──最後にせっかくの機会なので、Pさんが語るVTuberの魅力もお聞きしたいです。そもそもVTuberにハマったきっかけは?
Pさん 最初に見たのは、キズナアイちゃんで、こういう表現があるんだと衝撃を受けました。僕は時代が進んでいる感じが好きで、その場に一緒にいられるのが一番楽しいと思っているので、今の職に就いたというのもあります。
──先ほども言われていましたが、音楽業界にいたという?
Pさん エンターテイメントやショービジネス、イベント、ライブが好きだったので、そういった芸能・音楽系で仕事をしているうちに、バーチャルタレントに出会ったんです。バーチャルタレントって一見、単体のコンテンツにも思えますが、その先に結構広がっているものが大きい。
──分かります。
Pさん 一時期、ゲーム業界にもいてVRゴーグルにも衝撃を受けました。先々にはVR/AR/MRを活用したライブ体験があって、僕も輝夜月ちゃんのVRライブを見てスゴいなと感じ、これを当たり前にしていかなければいけないなと思う一方で、まだ一般化するのは少し先になるなとも思います。
アーリーアダプターやギークが飛びつく分野って、一般人からすると二歩先ぐらいで、まだ遠すぎるんですよね。よく聞く話ですが、一歩先の流行は早すぎるから、一般人の0.5歩ぐらい先を行けみたいな。
なので、0.5歩先に着地させながら進めていかないと、ファンやユーザーの皆さんがついていけなくなってしまう。僕がやりたいのはショービジネスで、それは1回だけ目新しいことをやって終わるのではなく、そこに仕事があって、見にきてくれる人がいてビジネスとして回っている状態を作っていきたい。それがバーチャルタレントなら実現できると感じられたのが一番の魅力でした。
──それで言うと、VTuberに使われているリアルタイムモーションキャプチャーも、そこまで目新しい技術ではないですが、昨今価格が下がって色々なことを試せるようになってきたという。
Pさん やっとコンテンツとして消化し初めて、ビジネスとして見えてきたなみたいなところがあると思うんです。だから将来的にはVRライブを実現できたらいいのですが、まずはリアルでライブをやる、リアルの会場を借りてオフイベントをするというのが第一段階として重要。
──それが「0.5歩」。
Pさん そうです。イベント会場の画面の中にキャラクターがいて、その生きている感覚が来場者に伝わって、生身のアーティストと同じように熱狂してくれる。その構図でも新しいと思うので、その体験をまず大事にしていきたい。
──それでいうと、初音ミクのライブは透明スクリーンにしないと生きている感覚が受け取りにくかったけど、VTuberのライブは普通のスクリーンでもテレビでもみんな生きていると受け取ってくれる違いがあって面白いです。
Pさん ファン視点でいうと、キャラクターに生きていてほしいんですよね。その生きているっていうのが何で表現されるかがポイントで、バーチャルタレントなら画面の中ではなく、Twitter上だけでも生きていると伝わるんです。その感覚がバーチャルタレントの1番の魅力で、1番進んできたとこじゃないかなと。だからバーチャルタレントは「生きている」が伝えやすいリアルイベントをもう少し“軽率”にやった方がいいと思います。
──そう、もっとやった方がいい!
Pさん コミュニティーをつくるのが大事だなと思います。ファン同士が自分の好きなキャラクターについてきちんと語れる場とか、それについて思うことを言える場とかがもっとたくさんあった方がいい。ネットが普及すると、段々顔を合わせない方が楽みたいな風潮も生まれてきますが、僕らの世代は逆で、ネットは当たり前にあって、その先の顔を合わせることの方が重要になっている気がします。
──ファン同士もそうですが、バーチャルタレントも実は会えるんですよね。
Pさん そう、バーチャルだからこそ、実際に画面越しでもいいので対面できる方が価値も高いんです。結局見ているのは家と同じ画面と同じかもしれませんが、同じファンと集まって、ちゃんとそこにタレントがいてしゃべれるという。しかもバーチャルタレントは、インターネット越しにどこにでもいけるので、例えば午前は東京でイベントやって、午後から大阪でイベントみたいなこともできてしまう。ビジネス的な利点も大きいです。
──いやー、面白い! しかし、機材と才能があればネットを通じて多くの人を熱狂させるコンテンツを作ることができるというのは、とてもいい時代だと思います。
Pさん そうなんです。PCもスペックの高いものがずいぶん安くなりましたし、動画制作や配信ツールも無料で始められる。だれでもやりやすい環境になってきていて、ミドルユーザーも増えてきていると思います。
──そうした方々にも、ぜひ499P9H1/11に注目してほしいと言う。
Pさん 使ってみると本当スゴいことが分かります。これはカタログスペックでは伝わりにくい。PCを普段から使っている人が実物をちゃんと見たら、よさそうだなとか、楽しそうだなとか感じた僕の気持ちを分かってもらえると思います。ぜひ店頭で触ってみてほしいですね。
その際は、今プロデュースしているさまざまなVTuberの映像をぜひ楽しんでください。キレイな大画面でVTuberを一度見ると、もう後戻りはできませんよ(笑)
499P9H1/11の主なスペック | |
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画面サイズ | 48.8型 |
外形寸法 | 1194(幅)×303(奥行き)×438〜568(高さ)mm |
液晶パネル駆動方式 | VA(1800R Curved Display)※ノングレア(反射防止) |
有効表示領域 | 1193.5(横)×335.7(縦)mm |
推奨解像度 | 5120×1440ピクセル |
最大表示色 | 約1677万色 |
視野角 | 水平178度/垂直178度 |
輝度 | 450cd/m2 |
コントラスト比 | 80000000:1 |
応答速度 | 5ms(スマートレスポンス動作時) |
入力端子 | HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB Type-C(Gen2)×1(Display Alt Mode) |
消費電力 | 45W(使用時)/0.3W(スタンバイ時) |
内蔵スピーカー | 5W×2 |
重量 | 15.3kg |
チルト角度 | -5〜10度 |
高さ調整 | 130mm |
スイーベル角度 | -20〜20度 |
ピボット | − |
付属品 | ディスプレイポートケーブル(1.8m)、HDMIケーブル(1.8m)、USB Type C - C ケーブル(1.0m)、USBケーブル(1.8m)、電源ケーブル(1.8m)、リモコン |
保証期間 | お買い上げより5年間(パネルに関しても5年間)、センドバックサポート |
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年10月6日