マウスコンピューターが「Unity推奨PC」で学校や教育機関を支援する理由(2/3 ページ)

» 2019年10月29日 10時00分 公開
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「ユニティちゃん」から始まったマウスコンピューターとのコラボ

――マウスコンピューターさんは、Unite(Unityの開発者イベント)にも出展や機材協力をされています。Unityさんとのご縁は、どこから始まっているのでしょう?

安田氏:2014年に、キャラクター天板モデルでコラボレーションしたのが最初のご縁になります。ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンさんが展開するバーチャルキャラクター「ユニティちゃん」を天板にデザインしたモデルを販売させていただきました。それが縁でつながりができ、Uniteというイベントがあるということもお聞きしまして、2015年から機材協力と出展を続けています。

Unity推奨PC マウスコンピューターがUniteへの機材協力をするきっかけとなったユニティちゃんとのコラボレーションPC(現在は販売していません)

Unity推奨PCはどのようにして決めたのか

――Unity推奨PCのスペック選定はどのようにされたのですか?

石井氏:こちらの最低要件とコンセプトをお伝えして、具体的なことはプロであるメーカーさんにお任せしました。今回は「学生さんが使うPC」であり、「PCに詳しくない方が購入する際に困らないようにするためのもの」という点はブレないようにお願いしました。

 40〜50万円もするようなハイスペックなPCならどんな用途でも快適に使えるのは当たり前です。むやみにハイスペックなPCを売りつけるようなことがないようにしていただいています。

――ベンチマークテストを実施されているそうですね。

石井氏:はい。推奨PCの認定にあたっては、Unityのチュートリアル「2D Beginner」「3D Beginner」や、「Megacity」「Book of the Dead」といったUnityで作成されたプログラムを各社に送って実行してもらい、フレームレートを計測してもらっています。メーカーさんにPCを送っていただいて、私たちの方でも動作検証をするといったやりとりをして決定しています。こうした検証を経て販売されているPCですので、安心してご購入いただけると思います。

Unity推奨PC マウスコンピューターのUnity推奨PCの特設ページ。同社のラインアップとともに石井氏のメッセージも掲載されている

推奨PCは「スタンダードクラス」が基本

――推奨PCは3クラスあるということですが?

石井氏:私たちが基本と考えているのは、スタンダードクラスです。Unityというのはツール自体は軽い部類に入ると思いますが、凝ったことをやるにはそれなりのスペックが必要です。何でもできますし、プロも使うツールですから欲を言ったらキリがないわけですけれど、たいていのことはストレスなくできてコストをかけるだけの価値が十分にある、バランスの良いところをスタンダードクラスと位置付けています。学習という目的において、3〜4年、在学中に買い替えが必須にならないということも意識しています。

 エコノミークラスというのは、スマートフォン向けの軽いゲームなど、限定的な利用であればこれくらいでもできますよというくらいのイメージです。プレミアムクラスは、コストを余計にかけてでも、よりよいものが欲しいという方向けという認識です。

――今回の推奨PCは4モデルを用意されていますね

安田氏:Unityさんの基準でいう「スタンダードクラス」で4モデルを用意しました。松竹梅と3グレードのデスクトップPCと、学校と自宅両方で使いたい、持ち運んで使いたいという方のために、ノートPCも1台そろえました。スタンダードでもやりたいことや予算によってグレードを用意しました。標準構成でも十分学習用に実用的に使っていただけるものとなっていますが、それぞれBTOでカスタマイズすることも可能です。

Unity推奨PC マウスコンピューターはUnity推奨PCとして、デスクトップPCを3モデル、ノートPC1をモデル、合計4モデルを用意する

さらなるユーザー層の拡大、コミュニティーの活性化に期待

――ラインアップを考えるにあたって意識したことは?

安田氏:繰り返しになりますが「PCに詳しくない方が購入する際に困らないようにするためのもの」という主旨からブレてはいけないということは強く意識しました。

 また、学生さん向けということでしたので、やみくもにハイエンドを追求するのではなく、コストパフォーマンスを重要視しています。一番下のモデルは税別で10万円を切ることも意識しました。もちろん、ただ安いだけでは意味がありませんので、ストレージはSSD、外部グラフィックスカードも搭載し、学習に使っていただけるだけの実用性はしっかり担保をしています。

――この中から、あえてお勧めを挙げるとすればどれですか?

安田氏:これは難しい質問ですね(笑)。どのモデルもお勧めできますが、あえて1つといいますと、デスクトップの中間のモデル(NEXTGEAR-MICRO im610SA2)ですね。8コアモデルのCPUであるCore i7-9700を搭載していますし、GPUのGeForce GTX 1660というのも非常にコストパフォーマンスが良く、フルHD(1920×1080ピクセル)解像度ならほとんどのゲームタイトルを一通りプレイできますし、学習においても支障なく使っていただけると思います。

――マウスコンピューターさんのUnity推奨PCを見た感想は?

石井氏:コンセプトの共有がうまくできて、特に学生さん向けということを強く意識していただいたコストパフォーマンスの良いモデルだと感じています。メンテナンスがしやすいデスクトップPCが3台あるということで、後から拡張もできるメリットも意識していただいたのかなと感じました。

 こうして推奨PCができたことによって、学生さんが最初に低スペックのPCを買ってしまって、すぐに買い替えを迫られるようなことがなくなると思います。導入の障害が1つなくなったことで、Unityユーザーがより増えてくれて、コミュニティーが盛り上がることを期待しています。

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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年11月4日