エプソンダイレクトのハイエンドノートPCがフルモデルチェンジした。新モデル「Endeavor NJ7000E」は何が強化され、どのユーザー層に適しているのだろうか。実機をチェックした。
ビデオ編集や3DCGレンダリングなどのクリエイティブワークは、昔からPCの主要用途だ。こういったクリエイティブワークをスムーズに行うのに、ハイスペックなPCが必要というのは今も昔も変わらない。そのため、クリエイティブ向けというと、大型のタワー型マシンを連想する方が多いかもしれない。
しかし、技術革新によってそういった事情も変わってきている。近年のCPUやGPUの進化は目覚ましく、最新のハイエンドノートPCは、数年前の大柄なハイエンドデスクトップPCを上回る性能を持っており、ノートPCでもかなりレベルの高いクリエイティブワークをこなせるようになっている。
大柄のタワー型デスクトップPCに比べ、ノートPCは格段に省スペースで取り回しもしやすいので、学生などのプロクリエイター予備軍にも導入しやすい。プロのクリエイターにとっても、持ち運べるハイスペックPCがあれば、より効率的に業務が行えるし、仕事の幅を広げることにもつながるだろう。
エプソンダイレクトから登場した「Endeavor NJ7000E」は、そういったクリエイティブ向けの高性能なノートPCを探している人にお勧めの製品だ。単に高性能というだけにとどまらず、クリエイティブ用途を強く意識し、クリエイティブ適性の高い内容となっている。これからその魅力を詳しく見ていこう。
クリエイティブ向けのハイスペックを備えるEndeavor NJ7000Eだが、ボディーは意外にコンパクトな印象だ。具体的な公称サイズは、361(幅)×257.7(奥行き)×30.3(厚さ)mmで、画面の狭額縁化により、同じ画面サイズの先代機であるEndeavor NJ6100Eに比べると約13%小型化しているという。
重量も先代の約2.6kgから約2.2kgへ削減した。移動や設置が無理なくできて、とても扱いやすい。設置に必要なスペースが小さく、使わない時にしまっておく時にもそれほど場所を取らないのはとてもありがたい。
高性能ノートPCというと、巨大なACアダプターというイメージがあるかもしれないが、本製品はACアダプターもスリムだ。重量も約679gと軽い部類で、一緒に持ち運ぶ際も困らない。
CPUには第9世代CoreプロセッサーのHシリーズ(TDP 45W)を採用しており、BTOでCore i7-9750HとCore i5-9300Hの2種類から選べる。
上位のCore i7-9750Hは6コア12スレッドで動作する。2〜3年前のノートPCでは4コア8スレッドが最高で、6コア12スレッドはデスクトップPC向けCPUの中でも「ウルトラハイエンド」と位置付けられるワークステーションクラスの特別なカテゴリーにしかなく、大きなタワー型ボディーのデスクトップPCでしか使えなかった。
動画編集や写真編集、CGレンダリングではCPUのコアやスレッド数が性能に直結しやすい傾向があるだけに、コア数のアドバンテージは大きい。特に第9世代では、従来よりさらに動作周波数が向上し、シングルスレッド性能、マルチスレッド性能ともに高速化されている。Core i7-9750Hは、実際に当時の6コアデスクトップPCと同等以上の性能を発揮でき、クリエイティブ適性は文句なしだ。
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年12月9日