ウルトラコンパクト+豊富なインタフェース+長期サイクル+安定性──ここに「エプソンの省スペースデスクトップ」が効く特定業務に向くウルトラコンパクトPC「Endeavor ST170E」(2/2 ページ)

» 2014年01月30日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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デジタルサイネージ/告知・案内端末にベストなPCを考える

photo オフィスシーンにて、受付用案内端末として導入した例(ディスプレイの裏面にEndeavor ST170Eを装着しています)

 では、実際に特定業務シーンに導入することを具体的に考えてみよう。

 まずは「デジタルサイネージ/案内表示」用として。デジタルサイネージとは大型の液晶ディスプレイやプロジェクタなどの表示装置に内容を表示するデジタル広告/案内板のことだ。こちらの用途では、当然ながら主役は表示装置(表示画面)なだけに、PCはまず設置場所を選ばず、小さいスペースに隠しておけることが望ましい。もちろんボディサイズは小さいほどよく、動作音もしかりだ。基本運用においては、特定のコンテンツを再生する描画性能以外でシステムに特に大きな負荷がかかるシーンは少ない半面、長期間/長時間稼働し続けるための信頼性、そして実運用時の消費電力が重要なポイントになる。この点、ST170Eの特に小型な省スペース性、そして先の実測テストで分かった静音性、そして省電力性は大きな強みとなる。

 もう1つ、デジタルサイネージ用途ではディスプレイの接続性も重視すべきだろう。ある場所ではHDMI接続対応ディスプレイだが、他の場所では違うといった運用環境が異なるシーンも多々あろうし、広告や告知内容をより魅力的に見せるため、比較的短いスパンで表示装置(ディスプレイなど)が更新されることも想定される。この点もST170Eのカバー範囲は広い。まずディスプレイ装置と独立して管理、メンテナンスができるセパレートデスクトップスタイルであるため、ディスプレイと本体のライフサイクルの違いにしっかり対応できる。そして、Mini HDMI、DVI、アナログRGBと3種類のディスプレイ出力インタフェースを標準で備えているので、現時点サイネージ用ディスプレイはたいてい対応可能、さらに複数のディスプレイへ同時表示といったシーンもカバーできる。

 サイネージ用途向けの、省スペース性、静音性、省電力性、ディスプレイとのライフサイクルの違いへの対応やディスプレイとの柔軟な接続性といった要求は、このほかに「受付用端末」や「自動発券機端末」にも共通する。これらの業務シーンも基本的にはPCそのものに高度な処理性能こそさほど求められないが、社内の基幹システムときちんと連携できる接続性、ソフトウェアのメンテナンス性とともに、ディスプレイとのライフサイクルの違いをカバーできるシステムのメンテナンス性は重視される。経年交換以外に、画面を大きく解像度も高くして見やすく使いやすくする、あるいはタッチパネルを導入して使い勝手を高めるといった刷新のニーズも考えられる。ST170Eであれば、そもそもこういったニーズにもしっかり対応できる仕様となっている。

PC-POSにベストなPCを考える

 続いて「PC-POS端末」用途ではどんな特性が必要か。POS(Point of Sale)とは、バーコードなどから商品データ(価格、時間、商品種別など)を識別し、データ集計、送信、分析などを行う小売店の管理システムのこと。PC-POSとは、そのPOSの機能を汎用のPCをベースに構築するシステムのことを差す。バーコードスキャナーや通信機器、入力装置など汎用のPOS用周辺機器を使うことができるため、導入/メンテナンスコストが比較的低価格で、さらに管理、集計、印刷、領収書作成、見積書作成、帳簿作成など、PC向けソフトを使う機能とシームレスに連携させられる利点がある。

 まずは省スペース性と静音性。こちらは小売店の店頭に設置するものだけに当然か。そして、長期/長時間の運用も前提になるので省電力性や信頼性も同様だ。これまで示してきた通り、ST170Eはこれら項目のすべてをクリアしている。加えてPC-POS特有の要件としては「周辺機器の接続性」がある。PC-POSレジスターを構築するための周辺機器には、カスタマーディスプレイ(顧客に向けて金額などを表示するディスプレイ)、タッチパネルディスプレイ、レシートプリンタ、バーコードリーダー、磁気カードリーダー、キャッシュドロアといったものがある。これらは、PCとの接続にUSB、またはシリアルポートが主に使われており、カスタマーディスプレイやレシートプリンタは有線LAN/無線LAN接続に対応するものもある。

 いずれにしても複数個のUSBポートは必須で、システム構成や周辺機器の選択の幅を広げるためシリアルポートや有線/無線LAN機能も必要な例は多い。省スペースで静音性、省電力性に優れ、計8基のUSBポートと有線LANを装備し、さらにシリアルポートあるいは有線LANポートの増設にも対応できるST170Eは、PC-POS構築用マシンとしてもピッタリとフィットする。

