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» 2019年10月29日 10時00分 公開

マウスコンピューターが「Unity推奨PC」で学校や教育機関を支援する理由 (1/3)

ゲーム開発の統合環境を提供するUnityとマウスコンピューターがタッグを組み、「Unity推奨PC」を販売する。新たな取り組みにかける思いや狙い、そこに至った経緯などを両社に聞いた。

[PR/ITmedia]
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 9月19日、マウスコンピューターはUnityと共同で、「Unity推奨PC」を発表した。Unityは、ポケモンGOを始め、さまざまなビッグタイトルを生み出してきたゲーム開発の統合環境だ。プロのゲーム開発ツールとして愛用される一方、無償ライセンス制度により、学校や教育の現場でも広く使われている。

 マウスコンピューターが販売を開始したUnity推奨PCとはどういうものなのか、そしてその狙いは何か。企画のキーマンであるユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの石井勇一氏とマウスコンピューターの安田祐三郎氏にお話を伺った。

Unity推奨PC マウスコンピューターの安田祐三郎氏(左)、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの石井勇一氏(右)。Unity推奨PCとは何か、どのような経緯で生まれたのか。東京都中央区銀座にあるユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社にて、キーマンの2人に聞いた

プロから教育機関まで市場を席巻するゲーム統合開発環境「Unity」

――Unityというのはどんなツールなのでしょう?

石井氏:一言でいうと、マルチプラットフォームに対応したゲームの統合開発環境です。ゲーム開発環境(エディター)とゲームの実行環境(エンジン)が統合されており、これ1つあれば、スマートフォンからPC、プレイステーション4やXboxのタイトルまで、さまざまなプラットフォームのゲームを開発できます。

 プロの開発者の方、企業にも多く使っていただいておりまして、さまざまなゲーム、アプリ開発に利用されています。代表作にはポケモンGO、ドラゴンクエストVIII(スマートフォン版)などがあります。最近はゲーム以外でも、VR、建築、自動車などインタラクティブなビジュアルコンテンツの作成にもよく使われるようになっています。

Unity推奨PC Unityエディターの画面。Unityはゲーム開発環境(エディター)と、ゲームの実行環境(エンジン)が統合されたゲーム開発統合環境だ。スマートフォン、PC含めさまざまなプラットフォームのゲームやインタラクティブなビジュアルコンテンツを開発できる。個人や非営利の学校法人は無償で利用可能だ

――学校や教育機関でも広く使われていると聞きます。これほどまでに普及した要因は何だと思われますか?

石井氏:マルチプラットフォームでさまざまな開発に活用できることと、ユーザー数が多いことだと思います。これから学ぼうとする方にとっては既に多くの先輩がいて、ノウハウの蓄積があります。日本語の入門書などの教本やネット上で情報がこれほど豊富に入手できる開発ツールというのは他にないのではないでしょうか。

 最初に日本で使われるようになったのは、スマートフォンのネイティブアプリ(ブラウザベースではないゲーム)開発が注目されたタイミングで、Androidに対応していたことが大きかったと思います。また、個人の方が無償でお使いいただけるのに加え、学校法人、教育機関の方にも無償ライセンスを用意しているということもポイントかと思います。

 また、つい先日も開催しましたが、Unite(ユナイト)というUnityの開発者イベントを毎年行っています。

Unity推奨PC ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社 エデュケーショナルアカウントマネージャーの石井勇一氏。教育機関関係者とのコミュニケーションを通じて、推奨PCの必要性を強く感じたという

Unity推奨PCは「PCに詳しくない方が困らないためのもの」

――Unity推奨PCとは、どういうものでしょうか?

石井氏:学校法人や教育機関で、Unityを学ばれる学生さん向けの推奨PCです。在学中買い替えずにスムーズに学習を進められるスペックと、学生さん向けのコストパフォーマンスを意識した内容となっています。

 スマートフォン向けの開発をメインとする「エコノミークラス」、軽量な2D/3DタイプのPC向けゲーム開発と実行をメインとする「スタンダードクラス」、VRやハイスペックPC向けなど、高いグラフィックス処理能力を活用したゲーム開発と実行をする「プレミアムクラス」と3つのクラスを用意しています。

――Unity推奨PCはどういう経緯で生まれたのでしょうか?

石井氏:Unityが学校法人、教育機関で使われることが多くなり、関係者の方とお話をさせていただく機会が増えてきた中で、PCに対するご相談をよく受けるようになってきました。PCに詳しくない方にとっては、どんなPCを買ってよいのかがなかなか難しい。「よく分からないから最初は低価格なPCを購入したが、すぐに買い替えることになってしまった」といったような声も伝わってきました。

 学校や教育機関の経営層の中には「安いPCを並べておけばいい」というような感覚の方も見受けられました。お話をさせていただければいただくほど、これは私たちの方で何かしらの基準、推奨PCのようなものを用意すべきだと、強く思うようになってきました。

ゲーム推奨PCのノウハウをUnity推奨PCに投入

――Unity推奨PCへの参画した意図を聞かせてください

安田氏:「学生さん向けにUnity推奨PCがほしい」ということで、石井さんからお話がありました。Uniteへの機材協力、協賛をしているご縁もありますし、これからUnityというのはどんどん使われていくものだなという認識を持っていましたので、即快諾いたしました。

 当社は人気ゲームタイトルの推奨PCも手がけている経験から、推奨PCの存在意義を実感しておりますし、Uniteを通じてUnityについてもなじみがありますので、意思疎通もスムーズにできたと思います。

Unity推奨PC マウスコンピューターのマーケティング本部 製品部でゲーミングブランド「G-Tune」を統括する安田祐三郎氏

――推奨PCの存在意義とは何でしょうか?

安田氏:私たちPC業界の人が思っている以上に、PCに詳しい方というのは限られているということを実感しています。ゲームやクリエイティブの分野でもそうですが、教育のプロでもPCに詳しいとは限りません。

 特に若い世代の方はスマートフォンに慣れ親しんでいる一方で、PC離れが話題になることもあり「どういうPCを買ってよいか分からない」「安いPCを買ってしまってすぐに買い替えることになった」といったようなお声をよく耳にします。そういった方が困らないようにオフィシャルの基準を示すのが、推奨PCの存在意義であり、役割だと思います。石井さんから伺った推奨PCのコンセプトにも大いに共感しています。

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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年11月4日