ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。評価機のスペックは、CPUがCore i7-9750H、メモリが16GB、グラフィックス機能がNVIDIA GeForce RTX 2060(6GB)、データストレージが512GB SSD(PCI Express)、OSがWindows 10 Home 64bit(1903)という内容だ。
CINEBENCH R20のスコアは、Core i7-9750H搭載機としても上位のスコアで、6コア12スレッドの性能を引き出していることが分かる。PCMark 10のスコアから総合性能、3DMarkのスコアからゲーム性能も優秀であることが確認できる。
クリエイティブツールを利用した、より実践的なテストも行った。比較対象は、2017年12月に購入した似たようなサイズ感のゲーミングノートPCで、スペックは、Core i7-7700HQ、メモリ16GB、512GB PCI Express SSD、GeForce GTX 1050(2GB)、Windows 10 Home 64bitという内容だ。
今回はソニーのデジタルカメラ「α7R III」(4240万画素)のRAWデータ100枚を使用。全ての画像にプリセットで用意されているフィルターを適用し、JPEGファイルへ書き出す時間を計測したところ、比較対象機を大幅に上回った。
Adobe Photoshop CCでは、5枚のRAWデータをスマートオブジェクト(16bit)として読み込み、スマートシャープや虹彩ぼかしフィルターなど、GPUアクセラレーションが効くフィルター6種類をかけて解像度変換をし、JPGE出力するバッチ処理を実行した。こちらも比較対象機に比べて30%近い高速化を確認できた。
Adobe Premiere Pro CCのプロジェクト書き出し性能もご覧の通り、比較対象を圧倒している。放熱性能も優秀で、エンコードで高い負荷をかけても手がよく触れるパームレストにはほとんど熱が伝わってこない。快適にクリエイティブワークに集中できる。
高性能なCPUとGPUの搭載に加え、ストレージの拡張性、高速インタフェースや高速メモリーカードスロットも装備するなど、クリエイターPCに求められる要素を全て満たす。美しい有機ELディスプレイは、クリエイティブでもエンターテイメントでも大きな付加価値だ。放熱性能も優秀で、クリエイター向けPCとして文句のない仕上がりになっている。
設置に必要なスペースが小さく、使わない時にはしまっておくことができるのもメリットだ。クリエイター向けPCが欲しいが大きなデスクトップPCは置けないという人、汎用のPCからクリエイターPCへステップアップしたい人、クリエイティブ用途だけでなくエンターテインメントにもいろいろ活用できる高性能PCが欲しいという人にもお勧めしたい製品だ。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年9月30日