PCは便利なものだと感じてほしいから――娘にスタディパソコン「mouse E10」を勧めた結果（2/2 ページ）

[古田雄介，PR／ITmedia]

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持ち運びもキー入力もスムーズにこなす

　「今日から1週間、使ってみよっか」

　普段のタブレットの代わりにmouse E10を使うように促したところ、娘は意外とすんなり受け入れてくれた。Windows PC自体の起動方法とブラウザの使い方はある程度教えているので、絵を描いたりネットを見たりするのに難儀している様子はなかった。タブレットにインストールしてあるゲームアプリのいくつかはしばらく触れなくなったが、飽きっぽい性格もあって、それほど気にならないようだ。

付属のペンとペイントソフトでイラストを書いて遊ぶ

スタイラスペンは単6形乾電池1本で動作する（電池は付属）

スタイラスペンは背面に取り付けられるので、収納場所にも困らない

リアカメラでハムスターを撮影

　使い始めてから2日目に感想を聞いてみると、「（普段のタブレットより）ちょっと重いけど、取っ手がついてるから大丈夫」という。キーボードカバー込みの重量は約1.28kgとなり、薄型のタブレットと比べるとどうしても重くなる。ただ、「鍵盤ハーモニカのケースと同じ感じだし、別に気にならないよ」とのこと。実際に鍵盤ハーモニカをケースごと測ってみると約1.15kgだった。娘の感覚はまあ妥当だろう。

入力操作をしないときも、キーボードカバーごと持ち歩いていた。その方が面倒がないのは分かる

　キーボード入力も、メールの返信やネットの検索などである程度は慣れている。2日目にはスタンドの角度もスムーズに調整して、何やら一生懸命ネット検索するようになった。最近は妖怪にハマっているようで、検索履歴をちらっと見たら「くだん」とか「八尺様」とか出てくる。そこからYouTubeやWikipediaに飛ぶことが多いみたいだが、情報の信頼性や裏とりの方法もそろそろ教えなくては……。

　タイピングに関してもスムーズにこなしている様子だ。「（キーのタイプ感が比較的強めなキーボードの）お父さんのパソコンの方が打ちやすいけど、こっちでも普通に打てるよ」という。カバータイプのキーボードのため、どうしても外付けのキーボードに比べて制約を感じてしまいそうだが、キーストロークが約1.5mm確保していることもあり、こちらも不便には感じていない印象だ。

妖怪についていろいろと検索しているようだ

付属のキーボードカバー。キーピッチは約16.5mm、キーストロークが約1.5mmを確保する他、キー配列にクセはなく扱いやすい

これ、「普通に使えるよ！」

　1週間経って娘の感想は「別に困らなかったよ。普通に使えたよ！」。再びタブレットと、たまに父のクラムシェル型ノートPCに戻ることについては「またゲームやれるし、いいよ」という。デジタル端末の移ろいにはあまり関心がない様子だ。

　これはなかなか良い結果だったと思う。mouse E10は学習用PCだ。学校などの教育機関でスムーズにデジタル教育が受けられる役目を果たしつつ、その後に個人が所持するであろうPCに役目をバトンタッチする位置にある。そのモデルが固有のクセを感じさせたり、固有の利便性でユーザーを虜にしたりするのは、長期的にみるとプラスではないように思う。

　不便を感じさせず、子供がスムーズに使えることが何よりの強みだろう。長く使っていけば、E10が備える耐衝撃性や長時間稼働などのメリットをより実感できそうだ。子供専用PCをどうしようかと頭を悩ませている親御さんには、ぜひ本機を選択肢に加えてもらいたい。

「マウスの学割」でお得にE10をゲットしよう！

　今回紹介したmouse E10を、お得に購入する方法がある。

　9月1日から始まったキャンペーン「マウスの学割」を使うことで、本体価格から3000円引きの4万9800円（税別）でE10を購入できるようになる。対象者は小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、大学、大学院、専門学校の学生（進学決定を含む）および予備校生、教職員、学生の保護者で、期間は2020年12月31日までとなる。

　購入時に学生証や在職証明書等の提示、小学生の場合には保護者による在学確認を必要とするが、マウスコンピューターの店舗や電話通販窓口だけでなく、全国の家電量販店などで取り扱われるので、ぜひ活用したい。