レッツノート「AX2」は、インテルが提唱する「Ultrabook」のカテゴリに属するモデルだ。ただ、それ以上に注目すべきは、静電式マルチタッチスクリーン(10フィンガー対応)を搭載したタブレットPCとしても利用できるコンバーチブルタイプという点だ。作業時には従来どおりのモバイルPCの使い勝手を提供しつつ、タッチ操作にも対応し、さらにはタブレットPCにも“変身”するという、最新OSであるWindows 8のメリットを最大限に引き出したいユーザにはもってこいのマシンに仕上がっている。
ほかにもタブレットスタイルで使用できるような構造を搭載する製品は存在するが、「AX2」の場合は画面を開き、そのまま360度回転するという、きわめてシンプルな方式(リングノート式ディスプレイ)により、“変形”作業で破損の不安やストレスを一切感じない。ストレスフリーでの変形が可能だからこそ、購入したときはタブレットスタイルで使っていたものの、結局は従来のクラムシェルスタイルのままで利用している、という状況にはならないわけだ。
おじさん そういえば、AX2って、Ultrabookだったんですね。
ベテラン どこにでも持ち運べて、必要があればすぐに起動できて、作業を快適にこなせるという、Ultrabookの定義は、レッツノートがすでに長い時間をかけて追求してきた部分ですよね。レッツノートユーザにとってUltrabookは“何をいまさら”という感覚なのでは?
若手男子 タブレットスタイルでも使えるのは、ちょっといいですね。
おじさん モバイルPCのほかに、タブレットも買えばいいという話もありますが。
若手男子 “普通の人”はそんなにいくつもデバイスを持ち歩きたくないんですよ。
お姉さん タブレットスタイルになるとキーボードが底面に来るんですね。気にならないのかな。
ベテラン そもそもキーボード面は全体の半分程度だし、タブレットは片手で持つのが基本ですからね。持ち手がパームレスト側になるようにすれば、キーボードに触れることはありません。あと、仮に触ってしまうことがあっても、誤作動しないようにロック機構も備わっています。
おじさん 変形に必要なヒンジ部をチルトアップ機構として有効利用しているのも、いかにもレッツノートらしい作り込みですよね。個人的には、タブレット変形機構を備えたノートPCで日常的に使ってみてもいいと思えるのは、この製品だけかもしれません。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2013年3月17日