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» 2020年03月24日 10時00分 公開

学生に最適な学習用PCを! TSUKUMO×MSIがUnityを全力でバックアップする理由 (1/3)

さまざまな企業だけでなく、教育機関にも広く浸透している統合開発環境のUnityだが、快適に利用するにはPCが欠かせない。この日本で数々の推奨PCを手がけてきたProject White(以下、TSUKUMO)が、長年Unityと手を携えてきたその歩みと、教育機関にかける熱い思いを聞いた。

[PR/ITmedia]
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 Unityは、ポケモンGOをはじめ、メジャーなゲームタイトルを次々と生み出しているマルチプラットフォームのゲームエンジン/開発環境だ。近年ではゲームのみならず、建築や自動車などの分野でもインタラクティブなVR/ビジュアルコンテンツの作成に活用されている。

 開発元のUnity Technologiesの日本法人であるユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、開発者育成やコミュニティーのサポートなど、Unityの普及促進に積極的なサポートを行っており、2019年にPCメーカー各社と共同で教育機関向けの「Unity推奨PC」を発表した。さらに2020年1月には公式の教育施設「Unityトレーニングセンター 品川」を開設している。

 そのUnity推奨PCの必要性を数年前からユニティ・テクノロジーズ・ジャパンに提案し、そして実現させた立役者が、全国にPCショップ「TSUKUMO」(ツクモ)を展開している駒形一憲氏だ。数年前からUnityのイベントで機材協力を行うとともに、推奨PCの策定を働きかけてきたという。新設されたUnityトレーニングセンター 品川で使われているPCとディスプレイも、TSUKUMOの機材協力によるものだ。そして、ここで使われているPCをベースにした「G-GEAR Unity推奨パソコン 」がUnity推奨PCとして3月に販売された。

 TSUKUMOがUnityをバックアップする狙いはどこにあるのか、なぜ「Powered By MSI」なのか。Unityトレーニングセンター 品川で、駒形氏を始めとするキーマン3人に話を聞いた。

Unity推奨PC 今回お話を伺ったキーマンの3人。左からTSUKUMO 執行役員 商品企画部 部長 駒形一憲氏、エムエスアイコンピュータージャパン CND営業部 MBプロダクトマーケティング/FAE 新宅洪一氏、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン エデュケーショナルアカウントマネージャー 石井勇一氏

推奨PCの提案は「学生に適切なPCを使ってもらうため」

――UnityとTSUKUMOのお付き合いはいつ頃からですか?

駒形氏 最初は2016年でしょうか。VR元年と言われていた年で、我々がVRに力を入れるにあたってVRを勉強していこうとしていたときですね。当時、UnityはVRに強いと評価されており、Unityさんが関わった勉強会に参加した時です。その後ハッカソンなどのイベントにエムエスアイコンピュータージャパン(以下、MSI)さんと一緒に機材協力を行いながら、Unityとはどういうものか、我々も学ばせてもらいながら、関係を育んできました。

――ハッカソンですか?

石井氏 ヘッドマウントディスプレイの「HTC VIVE」や「Oculus Rift」でVRがグッと来ていたので、2016〜2017年頃は頻繁にVR系のハッカソンを開催していました。他にもVTuber系、ルッキンググラス(裸眼で3Dに見えるデバイス)など、さまざまなハッカソンを企画していました。学生のみなさんにも体験していただく機材も用意したかったんですが、VRを動かすには高性能なPCが必要でした。そこで、VR ReadyのPCをTSUKUMOさんにお願いして用意してもらっていました。

――駒形さんは早くからUnity推奨PCの打診を石井さんにされていたということですが?

駒形氏 Unity以外にも、開発系の推奨PCも販売しているのですが、教育向けにおいて「推奨PC」というのは非常に強力なワードなんです。PC業界にいると気付きにくいのですが、教育機関でもPCに詳しい人はそれほど多くなく、「学習のためにどういうPCを導入したらよいのか」ということで悩まれている人が非常に多い。開発側のお墨付きがあれば学校側も導入しやすいですし、生徒さんの親御さんに購入してもらう場合も強い説得力があります。つまり、適切なスペックの推奨PCがあれば、より多くの学生さんが適切なPCを使えることにつながります。

――推奨PCというのはそれだけ説得力があるんですね

駒形氏 全国の学校を回っているのですが、適切ではないスペックのPCを使って、学習範囲が制限されていたり、途中で買い換えを余儀なくされていたりする学生さんを多く見てきました。学校法人向けビジネスを展開する上で、できるだけ多くのツールの推奨PCを用意したいと考えており、Unityについては学校側からの要望も強くあって「どうしても推奨PCを用意したい」とプッシュしていたんです。

――推奨PCがすぐに実現しなかった理由は?

石井氏 駒形さんからは、2017年の終わり頃から提案をいただいていたと聞いていますが、大前(日本担当ディレクターの大前広樹氏)の中ではその必要性がピンときていなかったようなんです。社内でも議論があったのですが、Unityはいろいろなことが出来ますし、進化のスピードも早く、軽々しく公式のお墨付きは出せません。どうやって基準を決めるのか、検証などはどうするのかということも課題でした。

Unity推奨PC TSUKUMOが手がけるUnity推奨PC。ノートPCからデスクトップPCまで用意されている

――2019年になってUnity推奨PCが実現します

石井氏 変化したのは教育機関、学校関係者にターゲットが絞られたことで「推奨PC」の存在意義がクリアになったからですね。私がUnityの教育、トレーニング事業を進めていく中で、学校関係者から「Unityを教えたいのでどんなPCを導入すればよいか」というお問い合わせがいっぱいきている状況が実際に出てきて、大前にもそういう話をしていたんですね。学習向けに何らかの基準となるものが必要だと実感していたところに、ちょうどいいタイミングで駒形さんから大前さんに直接お話をいただいたことで「これだ!」と結びついたわけです。PC業界出身の私が担当できるため、仕様の策定や検証などの課題を解決できることも理由の1つでした。

――お墨付きを出せる環境が整ったんですね

石井氏 Unityは幅広い分野で開発ができるため基準策定は難しいのですが、Unity推奨PCは、学生さんがUnityの学習に取り組むにあたって、PCに詳しくなくても購入時に困らないようにと企画したものです。やみくもにハイエンドな仕様にするのではなく、学生さんが購入できるような価格帯で、Unityの開発が一通り体験できて、学校にいる間は買い換えなくてよいだろうというイメージです。標準的な2D/3Dゲームの開発と実行がスムーズに行えるラインを基本の「スタンダード」として、VRやリアルタイムレイトレーシングなど高度なグラフィックス表現まで求めるならば「プレミアム」、低予算で購入できてスマートフォン向けの開発ならば快適に扱える「エコノミー」と、3種類のクラスを用意しています。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年4月24日