至高の静音PC「Silent-Master Pro」がCoffee Lakeでさらに進化(3/3 ページ)

» 2017年11月16日 10時00分 公開
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CPUを酷使するクリエイティブ用途も十分、ゲーム性能もエントリーゲーミング級

 それではSilent-Master Pro Z370のパフォーマンスをベンチマークで明らかにしていきたい。使用したベンチマークソフトは、PCMark 10、3DMark、CINEBENCH R15、HWBOT x265 Benchmark、ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク、Assassin's Creed Origins、CrystalDiskMarkだ。

 PCMark 10では、総合スコアが4876、Essentialsが8834、Digital Content Creationが6490、Productivityが8103、Gamingが3290だった。Essentialsは十分に高いスコアで、Productivityも同様だ。Digital Content Creationも良好なスコア。Gaming性能もカジュアルゲーミング用途なら十分にこなせるポテンシャルを持つ。

PCMark 10の結果

 CINEBENCH R15では、CPUスコアが1443cb、CPU(Single Core)が207cbだった。CPUスコアは、Intelのメインストリームプラットフォームでは最も高いレベルであることは間違いない。そしてシングルコアでも200cbを超え、旧世代CPUよりも高い。つまり、CPUに関してはマルチスレッド/シングルスレッドどちらも高性能と言える。

CINEBENCH R15の結果

 CPUが6コア/12スレッドもあると、ホームビデオの編集などに活用したい方も多いだろう。統合GPUで利用できるハードウェアエンコード機能「Quick Sync Video」もあるが、より高画質で残したい方がソフトウェアエンコードを行うことを想定し、HWBOT x265 Benchmarkを試してみた。

 まず、1080pのトランスコードテストでは、47.93fpsを記録した。これと同じ設定であれば、一般的な24〜30fpsで撮影した映像をリアルタイムの1.5〜2倍近い速さで変換できるパフォーマンスだ。4Kとなると11.76fpsでさすがにリアルタイムとはいかないものの、実時間の1/2〜1/3程度の時間で変換できるという数値が出た。実際には、画質設定によってこれよりも短かったり長かったりすると思われるが、現実的にソフトウェアエンコードを検討できる性能である。

HWBOT x265 Benchmark。左がフルHD、右が4K

 グラフィックス性能を測る3DMarkでは、まずFire Strikeが7276、それよりも負荷の高いDirectX 12を用いたTime Spyが2759、Fire Strikeと同じDirectX 11でもより軽い負荷のSky Diverでは24376ポイントだった。

 まず、Fire Strikeのスコアで見ると、DirectX 11のフルHDゲームは中〜高画質設定で十分に楽しめそうだ。最新ゲームの最高画質となると多少荷が重く、Sky Diverのスコアを見る限り、メインは軽量DirectX 11タイトルあたりを最高画質で楽しむ用途になるだろう。

 一方、Time Spyのスコアを見ると、DirectX 12で高負荷なタイトルはやや荷が重いようだ。エントリーゲーミングPCとしては十分だが、さらにゲーム性能を高めたい方は、BTOオプションからグラフィックスカードを変更したい。

3DMark。左からSky Diver、Fire Strike、Time Spy

 中量級と言えるMMORPGのファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマークでは、フルHDの最高品質画質であれば8122ポイントで評価は「非常に快適」、フレームレートも54.742fpsと十分なパフォーマンスを証明した。

ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク。最高品質、1920×1080ドット

 さて、画質を若干引き下げることで最新ゲームも楽しめそうだ。例えば、Assassin's Creed Originsでは、Middium画質が平均52fpsで判定は「Stable」。映像を見る限りはスムーズだが、多少重いシーンでカクつきを感じるあたりだ。Low画質に落とせば平均63fpsの「Very High」判定となる。なお、Low画質にするとAssassin's Creed Originsの古代エジプト世界がややのっぺりした質感になる。具体的には、神殿やピラミッドのディテールが省かれ、1枚板のような質感になる。この点、映像重視のタイトルを高画質そのままに楽しみたい方は、BTOで選べる最上位のGeForce GTX 1070/1080搭載カードを選択してみてほしい。

Assassin's Creed Origins。1920×1080ドットで左がMiddium画質、右がLow画質

 CrystalDiskMarkによるストレージの転送速度は、シーケンシャルリードが531.5MB/s、同ライトが506.1MB/sと、Serial ATA 3.0接続のSSDとしてはかなり速い部類となる。BTOオプションにはM.2 NVMe SSDも用意されているので、GB/s級のパフォーマンスを求める方はこちらを検討したい。

CrystalDiskMark

パーツ選択で悩む必要なく「標準構成で間違いなく速くて静か」が魅力

 ここまでSilent-Master Pro Z370を検証してきたが、静音性についてはBTOパソコンの中でもトップクラスと言える。特にケースファンを製品標準のものから交換しているあたり、並々ならぬこだわりが感じられる。そのほかのパーツ選択も、静音性とコストバランスがよく、こうした選択は長年BTOパソコンでノウハウを培ってきたサイコムならでは。スタンダードなパソコンよりやや高価であるところは、こうしたこだわりを見ていけば納得できるものだ。

 その上でパフォーマンスについても、メインストリームというよりハイエンドに一歩踏み込んでいる。特に最新6コア/12スレッドCPUによる高いパフォーマンスは、クリエイティブな用途に適している。さらにBTOオプションでカスタムすれば、激安ゲーミングPCとは一線を画した静音性が得られるだろう。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年11月26日

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