CPU以外の基本スペックは、BTOシステムで柔軟な構成が可能だ。メモリは8枚、最大128GBまで搭載可能で、PC4-19200のほか、より高速なPC4-21300メモリも選べる。
データストレージは、M.2 SSDと2.5インチSSDを合計3台まで組み合わせられる。いずれもただ容量が選べるだけでなく、ブランド/型番まで指定できる。評価機では512GBのM.2 SSD(Intel 600p)を搭載していた。光学ドライブも搭載でき、DVDスーパーマルチドライブはLG製とASUSTeK製が、Blu-ray DiscドライブはLG製とパイオニア製を選択可能だ。
標準のグラフィックスカードは、NVIDIAの定番ミドルレンジGPUであるGeForce GTX 1060(3Gバイト)を搭載したASUSTeKの「STRIX-GTX1060-DC2O6C」が指定されている。GPU高温時以外はファンが停止する準ファンレス設計で静音性にも優れた製品だ。
BTOではハイエンドからローエンドまで非常に多くの選択肢が用意され、MSIのGAMING、ASUSTeKのSTRIXといったように、こちらもブランドを指定できる。また、AMDのFire ProシリーズやNVIDIAのQuadroシリーズなど、クリエイティブやエンジニアリングのプロユースのGPUを搭載したカードもある。
このほか、BTOメニューでは、サウンドカードやTVチューナーカードを追加することができるほか、無線LANアダプタやキーボード、マウス、ゲームコントローラーなどの外付けの周辺機器やソフトウェアも同時購入できる。
性能だけでなく、静音性、長期耐久性にまで徹底的にこだわったパーツ構成もPremium-Lineの大きな特徴だ。長年オリジナルPC、PCパーツの開発および販売を手がけてきたサイコムならではのシビアな選定眼により、厳選されたパーツのみで構成されており、故障発生のリスクも最小限に抑えている。
こうしたこだわりは、システムを支える根幹パーツのチョイスに強く感じることができる。例えば、CPUクーラーにFractal Designのメンテナンスフリーの水冷ユニット「FD-WCU-CELSIUS-S24-BK」を採用している。水冷を採用することで発熱の高いCPUを強力に放熱しつつ、動作音を低く抑える意図が感じられる。
放熱性能、静音性については、PCケースによっても効率が大きく左右されるが、外観が印象的なPCケースのDefine R5についても、外観やメンテナンス性に加えて、冷却性能、静音性の高さに定評があり、これが採用に到った一番の理由であろう。
長期耐久性という部分では電源ユニットやマザーボードの品質も重要だ。標準の電源ユニットであるFractal DesignのEdison M 750Wは、高品質電源で評価の高いSeasonic製のOEMだ。また、標準マザーボードには、マザーボードの不動のトップブランドであるASUSTeKのX299-Aを採用。こちらも高品質、高耐久設計では定評があるところで、安心感は非常に高い。
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提供:株式会社サイコム
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月20日