これぞ30年の蓄積が生んだ新世代スタンダード――東芝「dynabook T75/R」実力診断Windows 10対策もバッチリ!(1/3 ページ)

ノートPCを作り続けて30年。東芝がこれまで培ってきた技術やノウハウを結集した2015年夏モデルが登場した。その主力となるスタンダードノートPC「dynabook T75/R」は、使ってみて初めて分かる上質さを備えている。

» 2015年06月12日 10時00分 公開
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30周年を迎えた東芝PC事業が生み出した新スタンダードノートPCとは?

 「パーソナルコンピュータの父」ともうたわれるアラン・ケイは1968年、個人の活動を支援する「パーソナルなコンピュータ」を発想し、そのあるべき姿として「Dynabook」を提唱した。まだ、コンピュータというものが巨大で高価で、限られた人々が共有して利用することが当然だった時代のことだ。

 東芝のPCブランド「dynabook」は、彼の思想「The Dynabook vision(ダイナブックビジョン)」に共感し、その継承を目指して命名された。それから長きにわたり、性能、薄型軽量化、バッテリー駆動時間、キーボードや端子類などの装備、突き詰めればそれぞれが相反する要素のバランスをいかにとるか、ユーザーの要望にどのように応えていくか、技術的なチャレンジを続けている。

 そして2015年、ノートPC事業30周年を迎えた東芝の夏モデルは、長年の技術向上、そしてノウハウの蓄積により、当時のダイナブックビジョンを具現化したと言っても過言ではない進化を遂げた。その2015年夏のdynabookシリーズから、薄型・軽量・スタイリッシュデザインを実現し、先進的な機能もサポートした主力の15.6型ノートPC「dynabook T75/R」の実力をチェックする。

東芝主力の15.6型ノートPC「dynabook T75/R」

洗練されたスリムボディとそれを引き立たせるカラーリング

 まず注目したいのが、薄型軽量のボディだ。15.6型ワイドの大画面、Blu-ray Discドライブも搭載したフルスペックのスタンダードノートPCながら、厚さ約23.5ミリ、重量約2.3キロとスリムで軽い。先端がシャープなラインで構成されているため、よりスリムさが際立つ。

 このスリムなフォームファクターは、従来の大画面スタンダードノートPCのイメージを覆す。というのも、薄型軽量化には堅牢性や放熱性能確保のためにコストがかかるため、大画面ノートPCでは、その辺りが犠牲になってしまいがちで、大きく厚みのあるスタイルが主流になっているためだ。

 しかし、室内で使うことが前提の大画面スタンダードノートPCでも、薄型軽量であれば、利用場所の選択肢が広がるほか、ちょっとした室内での移動はもちろん、使わないときに引き出しなどへ収納するなど、そのメリットが生きる場面は意外に多い。何より、見た目がよいというメリットもある。

 さらにdynabook T75/Rは、これほどの薄型軽量ボディを実現しているにもかかわらず、Blu-ray Discドライブに加えて、4基のUSB 3.0など後述する豊富な端子類も漏れなく搭載し、大画面モデルの割に長時間のバッテリー駆動までこなせる点に注目したい。機能面でも妥協せずに薄型軽量ボディを実現できているのだ。

 技術的に困難な二律背反を30年にわたる蓄積やノウハウでクリアしてきた東芝ならではの魅力が凝縮された「中身の濃い薄型軽量ボディ」と言える。

Blu-ray Discドライブも内蔵する大画面のスタンダードノートながら薄型軽量を実現している。ボディサイズは約380.0(幅)×259.9(奥行き)×23.5(高さ)ミリ、重量は約2.3キロだ

 そのスリムボディの存在感をさらに引き立てているのが、明るいホワイトと光沢サテンゴールドを組みあわせたカラーリングだ。特に艶やかな光沢で仕上げられたサテンゴールドの存在感は抜群で、華やかで優美な雰囲気を醸し出している。光沢面の内側に極細のストライプ柄をインプリントするなど細かい部分にまでデザインが行き届いており、シンプルながら飽きがこない。キーボードベゼルとパームレストの段差をなくしたフラットなフォルムも洗練された印象だ。

