先進のワークスタイルのキモといえるのが、USB Type-Cによるエコシステムだ。HP EliteDisplay S270nの接続端子は背面にまとまっており、DisplayPort、HDMI 2.0、HDMI 1.4といった主要端子に加え、USB Type-Cも装備している。
このUSB Type-Cポートは、ディスプレイ入力端子(DisplayPort Alt Mode)であると同時に、60WのUSB PD(Power Delivery)にも対応しており、Type-Cケーブル1本で画面出力とモバイルPCの充電が行える。
これはモバイルPCの運用を格段に楽にする。というのも、本来は画面表示と充電という2本のケーブルを必要とするところが、1本になることでデスク周りがスッキリとなるだけでなく、帰社時にモバイルPCのACアダプターをバッグから取り出して接続する手間、外に持ち出す際にACアダプターを外してバッグへ入れる作業も省ける。
同時に、ACアダプターはバッグに入れっぱなしでよいので、ACアダプターを持ち忘れてしまうというミスも防いでくれる。
USB Type-Cケーブルを活用した先進運用の幅をさらに広げるのが「HP Thunderbolt3ドック 120W G2」だ。
Thunderbolt 3は、USBの次世代規格「USB4」で採用されることも決定しているUSB(Type-C)の上位互換規格だ。通常のUSB 3.1対応Type-Cポートとして使えることに加え、Thunderbolt 3対応周辺機器と組み合わせることで最大40Gbpsの高速通信が利用可能になる。
HP Thunderbolt3ドック 120W G2は、この高速通信を利用した多機能ドックだ。このドックを利用すれば、通信が安定している有線LANに接続しつつ、2台の液晶ディスプレイへの画面出力、キーボードやマウス、外付けHDDといったUSB周辺機器との接続、およびスマートフォンへの給電などをドック本体で行いながらも、モバイルPCとはType-Cケーブルを1本(Thunderbolt 3対応)接続するだけで済む手軽さがウリだ。
つまり、オフィスで強力な生産性を発揮する高機能デスクトップPC並の充実環境と外で身軽に使えるモバイルPC、この2つの環境をUSB Type-Cケーブルの着脱だけでスイッチできるわけだ。
もし、手持ちのPCがUSB Type-Cポートを搭載していなくても、2基のDisplayPortやD-Sub 15ピンのアナログRGB出力を備えたHP Thunderbolt3ドック 120W G2を使えば、マルチディスプレイ環境を簡単に構築できる。
新しいワークスタイルの選択肢として、要注目なのがモバイルディスプレイの活用だ。日本HPの「EliteDisplay S14」は、電源不要でUSB Type-Cケーブル1本で接続できる14型のモバイル液晶ディスプレイ。
厚さが約8.6mm、重さも約1kgと小型かつ軽量で収納も容易に行える。使いたいときにサッと取り出して、すぐに画面を増やして使うことが可能だ。資料を閲覧しながらの書類作成、クリエイティブツールのツール画面置き場など、大きなディスプレイを置きたくない在宅での作業時や、モバイルPCと一緒に持ち運んでコワーキングスペースで使うセカンドディスプレイとしても活用できる。
また、視野角が広いIPSパネルを採用しているため、顧客に見せる画面用としても適任だ。保険業務などの対面営業をしたり、複数に画面を見せたりしながら進めるプレゼンテーションなどにも活用できる。スタンドになるカバーが標準で添付されているのも便利だ。
働き方改革ではモバイルPCが取り上げられることが多いが、内勤やテレワーク(在宅勤務など)のみで社外にPCを持ち出すことがないという働き方であれば、必ずしもモバイルPCである必要はない。特に大きな画面や別途キーボードやマウスを使いたいならば、モバイルPCを導入するよりも、小さなデスクトップPCの方が無駄なくトータルコストも低く抑えられるだろう。そうしたニーズにズバリ応えられる製品が、「HP Elite Slice」だ。
一見しただけではPCとは分からないユニークなボディーのサイズは、165(幅)×165(奥行き)×35.5(厚さ)mmと小型でスリム。これにUSB Type-Cを含めた充実のインタフェースや指紋センサーを装備する。さらに、光学ドライブやスピーカー、VESAマウントモジュールなど、必要に応じてシステマチックに拡張できるユニークな構造を採用している。働き方改革推進の際に導入するPCの選択肢として注目したい製品だ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年4月26日