CP+2019でRAW現像、写真編集の魅力をアピールしたマウスコンピューター(1/3 ページ)

よい写真を作るためには、処理性能の高いPCが必要――国産RAW現像ソフトメーカーやプロ写真家に、マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランド「DAIV」の魅力を聞いた。

» 2019年03月15日 10時00分 公開
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 カメラの祭典として知られる「CP+2019」が、2月28〜3月3日の4日間、パシフィコ横浜にて開催された。カメラやレンズ、写真関連機器を扱うメーカー、ブランドが一堂に会する中、クリエイター向けPC「DAIV」を擁するマウスコンピューターも出展。RAW現像用マシンの展示やトークセミナー、ハンズオンセミナーを開催してRAW現像の方法を紹介し、快適に作品づくりを楽しめる「DAIV」の魅力をアピールした。

マウスコンピューターは、展示ブースにセミナースペースを併設。多数のRAW現像、写真編集用マシンを展示するとともにセミナーを開催し、多くの来場者の注目を集めていた
マウスコンピューターのイメージカラーである、黒と黄色のツートーンを基調にコーディネートしたキャンペーンガール。常時多数の来場者に囲まれて写真を撮影されていた

発売予定の3つの新製品を参考展示

 マウスコンピューターの展示ブースでは、同社が展開するクリエイター向けPCブランド「DAIV」を展示。ノートPCの展示では、これから発売を予定している新製品が3モデル参考展示されていた。

ノートPCブースの展示模様

 DAIV-NG77000シリーズ(DAIV-NG7700U1-M2SS)は、デスクトップ向けのCore i9-9900KとAdobe RGB比100%の広色域をサポートした17.3型の大画面液晶ディスプレイ搭載の超ハイエンドモデル。NVIDIA GeForce RTX 2080、64GBメモリ、512GBのNVMe SSDを2基搭載するぜいたくな基本スペックに加えて、外部ストレージと高速に接続できるThunderbolt 3インタフェース、UHS-II対応高速SDXCメモリカードから高速にデータを転送できるカードリーダーを搭載するなど、プロユースにも通用する豪華な装備が特徴だ。

DAIV-NG77000シリーズ(DAIV-NG7700U1-M2SS)は、Adobe RGB比100%の17.3型液晶ディスプレイ、デスクトップ向けのCore i9-9900K、NVIDIA GeForce RTX 2080を搭載した超豪華モデルだ

 DAIV-NG5800シリーズ(DAIV-NG5800U1-M2SH5)は、ノートPC向けの6コアCPU(Core i7-8750H)とGeForce RTX 2060を搭載した15.6型液晶ディスプレイモデル。こちらもThunderbolt 3インタフェースとUHS-II対応高速カードリーダー装備し、データの取り込みや外部ストレージへの保存が快適に行える。重量は約2.4kgなので室内でのちょっとした持ち運びや車移動ならさほど負担にならないだろう。

ノートPC向けの6コアCPUとGeForce RTX 2060を搭載したDAIV-NG5800シリーズ(DAIV-NG5800U1-M2SH5)

 もう1つ、発売予定製品として参考展示されていたのが、DAIV-NG5510シリーズ。こちらは15.6型液晶ディスプレイを搭載しながらナローベゼルの採用でコンパクト化したモデル。厚さ20.3mm、重量も約2kgと持ち運びも視野に入るフォームファクターに、Core i7-8750HやGeForce GTX 1050、最大32GBメモリなどRAW現像がストレスなくできるスペックを備える。

参考展示されていたDAIV-NG5510シリーズ(DAIV-NG5510H1-M2SH5)はナローベゼルを搭載したコンパクトな15.6型液晶ディスプレイモデル。厚さ20.3mm、約2kgと可搬性の高いボディーにCore i7-8750H、GeForce GTX1050(4GB)、最大32GBメモリとRAW現像がストレスなくできるスペックを備える

 また、DAIVシリーズのデスクトップモデルの新ボディー(導入時期未定)も参考展示されていた。新モデルではボディー前面にあったドライブベイを省略。将来的に大型グラフィックスカードも導入可能なスペースを確保するとともに、前面からのエアフロー効率をさらに高めている。ストレージ1台あたりの容量増加やM.2 SSDの普及、外部ストレージインタフェース(Thunderbolt 3など)の高速化などにより、ドライブベイのニーズは減っているという。

