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» 2015年09月30日 20時00分 公開

集結! 栄誉ある人柱たち:マスターたちが考えた「さいきょうのZ170A GAMING M5しすてむ」はこれだ! (3/4)

[PR/ITmedia]

Skylakeの統合グラフィックスコアに苦戦する

2番目のマスタープランもゲーミング目的ではなく、4K動画ファイルの膨大なデータ転送量をZ170A GAMING M5で導入した最新のインタフェースとSSD2基によるRAID 0で解決しようというS氏のアイデアだ。S氏、ストレージパフォーマンスは想定通りながらも、グラフィックスコアで“伏兵”に苦労することになる。


 Skylakeプラットフォームに期待したのは、デジタルカメラで撮影した4K画像のH.265ビデオの編集時間をどうにか短縮できないかということ。現行のHaswellプラットフォームでは、PCでのエンコードや編集時間がかなり時間がかかるため1080pでの撮影を余儀なくされているが、4K動画で保存できる環境が構築できればと、常々考えていました。

 モニターとして使うことになったMSIのZ170 GAMING M5のためにCore i5-6600K(3.5GHz/最大3.9GHz、4コア4スレッド、3次キャッシュメモリ 6Mバイト)を用意し、さらにデータ入出力インタフェースがボトルネックにならないよう、データストレージにSSDでRAIDを組むべく、OCZストレージ・ソリューションの最新SSD「Trion 100」の480Gバイトを2台組み合わせることで、4Kビデオ編集環境でもコマ落ちしないストレージ環境を目指すことにしました。

 「Z170A GAMING M5」のパッケージ、黒と赤を基調とした、なんとも印象的なデザイン。その箱の中から登場したマザーボードも、赤と黒をベースにしたシンプルながらカッコイイ配色です。Core i5-6600KをCPUソケットに差し、LGA2011プラットフォーム向けのCrucialのDDR4-2133 8Gバイトモジュールを2枚差し、システムを組み上げました。

エムエスアイコンピュータージャパンから届いたモニター用のZ170A GAMING M5のパッケージ

マザーボードのデザインもブラックとアクセントのレッドでそろっている

 自分で使うのは初めてのDDR4対応とあって、ちゃんと起動するかどうか不安だったものの、MSIの開発による独立したメモリ回路を採用した「DDR4 Boost」の効果もあったのか、問題なくシステムが起動したので、現在利用しているSandy Brigeプラットフォームと同じ、Windows 8環境の導入を試みることにしました。

 まずは、ハードウェアのセットアップから。システムドライブには、別のマシンで利用していたOCZストレージソリューションの「Vector 180」を流用するとしても、データドライブをTrion 100×2基のRAID構成にするため、BIOSのPeripheral設定でSATAをAHCIからRAIDモードに変更、再起動後に480Gバイト 2基をRAID 0構成にして、Windowsをシングルドライブ構成のVector 180 240Gバイトにインストールしました。

システムドライブとして使ったOCZのVector 180とデータストレージとしてRAID 0を構築した、こちらもOCZのTrion 100

 その気になるデータドライブ側のパフォーマンスは、1Gバイト/秒にはわずかに届かなかったものの、シーケンシャルリードで951Mバイト/秒、シーケンシャルライトでは966Mバイト/秒と、これなら巨大な4K動画データも快適に扱えそうです。

RAID 0を構築したストレージでCrystalDiskMark 5.0.2を走らせる。Seq Q32T1では読み書きともに900Mバイト/秒を超えた

 ところが、ここで問題が発生しました。えっ? Skylake世代ではグラフィックスドライバがWindows 8を非サポート? Windows 8.1が最低条件と説明するエラーメッセージがでました。さらに悪いことに、MSI Z170A GAMING M5に搭載しているKiller LANも同様に、Windows 8には非対応なのです。これでは、オンラインでWindows 8.1にアップグレードできません。

 そこで、既存マシンには、改めてWindows 10のライセンスとISOデータを用意して、再インストールします(※このため、ビデオエンコードのテストをWindows 10上で行なうことになってしまったのは大誤算でした)。

 最新CPUということで、統合したグラフィックスコアの機能をさらに強化したSkylakeでエンコード性能を試すべく、Intel Quick Sync Videoに対応したフリーの動画トランスコードソフト「HandBrake」で、H.265とH.264のエンコード性能を比較してみました。動画には、約10分間のTSファイルを利用し、HandBrakeのデフォルト設定でエンコード速度を計測しています。

エンコード性能を試すべく、Intel Quick Sync Videoに対応したフリーの動画トランスコードソフト「HandBrake」で、H.265とH.264のエンコード性能を比較

測定した結果。うむむ、H.264のトランスコードで逆転現象が……

 その結果は、下のグラフの通りです。いまのところ、HandBrakeの現行バージョンでは、Skylakeで追加したH.265エンコーダに対応はしていないものの、パフォーマンスが大幅にアップしています。その一方で、H.264のエンコード速度がSandy Bridgeよりも遅いという結果に。これは何度繰り返しても結果は同じです。

 ただ、少し気になったこともあったので、IntelのWebを調べると、Sandy Bridge世代のCore i5-2500Kでは、CPUベースクロック3.3GHz、最大Turboクロック3.7GHz、グラフィックスベースクロック850MHz、最大グラフィックスクロック1.1GHzに対して、Core i5-6600Kでは、CPUベースクロック3.5GHz、最大Turboクロック3.9GHz、グラフィックスベースクロック350MHz、最大グラフィックスクロック1.15GHzと、グラフィックスコアのベースクロックが大きく下がっています。これでは、エンコード性能に大差がつくのも当然です。

 幸い、PCケースやCPUクーラーユニット、電源ユニットなどはこれから購入を検討しているため、より高性能なCPUクーラーユニットを組み合わせるなどして、この部分の問題解決が図れれば考えています。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2015年10月25日