昨今の「ニューノーマル」の流れから、出社(外出)自粛措置の終了後もテレワークの比重を従来よりも大きくしようという企業は多い。求人の条件として「テレワークできるかどうか」を見て就職先や転職先を選ぶ人も増えるだろう。
しかし、企業としてテレワーク体制を強化する方向に進んでも、職種によってはテレワーク自体が困難な場合もある。社内システム部門はその1つだ。
社内システム部門のテレワークが困難である理由の1つにファイルサーバの故障対応など、リモートでは対応できないタスクが複数あることが挙げられる。障害が発生したら全社的に大きな影響が出ることが予想される場合は、「万が一に備えて出社する」といったこともあり得る。物理的な故障は、テレワークの天敵ともいえる。
だが、ここでもAXELBOXのオールSSD構成が生きる。SSDには駆動部分がないため、HDDよりも基本的には長寿命だ。ウエスタンデジタルのデータシートによると、WD Redシリーズのおける平均故障寿命がHDDでは100万時間であるのに対し、SA500(SSD)は最大200万時間となっている。単純計算するとSSDはHDDの2倍長持ちすることになる。
さらに、SSDはHDDよりも発熱が少なく、基板への負荷も小さい。NAS本体内を冷却するシステムファンも温度が上がらなければ低速で回るので、ストレージをオールSSD構成とすることでSSD以外のパーツも耐障害性の向上が期待できる。
万が一故障が発生した場合でも、AXELBOXには安心できる要素がある。
AXELBOXには、標準で2年間の後出しセンドバック保証が付帯する。「後出しでは困る」という場合は、有償オプションとして3年間または5年間の「デリバリー保守サービス」「オンサイト保守サービス」が用意されている。
故障修理に部材交換が必要だと判断されると、デリバリー保守サービスを契約していれば先出しで代替機が発送され、オンサイト保守サービスを契約していれば設置場所まで技術員がやってきて交換作業をしてくれる。
NASキットとストレージが別メーカーの場合、どちらに原因があるのか解明に時間がかかったり、両方をまとめたサポートができないといった問題が生じたりしやすい。その点、AXELBOXならどこが故障しても国内企業であるテックウインドが対応してくれる。このことは大きな安心感につながり、社内で導入稟議(りんぎ)を回す際にも大きなアドバンテージとなるはずだ。
「デリバリー保守サービス」「オンサイト保守サービス」は、AXELBOXの購入と同時に申し込む必要があります。購入後に申し込むことはできません。
詳しくはテックウインドのQNAP製品サポートサイトを参照してください。
AXELBOXは、QNAPのNASキットのポテンシャルを、販売実績豊富なテックウインドの経験によってさらに高めたベストソリューションといえる。それは、ストレージとして採用されたWD Red SA500シリーズの功績も大きい。
先にも述べたよう、WD Red SA500シリーズはパフォーマンスはもちろん、耐障害性に秀でている。その上、長期間にわたる利用となれば、消費電力の低さも見逃せない。
WD Red SA500シリーズの平均有効電力は60mWで、HDDに比べると読み書き時で4分の1から2分の1、スリープ時は15分の1程度にまで減少する。HDDの場合はスリープ状態から復帰する際にディスクの回転が安定するまでの時間が必要だが、SSDだと高速に復帰できるため、スリープ状態への移行時間を短く設定して消費電力を抑え、ランニングコストを下げることも可能だ。
もちろん、AXELBOXはあくまでも「組み立て済みキット」だ。構成要素を個別に買ってきても、全く同じNASを組み立てられる。しかし、自分で組み立てる場合、組み立ての責任、故障の際の切り分け、問い合わせる先、初期不良への対応などが全て自身の身に降りかかる。購入してから使えるようになるまでの作業量も時間も多くかかる。
だが、“完成品”であるAXELBOXなら、面倒な部分の多くをテックウインドに任せられる。テレワーク環境を整えるなら、まずはAXELBOXでファイルサーバをリプレースすることから考えてはいかがだろうか。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年6月7日