これは画面革命だ! 有機ELディスプレイ搭載のハイパフォーマンスノートPCを試す(1/3 ページ)

マウスコンピューターのクリエイター向けノートPC「DAIV-NG5820」シリーズに、有機EL搭載モデルが加わった。これまでの液晶ディスプレイとは何が違うのか、そのポイントをじっくり見ていく。

» 2019年09月24日 14時00分 公開
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 YouTubeやInstagram、TwitterといったSNSの普及で、幅広い人が写真や動画を投稿して、カジュアルにクリエイティブを楽しめる状況が近年進んでいる。それに伴って、動画編集やRAW現像などを行うユーザーが増えている。

 こうしたクリエイティブ作業をストレスなくこなすにはPCのパワーが必要で、量販店で販売されているような「普通のPC」では力不足だ。かといって、ゲーミングPCとは求められる要素が異なる。クリエイティブを本格的に楽しむには、クリエイティブ用途に特化した「クリエイターPC」が望ましい。

今、クリエイター向けPCが求められている背景

 そして、クリエイター向けPCの購入を検討している方にぜひとも注目してほしいのが、マウスコンピューターの「DAIV-NG5820」シリーズだ。15.6型の有機ELディスプレイを採用しており、従来の液晶ディスプレイでは困難な広色域、高い色再現性を実現。高性能CPUやGPUの搭載、高速インタフェースの装備などクリエイターのニーズを満たしており、クリエイティブユースに最適な製品となっている。

 具体的に一般的なPCとはどう違うのか、どのあたりがクリエイティブ向きなのか、これからその魅力をじっくりと見ていこう。

DAIV-NG5820 マウスコンピューターの「DAIV-NG5820」シリーズは、15.6型有機ELディスプレイを搭載した、クリエイター向けのハイパフォーマンスノートPCだ
DAIV-NG5820 今回評価機として利用した「DAIV-NG5820M1-M2SH5」のスペック。4種類のベースモデルが用意されており、評価機はその下から2番目に位置する、比較的リーズナブルなモデルだ

クリエイティブに最適な広色域有機ELディスプレイを搭載

 DAIV-NG5820シリーズ(評価機はDAIV-NG5820M1-M2SH5)の最大の特徴が、15.6型有機ELディスプレイの搭載にある。

 有機ELディスプレイは、電圧をかけると発光する有機化合物でピクセルを構成するディスプレイだ。バックライトが通る光の強さを調整するシャッターとして液晶を利用する液晶ディスプレイに対し、高速かつ緻密に幅広い階調を表現可能だ。

 特に、黒をより黒く表現できるのは大きな違いで、真っ暗からわずかに明るくなっていく階調なども美しく滑らかに描写できる。HDR(High Dynamic Range)にも対応しており、ゲームや動画などHDRコンテンツを美しい画質で楽しむことも可能だ。

 また、クリエイティブ用途では、色域、色再現性といった要素が重要となるが、こちらも優秀。インターネットコンテンツの標準色域であるsRGBも完全にカバーするのはもちろん、今後の映像業界の標準であり、Appleも支持するDCI-P3の色域を100%カバーしている。指定した色をしっかりと再現できるのは心強い。

 表示解像度は3840×2160ピクセルに対応する。画素密度は約282ppiのため、近くで見てもドットが見えない精細な表示だ。その他、詳細なスペックは公開されていないが、とても明るく鮮やかで、見た目の印象も非常に良い。起動時に表示されるマウスコンピューターのロゴや、Windows 10のデスクトップを見ただけでも違いを実感できる。

DAIV-NG5820 有機ELディスプレイを採用。サイズは15.6型で、表示解像度は3840×2160ピクセルの4K表示に対応する。ドットが見えない精細さに加え、有機ELならではの鮮やかな発色、メリハリの効いた美しい表示が印象的だ
DAIV-NG5820 一般的な液晶ディスプレイモデル(右)と並べて比較した。黒の締まり具合や暗部の階調表現、赤の発色などに顕著な差が見られる
DAIV-NG5820 一般的な液晶ディスプレイモデル(右)と並べて比較した。青の鮮明さ、建物のコントラストなど、違いが歴然だ。液晶ディスプレイは色温度も高いのだろう。全体に青みがかって見える
DAIV-NG5820 エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」を用いて作成したICCプロファイルをPhonon氏制作の色度図作成ソフト「Color AC」で表示した。実線が本製品の色域で、グレーの点線で示したsRGBの色域はもちろん、黒の線で示したDCI-P3の色域も大きく上回っている
DAIV-NG5820 「i1 Display Pro」の計測結果。最大輝度は420カンデラととても明るく、色温度は6579Kとクリエイティブに最適だ
DAIV-NG5820 HDRにも対応する。高輝度高コントラストで明部や暗部の階調表現も得意な有機ELディスプレイは、HDR対応のゲームや動画などのエンターテインメントコンテンツも美しく表示できる

15.6型画面を搭載しながらも省スペース性の高いボディー

 15.6型と大きな画面を搭載しながら、ボディーは意外にもコンパクトだ。画面の上や左右のベゼルを切り詰めたスリムベゼルの効果ですっきりと見え、最新の製品らしい、洗練された印象を受ける。

 ボディーの具体的なサイズは、359(幅)×257.8(奥行き)×29.9(厚さ)mmで、重量は約2.4kgだ。ベゼル幅(画面非表示領域の幅)は、画面上側が約9.78mm弱、左右が約6.61mm弱。これを持って長い距離を歩いたり、頻繁にあちこちに持ち出したりする用途には適さないが、部屋の移動など短い距離の移動ならば苦にならない。

 何より設置に必要なスペースが小さく、使わない時にしまっておく時にもそれほど場所を取らない。持ち運ぶことがなくとも、扱いやすいサイズ感にまとまっているメリットは少なくない。

DAIV-NG5820 ボディーはブラックで統一されている。天面にはシンプルなロゴを配置する
DAIV-NG5820 テンキー付きのキーボードで、RGB LEDのバックライトを搭載している。キーピッチは約18.2mm、キーストロークは約1.8mmだ
DAIV-NG5820 指紋認証センサーをタッチパッドに内蔵しているのも特徴だ。通常は目立たないが、使用時はLEDが点灯するので分かりやすい
DAIV-NG5820 底部。奥側のメッシュカバー内に、冷却用のファンが2基見える
DAIV-NG5820 ACアダプターの出力仕様は180Wだ。サイズは実測値で約143(幅)×75(奥行き)×23(厚さ)mm、重量は電源ケーブル込みで約660gだった

 次のページでは、豊富なインタフェースやスペックを細かく見ていく。

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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年9月30日