参考展示されていたデスクトップPCモデルの新ボディー。大型のグラフィックスカードの搭載スペースを確保するとともに、前面からのエアフロー効率を高めている
こちらは、カラーマッチングの体験コーナー。DAIVとキヤノンのプリンタを使って実際にプリントして効果を確かめられる
写真編集を行うには色を正しく表示できるモニターも重要。デスクトップPCのコーナーでは反射を防ぐ遮光フードを装着したEIZOのモニターを展示していた。

RAW現像ハンズオンセミナーを開催

 セミナースペースでは、プロの写真家やメーカー関係者を講師として迎え、撮影や現像に関するテクニック、RAW現像に最適なPC選びなどをさまざまな切り口で写真を楽しむトークセミナーの他、DAIVを使って実際にRAW現像を体験できる事前申し込みのハンズオンセミナーを開催していた。

 市川ソフトラボラトリーの西巻敏氏による「SILKYPIX Pro9を使ったRAW現像体験」セミナーは、タイトル通り同社のRAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio Pro9」を使って、写真を仕上げる過程を体験する内容だ。

ハンズオンセミナー「SILKYPIX 9を使ったRAW現像体験」は、市川ソフトラボラトリーの「SILKYPIX Developer Studio Pro9」を使って、写真を仕上げる過程を体験する内容
ハンズオンセミナーの講師を務めた西巻敏氏(市川ソフトラボラトリー SILKYPIX事業部営業課)。実際の写真を使って実演しながらSILKYPIX Developer Studio Pro9でのRAW現像の基本作業を解説した

 同氏は、SILKYPIX Developer Studio Pro9の基本的な使い方を解説。実際に現像を進めながら、使いやすいUIや最新のProバージョンで加わった新機能「ハイライトシャドウ」「周辺ぼかしシャープ」「部分補正」などについて、写真を見せながら紹介した。

 ハイライトシャドウでは花を明るく、葉を暗くする例を紹介。調整した後のプレビューの表示速度がPCによって異なるが、RAW現像向けに構成されたDAIVならばすぐに表示され次の作業に移れるため、ストレスなく作業できると強調した。

 また、フォルダを開いたときのサムネイル表示、調整内容を他の写真にコピー&ペーストした際にそれが反映されるときの速度、調整した写真をJPEGファイルへ出力する際の時間もPCによって大きく異なる部分で、DAIVならばこういった処理も速くて快適だと推奨した。

「ハイライトシャドウ」機能で花びらを明るく、葉っぱを暗く調整する例を紹介。調整後のプレビューはPCの性能に左右されるが、「DAIVなら反応が早いからすぐ次の操作に映ることができる」とDAIVの速度を称賛

 今回のハンズオンセミナーで使われていたPCは、15.6型の液晶ディスプレイ(sRGB比95%)を搭載した「DAIV-NG5720」シリーズ。CPUがCore i7-7700HQ、メモリ32GB、グラフィックスがGeForce GTX 1060(3GB)、データストレージが256GB SSD(M.2 SATA)と1TB HDDのデュアル構成で6メディア対応マルチカードリーダーを搭載する内容だ。

 現在、このモデルは販売終了となっているが、CPUが6コアのCore i7-8750Hに、グラフィックス機能がNVIDIA GeForce RTX 2060になるなど、全面的にパワーアップした新モデルのDAIV-NG5800シリーズが販売される予定だ。

 なお、同社の秋葉原ダイレクトショップでは、3月31日までCP+2019に連動した展示を実施中だ。店頭でお手持ちのRAWデータを持ちこみ現像を体験できる上、期間限定でRAW現像ソフト「SILKYPIX」の割引クーポンを配布している。

スカイツリーを含めた夜景を「周辺ぼかしシャープ」を使ってスカイツリーにピントがあわせたままその周辺をぼかす例を実演。「一般的なガウスぼかしではなく、レンズでぼかしたような、大変きれいなボケができるのが特徴」と強調した。きれいな玉ぼけが印象的だ
ハンズオンセミナーでは、事前予約した方が解説を聞きながらDAIVを操作してSILKYPIX Developer Studio Pro9でのRAW現像を実際に体験することができた
ハンズオンセミナーで使われたのは「DAIV-NG5720」シリーズ。CPUが、Core i7-7700HQ、メモリ32GB、グラフィックスがGeForce GTX 1060(3GB)、データストレージがM.2 SATA 256GB SSDと1TB HDDのデュアル構成というスペックだ。現在、このモデルは販売終了となっているが、全面的にパワーアップした新モデルのDAIV-NG5800シリーズが販売される予定という
周囲にスタッフが待機し、操作方法や手順などを丁寧にサポートしていた
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年3月22日