省電力なWindows 7搭載PCが2万9820円から手に入る。机上にちょこんと置けるエプソンダイレクトの「Endeavor NP15」はかわいらしいボディながら、れっきとした家族向け/ビジネス向けのPCだ。
「節電」の意識が高まっている。1つ1つの効果は小さくても、PC利用者全員が意識すれば大きな節電効果が得られる。日本マイクロソフトの調査によると、すぐできる節電設定で約30%、稼働するWindows搭載PC全体で全35万キロワット分(発電所約1基分)もの効果が生まれるという。
エプソンダイレクトの「Endeavor NP15」(以下NP15)は、そのように節電を意識する人へ勧めたい“ミニミニPC”だ。Webサイトや電子メール、一般オフィスアプリケーションの利用など、インターネット中心となる普通の使い方となるユーザー向けに開発され、家族向け、事務職を中心とするビジネスシーン、あるいはメインのPCを補助する2台目のPCとしてのニーズに最適な構成となっている。
ではNP15の外観をじっくり見ていこう。ボディサイズは20(幅)×173(高さ)×154(奥行き)ミリ(スタンド装着時は底面幅75ミリ、高さ199ミリ)で、重量は約770グラム(スタンド含む)だ。厚さ20ミリという値はちょっとした文庫本程度の厚さで、PC周辺機器で例えると、よくある外付けHDDやブロードバンドルータ程度のスペースがあれば置けてしまう。
また、一般的なデスクトップPCのように四角く肩の張るようなデザインではなく、片面をラウンドフォルムとした柔らかな雰囲気のデザインも魅力だ。NP15には先代「NP11-V」「NP12-V」の後継として、その省スペースかつ手軽に扱えるデザイン性をそのまま引き継いでいる。
本体の背面にはACアダプタやディスプレイなど、常に接続する機器用の端子を装備する。ディスプレイ出力端子はアナログRGB(D-Sub15ピン)で、そのほかUSB 2.0を4ポート、1000BASE-T対応のLAN端子を1ポート、オーディオ出力用端子などを備えている。
さらに前面のカバー内にUSB 2.0を2ポート、ヘッドホン出力とマイク入力端子を備えている。こちらは未使用時はカバーで隠しつつ、USBメモリや外付けの光学ドライブなど、使用する時だけ接続する機器の利用に便利だ。
NP15の主な仕様は、デュアルコアのAtom D525(1.8GHz)とIntel NM10 Expressチップセット搭載マザーボードの組み合わせに、2Gバイトのメインメモリ(DDR3 SDRAM)、250GバイトのHDD(2.5インチ)などを搭載する。OSは32ビット版のWindows 7 Home Premiumをプリインストールする。
この仕様により、以前検証した「Endeavor NP11-V」から着実にグレードアップが図られていることが分かる。大きいのはCPUのAtom D525を採用した点だろう。シングルコアCPUだったNP11-Vと比べ、まずここで大きくパフォーマンスの向上が期待できる。Atom D525はデュアルコアで、Hyper-Threading Technologyにも対応するので、計4つのスレッド(命令)を同時に処理できる。これまでチップセットの機能に頼っていたグラフィックス機能もCPU側に統合され、メモリもDDR2からDDR3へ、かつ容量も1Gバイトから2Gバイトに増強している。2Gバイトのメインメモリにより、Windows 7もかなり快適に動作できる。
なおNP15の標準価格は、109 USBキーボード(630円)とホイール付きUSBオプティカルマウス(420円)込みでなんと2万9820円だ。参考までに、パッケージ版のWindows 7 Home Premiumは2011年5月現在、2万円前後で販売されている。パッケージ版(単体購入するもの)とOEM版(PCにプリインストールされるもの)の違いはあるが、このOSを搭載しながら2万9820円。NP15のお買い得感が伺えるのはないだろうか。
エプソンダイレクトのPCは、構成を自由にカスタマイズして注文できるBTO(Built to Order)が特徴だが、本機はこの価格を実現するために主要パーツのカスタマイズは行えず、構成はほぼ固定となる。もちろん、液晶ディスプレイや周辺機器のセットモデルなどを用意するので、足りないパーツを含めてPC一式で購入したい場合も安心してほしい。
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年6月19日
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