CPUは4コア8スレッドの第8世代Intel Core i7-8565Uを搭載する。動作クロックは1.8GHz〜4.6GHzで、メモリは16GB、ストレージは512GBのSSD(SATA)だ。ビジネスはもちろん、クリエイティブ用途もこなせる充実のスペック内容といえる。写真や動画を使ったプレゼンテーションなどもサクサクと作成できるだろう。
そして、本製品の特筆できる点は、これだけのスペックを搭載しながらファンレスであることだ。プレゼンテーション中などに耳障りな冷却ファンの動作音や風切り音がすれば、クライアントの意識が見せたいコンテンツから離れてしまう可能性がある。また、ファンによって暖かい風が吹き出してくる放熱口の位置を気にするのもストレスになる。
いろいろな形態で利用する、2in1コンバーチブルPCとしてのメリットを最大限生かすには、やはりファンレスがベストだ。これだけの高性能CPUを搭載しながら、ファンレス運用を可能にしている点は大きなアドバンテージといえる。
Core i7-8565Uのような高性能なクアッドコアCPUは、本来はファンを使っての冷却が前提だ。IntelのモバイルCPUは温度や電力のリミッターをカスタマイズできるため、そのあたりをうまく使ってファンレス運用を可能にしていると思われる。放熱設計が甘いとCPUの温度が上がり、サーマルスロットリングによってパフォーマンスが犠牲になってしまうが、実際にどのくらいのパフォーマンスが発揮できるか、ボディーの温度はどのくらいになるのかは、後ほど検証しよう。
液晶ディスプレイのサイズは14型、画面解像度は1920×1080ピクセルに対応する。表面が光沢のあるグレア仕上げで、中身のコンテンツを鮮明に表示できる。
2in1デバイスに多い12型クラスよりも二回り大きな画面は視野角も広くて見やすい。プレゼンテーションなどをする場合も、相手に伝えたい画面内のコンテンツをしっかり見せることができる。
10点のマルチタッチ操作と、付属のペンでの操作にも対応する。ペンは256段階の筆圧検知に対応しており、イラストなどを描く用途にも使える。キーボードを置けないような状況で手書きメモを書いたり、ビジネス文書などへの注釈を入れたりするにもペンが便利だ。
ペンの書き味もマイルドで、適度な摩擦があって滑るような感覚が抑えられている。しっかりと思い通りの線が描ける印象だ。USBポートに差して使えるペンホルダーが付属しており、特定のソフトケースなどを使わずにPC本体とペンを一緒に持ち運べる。
キーボードは6列のアイソレーションタイプを採用する。キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmと余裕があり、特に変則的な配置も見られず、使いやすい。
キーストロークも約1.5mmと深めに確保しており、タイプ感は良好だ。キーボード下の剛性もしっかりしており、キーを強めにタイピングしてもボディーにたわみなども見られない。報告書や大学などのレポートなどでバリバリ長文を入力したい用途にも使えるキーボードだ。
画面上部に、Windows Hello対応の100万画素Webカメラを搭載している。一度登録しておけば、画面に顔を向けるだけでWindowsにログインできるのでとても便利だ。
電源ボタン一体型の指紋センサーも右側面に搭載する。こちらもWindows Helloに対応しており、指紋を登録すれば触れるだけでログインが可能だ。さっと触れるだけでスリープ状態からも復帰できる。どちらでも好きな方を利用できるのはうれしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年7月18日