OCでの安定利用に欠かせないのが、強力な冷却だ。当然、こちらも細かく配慮されている。CPUクーラーには、Corsairの水冷クーラー「Hydro Series H100i V2」を標準で搭載。12cm角ファンを2基マウントした240mmラジエーターを搭載する水冷クーラーで、強力に放熱する。
PCケースにはCooler Masterの「CM690 III」を採用。メッシュ仕様のフロントマスク、直径20cmの前面ファンを採用した冷却重視のPCケースだ。オプションでクリアパネルを選択可能で、クリアパネル選択時には、ライトアップの演出が楽しめる内部LED発光システム「LED ILLUMINACION」を追加できる。
システムの電源ユニットには、SilverStone Technologyの80 PLUS GOLD電源「SST-ST75F-GS V2」(750W)を搭載している。80 PLUS GOLDの高変換効率に加え、+12Vシングルレーン仕様(最大62.5A)で、OCの高負荷にも余裕を持って対応できる。
BTOでは出力容量(650〜1200W)だけでなく具体的な製品名で指定が可能で、15種類以上の選択肢にはより高効率な80 PLUS PLATINUM認証を受けたモデルも含まれている。消費電力を最適化したい場合、将来の拡張を見据えて余裕を持たせたい場合など、さまざまなニーズに対応できる。
用途や目的で好みが分かれるメモリ、ストレージ、グラフィックスカードは、BTOシステムで構成を柔軟に選択できる。
グラフィックス機能は、グラフィックスカードなし(CPU内蔵GPU)の他、ミドルレンジのGeForce GTX 1050 Ti搭載カードから、ハイエンドのGeForce GTX 1080 Ti、さらにNVIDIA TITAN X搭載カードまで、幅広いグレードのカードを用意。GPUだけでなく、ブランド、製品名で指定可能だ。
なお、評価機はASUSTeKの「ROG-STRIX-GTX1070TI-A8G-GAMING」を採用していた。3連ファン、2.5スロット高のGPUクーラーを搭載した今が旬のGeForce GTX 1070 Ti搭載カードで、凖ファンレス(GPUが高温になったとき以外はファンの回転を停止)で静音性に優れる。
メモリはPC4-21300 DIMMを採用し、最大64GBまで搭載可能。データストレージは3.5インチHDDとM.2 SSD、2.5インチSSDを合計3台まで組み合わせられる。こちらも容量だけでなく、ブランドや型番まで指定できる。
高速のため高温になりやすいM.2 SSDを効果的に放熱できるオリジナルのヒートシンクも用意されており、評価機ではIntelのM.2 SSD「Intel 600p」を搭載し、オリジナルのM.2ヒートシンクを装備していた。
光学ドライブは、DVDスーパーマルチドライブとBD-REドライブが選べる他、搭載しない構成も選べる。メモリカードリーダーの追加も可能だ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年2月22日