ここからは、Archer AX50やRE505Xの便利な機能を幾つか紹介していく。
2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応するWi-Fiルーターの多くは、帯域別にSSID(アクセスポイント名)が設定されている。
「Web会議やゲームをする時は、速度の出やすい5GHz帯につなぎたい!」「そうでないデバイスは、とりあえず2.4GHz帯につないでおこう」といった使い分けをしたいなら、帯域別にSSIDを設定するのも便利……なのだが、セットアップの手間も“2倍”となる。
1回のセットアップで、必要に応じて2.4GHz帯か5GHz帯を自動で選んでつないでほしい――そんな時はArcher AX50の「スマートコネクト」を使うと便利だ。スマートコネクトを有効化すると、2.4GHz帯と5GHz帯域のSSID(アクセスポイント名)が共通化される。Wi-Fiデバイスに応じて最適な帯域を自動選択して接続させるようになっているので、先述のような帯域の「使い分け」を自分で行う必要がなくなる。
スマートコネクトを有効としている場合、どちらか片方の帯域に接続が偏らないようにする「エアタイムフェアネス技術」も併用される。これにより、ネットワーク全体のスループット(実効通信速度)が最適化され、どのデバイスもスムーズに通信できる。
Archer AX50には、TP-Link独自のセキュリティ機能「HomeCare(TM)」に対応している。子どものいる家庭では「保護者による制限(ペアレンタルコントロール)」を活用したい。
HomeCare(TM)の保護者による制限では、子ども(ユーザー)単位で使う「コンテンツフィルタリング」と「タイムコントロール(利用時間の制限)」を設定できる。コンテンツフィルタリングはジャンル別に一括でかけられる他、URL単位で指定することも可能だ。子どもが複数のデバイスを持っている場合も、使っているデバイスを指定しておけば一括で設定を適用することもできる。
セットアップはTetherアプリで簡単に行える。家にいる時間が長くなると、ネットの利用時間が長くなりがちだ。子どもだけではなく、大人のネットの使いすぎ防止にも役立つので、ぜひ使ってみてほしい。
なお、HomeCare(TM)の利用には無料の「TP-Link ID」への登録が必要となる。
RE505Xは1Gbps通信(ギガビットイーサネット)に対応する有線LANポートも備えている。このポートの使い方は大きく2つある。
1つは、中継先にある有線LANデバイスをつなぐ使い方だ。Wi-Fiに対応しない有線LANポート付きのテレビやデスクトップPCなどを「ワイヤレス化」できる。急きょ仕立てた「テレワーク部屋」で、有線LANポートしかないPCを使う際に便利に使える。
もう1つは、既設のルーターとLANケーブルでつないでWi-Fiアクセスポイントとして利用する使い方だ。固定インターネット回線を契約すると、回線提供者が指定する「ホームゲートウェイ」(HGW:ルーター機能付きのアクセス装置)が貸与される場合がある。ここにRE505Xをつなぐことで、簡単にWi-Fiネットワークを構築できる。
自宅にHGWがある環境なら、Wi-Fi 6ルーターに代えてRE505Xを使うと、Archer AX50よりもさらに手頃にWi-Fi 6環境を構築できる。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点からテレワークの導入が広がり、それがきっかけとなって家庭のインターネット環境を改善しようという動きも盛んになっている。しかし、テレワークに限らず、4K(3840×2160ピクセル)や8K(7680×4320ピクセル)動画の視聴を始めとして、インターネットでやりとりするデータは増加する傾向にある。テレワークの“先”を見据えてインターネット環境を考えることが重要だ。
家電量販店に行くと、通信機器コーナーにはたくさんのWi-FiルーターやWi-Fi中継器が並んでいる。ECサイトでも、検索するとたくさんのWi-FiルーターやWi-Fi中継器が出てくる。「どれを選べばいいの?」と悩むこともあるだろう。
そんな時、TP-LinkのArcher AX50やRE505Xのことを思い出してほしい。多くのユーザーにとってバランスの良い選択肢になるはずだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年5月26日