 なお、最近の省スペースPCといえば接続端子を多く省いて小型化する手法であることが多く、シリアルポートに至っては通常のデスクトップPCでも省かれるインタフェースだ。ただ「業務シーン」には需要がある。エプソンダイレクトは「そんな企業」のニーズに応え、特定業務に導入できる仕様にあえて仕立てているというわけだ。これだけの条件を備えた製品は、昨今探してもなかなか見つからないと思われ、このあたりは企業向けPCで長い実績をもつエプソンダイレクトならではのソツのなさが伺える。

 また、POSのデータの管理/検索/分析といった用途まで視野に入れると、ある程度のPCパフォーマンスも要求されることになる。特にストレージのレスポンスは大きく作業効率に関わってくる部分であり、データの規模、また連携して行う業務によっては、高いCPUの処理性能や比較的大容量のメモリを必要とする場合もある。このあたりは導入企業の需要に応じて変わってくる部分であるが、前述したとおり、コスト優先の構成からクアッドコアCPUとSSDを搭載したハイパフォーマンスなシステムまで、BTOで幅広いニーズに対応できるのも特に心強い。

ノートPCや液晶一体型PCとの違いを考える

photo 会議/イベント時に用いるマシンとしても適する。小型で静かなのはもちろん、標準で3つの同時ディスプレイ出力が可能なため、1つはプロジェクター、もう1つは手元の資料表示用液晶ディスプレイへといった使い方も自在に行える

 さて、省スペース/超小型と何度か述べているが、ノートPCや液晶一体型PCのほうが省スペースではないのかと考える方はいるかもしれない。これについては少し考察しよう。

 ノートPCや液晶一体型PCは、ディスプレイとPC本体が一体化しているので、省スペース性や可搬性などに優れるものの、そのライフサイクルも必然的に同じとなる。万一何か故障した際も、ディスプレイ部分とPC本体部分、どちらかを修理している間にどちらかだけ使い続けるということができない。この部分は迅速な対応が求められるビジネスの現場でかなりの足かせになる。それ以前に、液晶一体型の場合は、業務で必要とするディスプレイのスペックとPC本体のスペック、ちょうどよい組み合わせであるかどうかも課題だ。

 例えば、オフィスで使用する一般事務業務において、WebやOfficeが普通に扱えればよい程度のPCニーズであれば一体化されているノートPCスタイルや液晶一体型スタイルのほうが導入しやすく便利。持ち運ぶ機会があるならノートPCを、大画面と独立したキーボードを望むなら液晶一体型という選択になるだろう。エプソンダイレクトは「Endeavor NJ3900E」や「Endeavor PT110E」など、ビジネスノートPC、液晶一体型PCのラインアップも充実しているので合わせて検討するとよいだろう。

 対して、ディスプレイとPC本体の重要度に差がある場合。つまり前述したサイネージではディスプレイが完全な主役でPCは裏方になる特定業務には、それぞれ好きな構成が選べ、機器の更新やメンテナンスも独立して行なえるST170Eのような仕様の製品がマッチする。もちろんST170Eも「VESA対応一体型キット」にて液晶一体型と同じスタイルでも運用できるので、ウルトラコンパクトボディをさまざまな特定業務シーンに応用できる分、より万能と言えるかもしれない。

特定業務との相性ピッタリのウルトラコンパクトPC

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 Endeavor ST170Eは、省スペース性、静音性、省電力性を備えるだけでなく、長期のサポート体制といった特定業務で要求される要素も幅広く兼ね備えている。液晶ディスプレイと一体型で運用できる省スペース性と利便性を備えつつも、独立したスタイルであり、3種類のディスプレイ出力インタフェースも標準で備えるため、多用なディスプレイとの組み合わせに柔軟に対応できるのも特定業務のニーズに合っている。

 具体的に見てきたように、デジタルサイネージ、PC-POS、受付、自動券売機といった特定業務において、その制御マシンの導入を検討しているビジネス層、あるいはその特定で運用している現マシンが「そろそろ寿命」であれば、ST170Eは特に有力な、そしておそらくは数少ない「買い換え対象に適するマシン」になるはずだ。

 ST170E(45mmスリムモデル)の基本構成価格は6万1000円(税抜)から。デジタルサイネージや受付業務、自動券売機などであれば、この基本構成モデルの仕様で十分だが、BTOでカスタマイズするならばデータストレージにSSDを選択するのもお勧めだ。HDDより衝撃や振動への耐性が高く、省電力性でもメリットがあるためだ。そのほか、もう少しCPU性能を高くしたい、あるいは予算範囲内であればメモリを増やしたいなど、それぞれニーズがあると思うが、こちらも幅広いBTOメニューで対応可能だ。エプソンダイレクトのサイトではリアルタイムで見積もりができるオーダーシステムを完備しているため、1つ1つ構成を変えて価格を確認できる。まずは気軽に価格シミュレーションをしてみてほしい。

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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年2月12日

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