待ったなしのWindows 10搭載PCへの移行、今選ぶならこのPCまだWindows 7で戦っている?(1/3 ページ)

いよいよ、2020年1月にWindows 7の延長サポートが終了する。2009年に登場したWindows 7も10年の時を経て、引退が目前に迫っているわけだ。とはいえ、まだまだ搭載PCを使っている人や企業も多いかもしれない。特に企業内でWindows PCの入れ替えを担当されている方に、最新ビジネスPC選びのポイントを詳しくお伝えしよう。

» 2019年08月27日 10時00分 公開
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 2019年1月14日のWindows 7延長サポート終了まで、ついに180日を切った。Windows 7やそれ以前のOSを備えたPCでも「まだ使える」と、何とかやりくりして使っているという企業ユーザーも多いことだろう。

 しかし、延長サポートが終了したOSを使い続けていると、個人情報の漏えいやマルウェアの感染といったセキュリティリスクが高まり、セキュリティトラブルから企業イメージの低下にもつながる可能性がある。

 IT担当者にとっては悩みの種だろうが、発想を転換すれば、これはWindowsとともにPCのリプレースを実施する良い機会だ。近年のPCの進化は目覚ましいだけに、PCをリプレースすれば、業務効率改善、生産性向上は必至だ。働き方改革やテレワーク、モバイルワークを促進するチャンスでもある。

 セキュリティリスクへの消極的対処から、仕事をする場所が多様化していく中で生産性向上に直結させる積極的リプレースへ。よりよい成果を上げるには、どんなPCを導入すればよいか、これから考えてみよう。

日本HP 2009年に登場したWindows 7。既にメインストリームのサポートは終わっている。延長サポートがかろうじて行われている段階だが、それも終了目前だ

セキュリティリスクの放置は企業の経営問題そのもの

 サポート期間が過ぎたOSは、セキュリティ上の弱点となる脆弱(ぜいじゃく)性が新たに発見された場合でも、対処する修正プログラムが開発元から提供されないため、常に攻撃を受ける可能性にさらされることになる。

 多くのマルウェアは、OSやアプリケーションの脆弱性を突いて侵入し、PCに保存されている情報を盗んだり、他のサーバを攻撃する踏み台にしたりする。

 このセキュリティリスクを放置して取引先や顧客の情報を漏えいさせたり、踏み台に利用されたりとなれば、自社以外の多数の人に迷惑をかけてしまうし、何より企業イメージを失墜させ、お客さまや取引先はもちろん社会的な信用までも大きく失ってしまう。

 SNSが普及した今では、悪い評判はすぐに拡散してしまう。「情弱(情報弱者)」「コンプライアンスが甘い」などという評判が拡散されてしまえば、企業の存続問題へと発展する可能性すらある。

日本HP 自分はセキュリティ問題に関係ないと思っている人ほど、実は危険と隣り合わせであることを覚えておいた方がいい

セキュリティ問題だけではないWindows 7のデメリット

 Windows 7を使い続けるデメリットは、セキュリティ以外にもある。これまで使えていた周辺機器(プリンタなど)やソフトウェアが使えなくなる可能性だ。

 周辺機器を動作させるには「デバイスドライバ」が必要だ。新しいOSやハードウェアに対応したり、脆弱性対策のために随時更新されたりする。アプリケーションソフトウェアにしても同様だ。新しいOSやハードウェアの対応、新機能追加、脆弱性対策などで更新される。

 新旧OSとの互換性確保や動作確認は開発側の大きな負担の1つで、Microsoftのサポートが終了したOSは対応を取りやめるきっかけになりやすい。2020年以降は、Windows 7上での動作を保証しないソフトウェアや周辺機器が徐々に増えてくることが予想され、これまで使えていたものも使えなくなる可能性が高まる。

やはり最新ハードウェアの導入がお勧め

 セキュリティリスクへの対応だけなら、Windows 7 拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)という延命手段も残されてはいるが、有償であり、2年目、3年目と費用が増加していく料金体系になっている。あくまでも緊急避難用として、どうしても間に合わなかった場合に利用する程度にとどめておくべきだろう。

 また、セキュリティリスク回避のためにOSのみアップグレードしてハードウェアを使い続ける方法もあるが、これもあまり良い方法とはいえない。古いハードウェアは処理性能が低く、アップグレード作業自体にもかなりの時間がかかるし、すんなりと成功するかどうかも分からない。作業中にトラブルに見舞われる可能性もある。最初からWindows 10がプリインストールされている最新のPCを導入して使うのに比べてあまりにも効率が悪く、IT担当者の負担も大きくなりすぎる。

 何より、最新のハードウェアには、快適な処理性能や更なるセキュリティ機能の強化も含め、古いハードウェアにはない魅力がたくさんある。せっかくコストも時間もかけるのだから、Windows 10とともに最新のよりよいハードウェアを導入し、従業員の満足度向上、生産性の向上、働き方改革推進へとつなげたいところだ。

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