、家族で共有しているテレビを長時間占有せずに済み、プライベートな空間に設置しやすい画面サイズで集中して高画質なゲームを楽しめるうえ、PCのディスプレイとして常用でき、PCゲームも快適に遊べるなど、さまざまなメリットが得られる。「ゲームもPCも1台のディスプレイで済ませたい」というユーザーにとっては、まさに一石二鳥といえるだろう。

 こうした数あるゲーミングディスプレイの中でも、こだわり派のゲーマーから熱い視線が注がれている製品の1つが、ナナオの「FlexScan EV2334W-T」だ。HDゲーム機との接続に最適なHDMI入力端子とフルHD(1920×1080ドット)対応の23型ワイド液晶パネルを備えており、ゲーム映像に効果的な高画質化機能の搭載、応答速度の改善による動画ブレの低減、コントローラの入力から画面表示の遅延の抑制といった工夫が見られる。

映像入力はHDMI、DVI-D(HDCP対応)、D-Subの3系統入力に対応し、HDゲーム機とPCを同時に接続しておける
フルHD(1920×1080ドット)に対応した23型ワイド画面は、PS3のメニュー画面も精細かつ滑らかに表示できる

 特に「Power Resolution」と「Power Gamma」の2つの高画質化機能は、EV2334W-Tならではの特徴として見逃せない。1つめのPower Resolutionは、ナナオ独自のチューニングによって画像の解像感を強調する技術で、低解像度から高解像度まで映像の精細感や立体感が向上する。単純なシャープネス処理ではなく、画像の輝度差を解析して、解像感を強調すべき部分にだけ適用するので、不要なノイズまで目立たせないのがポイントだ。

 2つめのPower Gammaは、中間階調のガンマを上げてコントラスト感を高めることで、パンチが効いたメリハリのある映像を作り出す機能。一般的にPC用の液晶ディスプレイは階調の再現性を重視する半面、迫力ある発色にこだわってガンマカーブを調整しているテレビに比べて、映像全体がのっぺりと地味に見えてしまうことがある。また、暗いシーンで暗部が見にくいからといって、むやみにガンマを高めると、全体的に白っぽくなり、映像の迫力が損なわれてしまう。Power Gammaはテレビのようなゲーム向けのパキッとした力強い発色を実現しつつ、明暗部の階調もかなり保たれるので、使い勝手がいい。

「Power Resolution」は、1、2、3と段階的に強度を高められる。左半分がPower Resolutionの強度2、右半分がオフの設定だ。細部の立体感が向上し、解像度が高まったような印象を受ける
「Power Gamma」はコントラスト感を高めつつ、ハイライトの白飛びは抑えたゲーム向けのガンマモード。左半分がオン、右半分がオフの設定だ。中間調の明るさが増し、力強い表示となる

 これらの高画質化機能は、メモリにバッファされずにリアルタイムで処理され、映像の入力から出力までの遅延が1フレーム以下に抑えられるため、高速な反応速度を要求するゲームタイトルに使えるのも見どころだ。ゲーミングディスプレイの中には、高画質化処理をオフにする代わりに遅延を短縮する製品も見られるが、EV2334W-Tであれば最適化された画質のまま、軽快なレスポンスでゲームが楽しめる。もちろん、中間階調の応答速度を高速化して動画ブレを低減するオーバードライブ回路も内蔵済みだ。

 また、同サイズのフルHD液晶ディスプレイによく見られるTN方式と比較して、視野角の広さや黒の締まりに秀でたVA方式の液晶パネルを採用していながら、EIZOダイレクトでの直販価格は4万9800円と求めやすい価格設定も大きな魅力といえる。

 今回はこのEV2334W-Tが、ゲーミングディスプレイとしてどれほど有用なのか、2本のプレイステーション 3用ゲームソフトを使ってチェックする。HDゲームタイトルの描き込まれたグラフィックスや世界観をどこまで伝えられるのか、激しい動きや操作が伴うシーンでも快適にプレイできるのか、そしてディスプレイ側の設定をカスタマイズすることで表示内容がどのように変わるのか、といった部分にフォーカスしていこう。

 なお、EV2334W-Tはゲーミングディスプレイとしての性能だけでなく、10ビットのルックアップテーブル(LUT)による豊かな階調表現力、独自の人感センサーを用いた自動の電源オン/オフ機能「EcoView Sense」、オプションの「EIZO EasyPIX」による簡易カラーマッチング機能なども搭載しており、PC用の高解像度ワイド液晶ディスプレイとしても幅広く活用できる1台に仕上がっている。製品の詳細は、下記のスペック表と関連記事を参照してほしい。

FlexScan EV2334W-Tの主なスペック
ボディカラー ブラック
画面サイズ 23型ワイド(58センチ)
画面解像度 1920×1080ドット
液晶パネル種類 VA
最大表示色 約1677万色:8ビット対応
内部演算処理/ガンマ補正 10億6433万色中/10ビットLUT
広色域表示 −
デジタルユニフォミティ補正回路 −
温度センシング・輝度変化に伴う色度補正 −
輝度ドリフト補正・輝度自動制御 ○
コントラスト拡張・輪郭補正 −
オーバードライブ回路 ○
FineContrast Text、Picture、Cinema、Game、sRGB、Custom
Auto FineContrast ○
拡大モード(スケーリング) フルスクリーン、拡大、ノーマル、自動
Power Resolution ○
Power Gamma ○
EcoView Sense ○
Auto EcoView ○
EcoView Index ○
EIZO EasyPIX ○
EIZO ScreenSlicer ○
UniColor Pro −
視野角 上下178度/左右178度
輝度 300カンデラ/平方メートル
コントラスト比 3000:1
応答速度:黒→白→黒 25ms
応答速度:中間階調域 7ms
映像入力 DVI-D(HDCP対応)×1、HDMI×1、D-Sub×1
音声入力 ステレオミニ×1
音声出力 ヘッドフォン×1
スピーカー 350ミリワット
USB機能 −
スタンド機構 TriStand(昇降:60ミリ/チルト:上25度/スイベル:左右各172度)
縦位置表示 −
サイズ(幅×奥行き×高さ) 547×200×382〜442ミリ
重量 約5.5キロ
EIZOダイレクト価格(税込) 4万9800円

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提供:株式会社ナナオ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年3月31日