エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)のハイパフォーマンスノートPC「Prestige 15」(Prestige-15-A11SCS-006JP)が登場した。Intel最新の第11世代CPU(開発コード名:Tiger Lake)を採用したニューモデルの実力を確かめた。
MSIのPrestige 15(Prestige-15-A11SCS-006JP)は、約1.69kgのスリムで軽量なボディーに、15.6型の液晶ディスプレイを備え、クリエイティブ用途やゲームもこなせる本格派のスペックを搭載した大画面ノートPCだ。
基本システムは、話題の「Tiger Lake」(開発コード名)ことIntelの第11世代Coreプロセッサを採用する。快適な処理性能と先進機能に加え、ノートPCが初めての人でも使いやすい大画面と、ゆとりのあるキーボードを備えており、今後数年はしっかりと使える内容になっている。
現在、新型コロナウイルス(COVID-19)がライフスタイルに大きな影響を及ぼしている。テレワークやローテーション勤務、リモート学習だけでなく、給付金の申請、動画配信、各種オンラインサービスの利用など、家庭でPCを利用する機会は確実に増えている。
このような新しいライフスタイルにフィットするのが、Prestige 15のような大画面のスリムノートだ。家庭での設置スペースや移動して使える利便性を考えるとノートPCがいいが、自宅と職場(サテライトオフィス、カフェなど)の往復がメインなら、極端に軽い必要はない。
むしろ優先順位としては「画面の見やすさやキーボードの打ちやすさ、ストレスなく使える性能」が重要だ。それをしっかり確保した上で「できるだけ薄型で軽量であれば、扱いやすく持ち出しも楽になるためより望ましい」といったところだろう。
また、外出先で利用する前提なら、セキュリティを担保しつつ、面倒な操作を省くことができる顔認証や指紋認証機能などもあった方がよい。これから、このような点を特に意識しながら実機を見ていこう。
Prestige 15のボディーサイズは、約356.8(幅)×233.7(奥行き)×16.9(厚さ)mmで、重量は約1.69kgだ。カフェなどで開くにも困らないサイズで、必要なときに持ち出すくらいであれば苦にならない重さに仕上がっている。
ボディーカラーは濃い目のグレーにラメを入れたような「カーボングレー」だ。ダイヤモンドカットしたエッジにブルーを入れてキラキラと光らせている。天板の中央付近には、リニューアルされたMSIのロゴをさりげなく配置するなど、落ち着いた中にも個性が光るデザインといえる。
バッテリー駆動時間は公称で約16時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)と長い。付属のACアダプターは専用端子ではなくUSB Type-Cタイプで、USB Power Delivery(USB PD)に対応しており、出力仕様は90Wだ。
テレワークや学習に使うPCは、長時間利用することになる。画面の見やすさやキーボードの打ちやすさは単純な作業効率だけでなく、疲労の蓄積にも関係するだけに重要だ。
Prestige 15は、ゆとりのある15.6型の液晶ディスプレイを搭載しており、1920×1080ピクセル(フルHD)の画面解像度に対応する。表面はノングレア仕上げで、眼精疲労の原因とされている画面への映り込みもしにくい。また、色域はインターネットコンテンツの標準であるsRGB100%相当をカバーし、制作者の意図通りの色を再現できる。
コンテンツに適したカラーモードを選べるユーティリティーの「MSI True Color」が導入されている点も見逃せない。sRGBモードが用意されていて簡単にsRGBの色を再現可能な他、眼精疲労の原因とされているブルーライト削減モードも用意されている。
見やすさ、疲れにくさという点で見ると、Prestige 15の画面は満点に近い。目視の印象も良いので仕事や学習のモチベーションを高めてくれるし、クリエイティブ用途での作業やエンターテイメントを楽しむ際にも適している。
キーボードは、アイソレーションタイプの6段配列を採用する。キーピッチは、縦横ともに約19mmとゆとりがあり、Enterキーやカーソルキーなどのサイズも大きい。キーストロークもノートPCとしては深めに確保されていてタッチ感は良好だ。パームレストも広く、長文入力もストレスなく行える。ビジネス用途も学習もはかどるだろう。
キーボードの手前にはクリックボタンを一体化した高精度タッチパッドを備える。OS標準のジェスチャー機能を利用できるため、指の操作でWeb画面の戻る/進むなどを入力可能だ。
液晶ディスプレイ上部に、Webカメラとデジタルマイクを装備。ノイズキャンセリング機能も備えており、クリアな音声でTV会議、ビデオチャットを行うことができる。
さらに、Windows Hello対応の顔認証カメラとタッチパッドに指紋センサーも内蔵している。顔認証ならPCに向き合うだけで、指紋認証ならばセンサーにそっと触れるだけで、PCのロック状態からパスワード入力なしでログインできる。
続いて、内部スペックを見ていこう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年12月16日