高機能&省スペースなのに低コスト!? オフィス向けディスプレイの常識を覆す「243S7EJMB/11」(2/2 ページ)

» 2017年09月15日 10時00分 公開
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限られたスペースでも設置できるスリムベゼルと省スペース設計

 オフィスにディスプレイを設置する際、用途に合わせた画面サイズや解像度を検討するよりも前に、デスクのスペースそのものが制約になる場合が多い。例えば、業務で表計算ソフトを多用するため、フォントが見やすい24型クラスを導入したくても、限られた設置スペースでは21.5型ディスプレイを置くので精一杯、ということもある。

 この省スペース性という点で、S7シリーズはV7シリーズで度肝を抜いた極狭ベゼルを継承している。上と左右のベゼル幅はわずか2mm。OSDコントロールを配置した下端でも20mmほどの幅しかない。

左右上のベゼル幅わずか2mm、非表示領域を含めても7mm以下という超狭額縁ディスプレイだ

 このため、設置性は非常に高く、見た目もスタイリッシュだ。実サイズは約540(幅)×483(高さ)×202(奥行き)mm。このサイズならば手狭なオフィスデスクにもすっきりと収まるだろう。ディスプレイの手前にノートPCを置き、表示領域の広い243S7EJMB/11を外部ディスプレイとして使う、といった運用も現実的だ。また、マルチディスプレイで用いても接合部(非表示域込みで約7mm)が目立たないのも魅力といえる。

左右のスペースが狭いデスクでもスリムベゼルのS7シリーズならノートPCとの併用が可能。普段はモバイルノートを使用し、オフィスワークでは画面の広い外部ディスプレイを接続する、といった用途にぴったりだ

 デザイン面でV7シリーズと異なる点はスタンドの可動部が多いこと。V7シリーズはチルトのみの動作だったが、S7シリーズはチルト、スイーベル、昇降、ピボット(画面の縦回転)の動作が行える。可動範囲も広く、チルトが-5〜20度、スイーベルは-175〜175度、昇降は130mm、ピボットは90度の範囲で調整できる。

Webページのチェックやプログラミングなどでは、画面を縦位置に回転するピボットが有用だ

 体に負担のかからないパネルの位置は環境によってそれぞれだろうが、これだけの可動範囲があれば、大抵の環境に対応できるはずだ。特に画面を縦位置にするピボットは、Webデザインの確認や長いプログラムのチェックに便利なほか、店舗の看板や日替わりメニューなどをディスプレイで代替する簡易デジタルサイネージにもなる。オフィス用途を超えた幅広い活用が期待できそうだ。

柔軟なスタンドがVシリーズとの大きな違い。上下130mmの幅で調整できる昇降機構は負担のない姿勢でディスプレイを使いたい人にうってつけだ

 人間工学に基づいたデザインにより、画面と視線の位置を柔軟に調整でき、使用者の負担を軽減するスタンド機構は、毎日仕事で長時間使うディスプレイだからこそ効果も大きい。このフィリップスらしいエルゴノミクスデザインも、オフィス向けディスプレイとしてS7シリーズを推したい理由の1つだ。

画面から視点まで40cm以上の距離を確保し、視線をやや下に向けた自然な姿勢で利用すれば長時間の作業でもストレスを感じにくい

豊富な映像入力に対応

 V7シリーズと異なる点をもう1つ。背面の信号端子の豊富さだ。映像信号入力としてHDMI 1.4とDisplay Port 1.2、アナログRGB(D-Sub15ピン)を各1系統、USBポートがアップ×1、ダウン×4、他にオーディオ入力とヘッドフォンのジャックを各1つ装備している。さらにUSBポートはV7シリーズには非搭載なので、多数の周辺機器を抱えている人にはありがたい。

豊富な映像入力に対応しているのも特徴の1つ。さらにスピーカーも内蔵するなど幅広い用途で利用できる

 もう少し細かな点にも目を向けておくと、低価格帯のディスプレイは信号ケーブルが別売であることが多いが、S7シリーズにはD-Sub、HDMI、Display Portそれぞれのケーブルを標準で付属している。大量導入時のイニシャルコストを考えれば、各種ケーブルの付属は無視できないポイントだ。

法人にうれしい低ランニングコスト&長期5年間保証

 なお、V7シリーズ最大の特徴であった低消費電力もしっかりと受け継いでいる。消費電力は通常動作時で14.6W。同じ23.8型のVシリーズ「243V7Q」は13.82Wなので、さすがにVシリーズと比べると多少増加はしているものの、Sシリーズの旧モデル「241S6QHAB」の18.68Wと比較すれば、約22%ほど消費電力を低減している。現存する同型ディスプレイよりも格段に消費電力が抑えられていると言ってよい。

 おまけに保証期間は5年間。パッケージの単価やランニングコストの低さばかりでなく、このように細かい部分でもS7(V7もだが)シリーズはコストを抑える様々な配慮がなされているのだ。


 以上、S7シリーズのハイライトを紹介してきた。機種を選定する際の対抗馬となるのは、やはりV7シリーズだろう。多くの要素が共通なため、なかなかに取捨選択が難しい。USBポートやソフトブルー技術、可動範囲の広いスタンドを求めるならばS7シリーズ、27型以上が必要、もしくは少しでもイニシャルコストを抑えたい場合にはV7シリーズとなるだろうか。また、V7シリーズはカラーバリエーションとしてホワイトモデルを用意しているため、クリニックなどの医療系カウンター業務にマッチしやすいという利点もある。

 いずれにせよ、没個性のまま沈滞していたオフィスディスプレイ界隈に活気が生まれ、選択の幅が広くなったのは喜ばしい限りだ。

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