2010年夏、ゲーミングディスプレイはここまで進化した!――EIZO「FORIS FX2301TV」の衝撃極上のゲーム体験を味わいたい人へ(1/3 ページ)

EIZOの「FORIS FX2301TV」は、倍速駆動パネル、遅延0.5フレームのスルーモード、ヘッドフォン向けのバーチャル5.1chサラウンド、地デジチューナー、豊富な入出力端子など、実に多彩な機能を備えた23型フルHD液晶ディスプレイだ。今回はその突出したゲーミングディスプレイとしての実力を明らかにする。

» 2010年06月21日 10時00分 公開
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ゲーム体験を大きく変える新世代ディスプレイがEIZOから

EIZOの新世代ゲーミングディスプレイ「FORIS FX2301TV」

 ここ最近、PC向け液晶ディスプレイの新ジャンルとして、ヘビーゲーマーを中心に「ゲーミングディスプレイ」の注目度がジワジワと高まっているのをご存じだろうか。ゲーミングディスプレイとは、ゲーム用途を想定して作られた多機能なディスプレイのこと。21〜24型くらいのPC向けフルHD液晶ディスプレイをベースに、ゲーム用の付加機能やHDMIなどのAV入力を追加した製品が主流だ。

 ゲームをプレイする際、プレイヤーは終始画面を見続けることになるため、ディスプレイの品質はゲーム体験の質を大きく左右する。例えば、ゲーム映像を表示するディスプレイによって、臨場感や達成感、クリアしたときの感動が違ってくるうえ、場合によっては対戦の勝敗にも影響を及ぼす。ライバルに差を付けたい先進的なゲーマーは、ディスプレイ選びにもこだわり始めているのだ。

 ゲーム機はリビングのテレビにつないでいる人が多いだろうが、別途ゲーミングディスプレイを設置すれば、自室などのプライベートな空間で誰にもじゃまされずに、好きなゲームを思う存分味わえる。PCのディスプレイと兼用できることから、PCゲーム用としても威力を発揮してくれるハズだ。ゲーム好きならば、古くなったPC用のディスプレイをゲーミングディスプレイに買い換えるのもいいだろう。

 ひとくちにゲーミングディスプレイといっても性能や機能はさまざまだが、ナナオは2010年6月24日にコアなゲーマー向けの1920×1080ドット表示対応23型ワイドモデル「FORIS FX2301TV」を発売する。「FORIS」(フォリス)とは、ラテン語で「扉」の意。ナナオが“次世代映像の扉を開く”という決意を持ってじっくり育ててきた、液晶テレビ/AV入力搭載ワイド液晶ディスプレイのブランドだ。

 FX2301TVは、2009年7月1日に発売された「FORIS FX2431TV」以来、ほぼ1年ぶりに投じられる新機種とあって、映像と音声に画期的な新技術を搭載し、ボディデザインも切り替えるなど、新世代のFORISを強烈にアピールする1台に仕上がっている。今回はそのゲーミングディスプレイとしての実力に迫っていく。

ゲームの音響を変える、ヘッドフォン向けバーチャル5.1chサラウンド技術

 FX2301TVがほかのゲーミングディスプレイと大きく違うのが、音響への注力だ。コスト競争が激しい液晶ディスプレイ市場では、サウンドの優先度が低く、スピーカーを内蔵していても、お粗末な音しかならない製品が多い。そもそも、液晶ディスプレイに内蔵できるような小型スピーカーで高音質を獲得するのは極めて困難といえる。

ヘッドフォン出力端子は着脱しやすいよう斜めに配置されている

 こうした状況に対し、FX2301TVが出した1つの回答がヘッドフォン向けバーチャル5.1chサラウンド技術の搭載だ。5.1chドルビーデジタルとドルビープロロジックIIに対応したことで、入力信号によらず、音声を5.1chに拡張可能。これにバーチャル処理を加えることにより、手持ちのステレオヘッドフォンをFX2301TVにつなぐだけで、臨場感のある“バーチャル5.1chサラウンド”でゲームが楽しめる。つまり、部屋に5.1chスピーカーを設置した環境に近い感覚で、マルチチャンネル音声をステレオヘッドフォンで体感できるのだ。

 HDゲームや映画に採用例が多い5.1chドルビーデジタル信号をはじめ、2.0chのリニアPCM信号やアナログのステレオ信号でも、ヘッドフォン接続時にバーチャル5.1chサラウンドが味わえる。特にプレイステーション 3(PS3)やXbox 360の5.1chドルビーデジタル対応ゲームでは、360度あらゆる方向から音が聞こえてくるような包囲感を得られることが多い(音響効果はゲームタイトル自体の作り込みによっても異なる)。ステレオ音声のゲームに関してはドルビープロロジックIIデコーダーで擬似的に5.1chサラウンドを作り出すため、音声の包囲感は弱いが、それでもステレオ音声をそのまま2.1chで出力するのとはスケール感が大きく違う。

バーチャル5.1chサラウンドの再生モードは、OSDで3種類から選べる

 さらに、バーチャル5.1chサラウンドのモードは3種類から選択可能と気が利いている。音の発生位置がはっきりして、主人公視点のシューティングゲーム(FPS)や三人称視点のシューティングゲーム(TPS)でキャラクターの位置関係が把握しやすくなる「ゲーム1」、適度な残響によって臨場感を高め、アクションやアドベンチャー、ロールプレイングといったさまざまなゲームで没入感を演出する「ゲーム2」、そして残響効果をさらに長くしつつ、低音を強調した映画向けの「ムービー」が用意されており、映像ソースやユーザーの好みに応じて味付けできるのがうれしい。

 23型フルHD画面のFX2301TVはプライベートユースを想定した製品なので、リビングに置いて複数人で視聴することが多い大画面テレビに比べて、1人でヘッドフォンを利用するスタイルがマッチする。また、日本国内では手狭な住宅環境も相まって、5.1ch対応のスピーカーセットを設置しづらく、ステレオスピーカーでも大きな音を出すのには抵抗があり、常にヘッドフォンを使っているというユーザーも少なくないだろう。また、先に述べた通り、液晶ディスプレイに内蔵できるような小型のステレオスピーカーでは音質の差別化が難しい。

 こうした事情を考慮して、ヘッドフォン向けバーチャル5.1chサラウンド技術を積んできた点は目の付けどころが実にいい。PS3やXbox 360をHDMIで接続し、普段使っているステレオヘッドフォンをつなぐだけで、あこがれの5.1chサラウンド環境がバーチャルでも再現できるという点は、ほかのゲーミングディスプレイに対する確実なアドバンテージといえる。

 ところで、FX2301TVは内蔵のステレオスピーカーにも妥協がないことを付け加えておく。前面に配置された口径5センチのフルレンジスピーカーは、出力が2ワット+2ワットとなるが、視聴距離が近いFX2301TVでは十分な迫力があり、ボリュームを上げても音割れせず、ゲーミングディスプレイ内蔵スピーカーとしては不満のないデキだ。スピーカーの前に装着したサウンドジャケットで出力音を整え、自然でクリアな音を鳴らすよう配慮している。そのほか、ステレオミニのライン出力端子が設けられているため、既にアンプ内蔵スピーカーを所有している場合でも、FX2301TVと直接接続することが可能だ。

カラフルなサウンドジャケットを外すと、中に口径5センチのフルレンジスピーカーが配置されているのが分かる

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