CPUには、Intelの第7世代Coreの高性能モデルであるCore i7-7500Uを採用している。高負荷処理に強いパフォーマンス志向の第8世代Coreプロセッサーに対し、第7世代Coreは電力効率重視。バッテリーライフを含めた高度なモビリティとオフィスアプリケーションのパフォーマンスを両立するには最良の選択と言える。
ストレージにはランダムアクセス性能に優れるSSDを採用し、OSの基本操作やオフィス系中心としたアプリケーションのレスポンスを追求した構成となっている。
具体的にどのくらいのパフォーマンスがあるのか、ベンチマークテストで見てみよう。CPUの基本パフォーマンスの目安となるCINEBENCH R15のCPUスコアは325。Core i7-7500Uの性能をキッチリ発揮できている。ストレージテストの定番であるCrystalDiskMarkのスコアも、Serial ATA接続のSSDとしては悪くないスコアだ。
PCMark 10は、実際のアプリケーションを使ったより実践的なベンチマークテストだ。「Essential」は、Webブラウズやアプリケーションの起動、ビデオチャットなど基本的な操作のパフォーマンスを測る。「Productivity」は、オフィス系アプリケーションを複数利用した作業を行う。「Digital Content Creation」は、文字通りコンテンツ制作業務を想定した内容だ。
参考として3年ほど前のモバイルPCの結果も掲載する。比較用PCもビジネスPCとして十分現役で通用するだけのスペック(Core i5-5200U、8GBメモリ、240GB
SSD)を持っているが、Elitebook x360 1020 G2のスコアは、全ての面で上をいっており、確実な進歩が見て取れる。特にEssentialでは大きな差がついており、普段使いの快適さは格段に向上している。
パフォーマンスとともに生産性を支える機能性も見逃せない。12.5型の液晶ディスプレイは、700cd/m2の高輝度で、屋外含め、場所にかかわらず、高い視認性を確保できる。IPS方式で視野角も広く、多少斜めから見ても内容をはっきり視認できるため、複数人で画面の表示内容を共有したい場合にも適している。
時間と場所を選ばない柔軟な働き方を想定すると、サウンド機能もポイントになる。Elitebook x360 1020 G2は、Bang & Olufsen製の高音質ステレオスピーカーとノイズキャンセリング対応デュアルアレイマイクを搭載。こちらの話す声はもちろん、通話相手の声も周囲の雑音をカットしたクリアな音声になるため、ヘッドセットなしでスムーズにビデオ会議を行える。
ビデオ会議に便利な機能としては、キーボードにSkype for Businessの起動や画面共有をワンタッチで行なえるハードウェアキーを装備している点も見逃せない。設定不要ですぐ使えるのでとても便利だ。
もちろん、キーボードのタイピング感も良好だ。主要キーピッチは18.7mmと12型クラスのモデルとしては広く確保されており、窮屈な印象がない。キートップには微妙なくぼみがつけられており、指を置きやすく、長時間のタイピングでも疲れにくい良質なキーボードだ。
インタフェースは、Thunderbolt 3(USB 3.1 Type-C兼用)を2ポート装備する先進的な内容。給電仕様であるUSB PDにも対応しており、高速なデータ転送やディスプレイ出力(Thunderbolt 3、またはDisplay Port over USB Type-C)、PCの充電(ACアダプターの接続)、周辺機器(スマートフォンなど)への給電と、多用途をこなせる。これらの機能はどちらのポートでも対応しているので使い勝手が良い。
USB PD対応のディスプレイがあれば、充電とディスプレイ出力(さらにUSBハブ経由の周辺機器接続なども)を1本のケーブルだけでできるというスマートな環境が実現できる。
HDMIも装備するため、直接USB Type-Cでの入力ができないディスプレイやテレビ、プロジェクターにも変換アダプターなしで接続できる。社内と環境が異なる外出先でも困ることは少ないはずだ。
日本HPの「S240uj」は、先進機能を満載した23.8型液晶ディスプレイだ。HDMI、DisplayPortに加えて、USB Type-Cポート(Display Port over USB Type-C対応)を装備。Bang & Olufsen製スピーカー、3基のUSB 3.0ハブ機能、台座部分には「Qi」および「AirFuel」に対応したワイヤレス給電機能も内蔵している。
これとElitebook x360 1020 G2を組み合わせれば、Type-Cケーブル1本でディスプレイとスピーカーの出力、USB 3.0ハブ接続、そしてElitebook x360 1020 G2の充電がまかなえる。さらに台座部分はQi規格のワイヤレス給電が可能で、スマートフォンを置くだけで充電できる。
Type-Cケーブル1本だけで全ての接続が済むためデスク周辺がスッキリと片付くのがうれしい。これまでのように、充電するためにACアダプターをバッグから取り出して接続し、ディスプレイケーブルもつないで、USBハブとスマートフォンにはUSB変換ケーブルで……といったような面倒さと決別できる。出先から帰社(あるいは帰宅)したらサッとノートPCを接続し、PCを持ち出すときもケーブル1本外すだけと実にスマート。ACアダプターを常時バッグに入れておけば持ち運び忘れることもない。まさに新しい時代のワークスタイルを実現する組み合わせと言える。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年2月11日