これからはNASもSSD搭載が当たり前 一歩先行く「AXELBOX」シリーズをお勧めする理由“with コロナ”時代のNAS選び(2/3 ページ)

» 2020年06月01日 10時00分 公開
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キッティングを完了した状態で届く強み

 AXELBOXは、QNAPのNASキット「TS-x73シリーズ」にウエスタンデジタルのSSD「WD Red SA500シリーズ」を組み込んだ上で、キッティング(機器類の組み込みと設定)やエージング(稼働試験)も済ませた状態で手元に届く。

 その強みを簡単にまとめるよう。

メリット1: 導入がスムーズ

 通常、NASキットはストレージ(HDDやSSD)が別売で、ユーザー自身が購入し組み込まなければならない。しかし先述の通り、AXELBOXにはWD Red SA500シリーズをあらかじめ組み込み、キッティングやエージングも済ませているので最初から“完成品”のNASとして利用できる

  • ストレージの初期不良という不安からの解放

 AXELBOXのべースであるQNAP TS-x73シリーズと互換性を持つストレージは、メーカーであるQNAPからも公表されている。しかし、NASキットという性格上、推奨ストレージは明示されていない。

 その点、AXELBOXに組み込まれたWD Red SA500シリーズは、QNAPの正規代理店として実績を重ねてきたテックウインドが選んだSSDだ。その実績に裏打ちされた信頼性や相性の良さは、推して知るべしだろう。エージングをした上で届けられるので、初期不良の発生も極限まで抑えられる。

SA500 AXELBOXに組み込まれるのは、ウエスタンデジタルのSSD「WD Red SA500シリーズ」。QNAPの正規代理店として実績のあるテックウインドのチョイスだけに安心度が高い
  • メモリとネットワーク回りをあらかじめ強化

 AXELBOXには、4ベイモデル(TS-473ベース)、6ベイモデル(TS-673ベース)、8ベイモデル(TS-873ベース)が用意されている。

 ベースモデルはメインメモリが4GBまたは8GBで、1000BASE-Tポートを4基搭載している。これに対し、AXELBOXはメインメモリを8GB(4ベイモデル)または16GB(6ベイ/8ベイモデル)に増量した上で、10GBASE-Tネットワークカード(ポート2基)を追設している。

 NASキットの機能拡張を後から行うのは、意外と面倒なこともある。ある程度の増強があらかじめなされているので、購入時からより快適に使うことができる。

背面 AXELBOXのベースとなるTS-x73シリーズは高い拡張性を備える。AXELBOXはこれを生かしてメインメモリを増量し、10GBASE-Tを利用できるようにしてある
  • OSセットアップやRAID構築も済んだ状態で届く

 QNAPのNASキットでは、ストレージをセットした後にNAS用OS「QTS」をインストールして、RAIDを構成する必要がある。エージングや同期まですることも考えると、本格稼働までに数日かかる可能性もある。

 それに対しAXELBOXは、あらかじめQTSをインストールした上で「RAID 6」を構築し、エージングや同期まで済ませた状態で出荷される

 エージングをスキップしても、同期が未完了でも、ストレージとしての機能自体は利用はできる。しかし、パフォーマンスや安全性、耐障害性の面で影響が出るため、いきなり通常運転を始めるわけにはいかない。AXELBOXなら、届いた瞬間から“即戦力”として使える。

 なお、QTSはWebブラウザから操作することもできる。テレワーク時にリモート管理操作をする場合でも、ネットワークに負荷をかけることなく行える。

QTS AXELBOXは、QNAP NAS用のQTSを組み込んだ状態で出荷される。QTSはWebブラウザを使って管理することもできる

メリット2:優れたパフォーマンス

 先述の通り、AXELBOXはTS-x73シリーズをカスタマイズした製品となる。そのカスタマイズは、TS-x73シリーズのポテンシャルをさらに引き出せるように工夫されている。

  • オールSSDストレージで高速なデータアクセス

 改めて指摘するが、AXELBOXはウエスタンデジタル製SSD「WD Red SA500シリーズ」をあらかじめ組み込んだ状態で出荷される。

 WD RedはウエスタンデジタルのNAS用ストレージブランドで、WD Red SA500シリーズはブランド初のSSDとして2019年末に発売された。Seral ATA 3.0接続で、シーケンシャル(連続)リードは毎秒560MB、シーケンシャルライトは毎秒530MBと、HDDと比べると2〜3倍のパフォーマンスを発揮できる。

 通常、WD Red SA500シリーズはNASのキャッシュ(一時保管)ストレージとして使われることが多いが、AXELBOXでは、メインストレージとしても用いている。これにより、高速な読み書きを実現している。

CDM テックウインドがCrystalDiskMarkz 6.0.1を使って「AXEL-473/4TB」のアクセス速度を計測した結果。SSDでRAID 6を構成することで、高速な読み書きを実現している
  • パワフルな「AMD RX-421ND」と大容量メモリで高負荷でも安心

 いくらストレージが高速でも、NASの処理速度が遅ければパフォーマンスは出ない。AXELBOXはRAID 6で構築されており、比較的負荷の高い処理が必要になる。

 その高い要求に応えてくれるのが、AMD製APU「RX-412ND」と先述の増設されたメインメモリだ。

 RX-421NDは2.1GHz〜3.4GHzで稼働するx86ベースの4コアプロセッサで、中小規模のNASを含む組み込み機器向けとしてはパワフルなものだ。メモリの増量と合わせて、RAID 6環境でも快適に利用できる。

Rシリーズのロゴ AXELBOXは、AMDの組み込み機器用APU「AMD Rシリーズ」の中でも上位の「RX-412ND」プロセッサを搭載している
  • 将来性を発揮する10GBASE-Tポート

 AXELBOXは、ネットワーク回りも抜かりはない。

 先述の通り、AXELBOXはベースモデルに搭載されている1000BASE-Tポート×4に加えて、10GBASE-Tポート×2を備えている。10GBASE-T対応スイッチなど、10GBASE-Tの環境が既に構築済みであれば、高いパフォーマンスを発揮できる。

 まだ1000BASE-T(あるいはそれ未満)の環境しかなかったとしても、「ポートトランキング(リンクアグリゲーション)」に対応しているため、全てのLANポートを使った負荷分散も可能だ。もちろん、今後ネットワークを刷新した際には、さらなる高速化が望める。

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提供:テックウインド株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年6月7日

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