 ちなみにボディカラーは、評価機のサテンゴールドのほか、リュクスホワイト、プレシャスブラック、モデナレッドと合計4色が用意されており、好みに応じて選ぶことができるのがうれしい。特にサテンゴールドは、あまり他社製品では見ないカラーで、独特の華やかさ、エレガントさがあり、男性はもちろん、女性が持っても違和感がない。このようなカラーが用意されているのもアドバンテージと言える。

天面はサテンゴールドと呼ばれる淡いゴールドを採用する。表面は光沢仕上げだが、ベトつかず指紋もつきにくいコーティングがされている。ホワイトとのコンビが上品なイメージだ
リュクスホワイト(写真=左)、プレシャスブラック(写真=右)のカラー。このほかにモデナレッドを選べる

こだわりのキーボードによる上質な操作感

 東芝が徹底してこだわったと主張するのが、新設計の「キーボード」だ。独自の調査をもとにキーボード下の構造、素材、ベース基板など、あらゆる部分を徹底して調整して、長年の研究から導き出した打ちやすさの方程式に当てはめ、薄型のボディでも最高のタッチ感を備えたキーボードを実現できたという。

 実際、タッチ感は実に良好だ。軽い力で押し込むことができ、そして押し込んだ後の戻りの反発が小さく、ブレが少ないスイッチの感触が素晴らしい。主要キーのピッチを約19ミリと広く確保しているほか、表計算ソフトなどで便利なテンキーを装備したうえで、利用頻度の高いEnterキーやBackSpaceキーは大きくデザインするなど、ゆったりと打ちやすさを考慮した配置も好印象だ。

 キーストロークは約1.5ミリと、最近のアイソレーション型(キートップ分離型)キーボードでは十分な深さを確保しており、軽い力でも押し込んだ感覚はしっかり伝わってくる。キーボード直下の剛性感もあり、あえて強めにタイプしてもたわんだりしない。

 キーボードの打ち心地はカタログスペックに現れない部分なだけに、こうした大画面のスタンダードノートPCではコスト優先で作りが雑になっている製品もよく見かける。そうした中にあって、これだけキーボードのタッチ感がよいスタンダードノートPCは貴重な存在だ。

 スマートフォンやタブレットなどタッチ操作のモバイルデバイスが普及した今だからこそ、それらにない要素である「しっかりしたキーボード(を搭載したノートPC)」に対するニーズは逆に高まっているとも聞く。そうした文字入力重視のユーザーにも強く訴求できる上質なキーボードと言える。

キーボードは6列のアイソレーション型で、主要キーのピッチ約19ミリを確保するほか、Enterキーなどを大きめにとったゆったりとした配置が好印象だ
スイッチは低反発で絶妙のタッチ感を誇る。テンキーを標準で装備しているので、数値入力を多用するユーザーにも便利だろう

 キーボードのホームポジション直下には、大きめのクリックパッド(左右ボタン一体型タッチパッド)を内蔵しており、こちらも広々として扱いやすい。機能的にもElanのタッチパッドドライバを導入することで、チャームの表示などWindows 8.1の操作に対応したエッジスワイプ機能のほか、2本指での上下/左右スクロールやズーム/パン機能など、さまざまなジェスチャーを利用できる。

 誤ってタッチパッドに触れてしまうことによる誤動作を防止するパームリジェクション機能もあるので、キーボード入力に集中しているときでも邪魔にならないだろう。

 さらに、机上での操作がより快適になる光学式のワイヤレスマウスを付属しているのも見逃せない。マウスの受信部は本体に内蔵されているため、USBポートを占有することなく、電源を入れるだけですぐに使えて便利だ。光沢ホワイトのカラーもサテンゴールドの本体カラーと相性がよい。

広々としたクリックパッドはElanのドライバにより、最大4本指を使ったマルチタッチジェスチャーの設定にも対応する(画像=左)。膝の上など不安定な場所ではなく、机上で利用するなら、付属のワイヤレスマウスが役立つ(写真=右)

 
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2015年7月11日