ノートPCでデスクワークをする際にキーボードやマウス、ディスプレイなどを一気につなぐのは意外と骨が折れる。外出先で画面を映し出すために、複数の変換アダプターを持ち歩くと、カバンの肥やしになってしまう。デル・テクノロジーズのドッキングステーションや変換アダプターなら、これらの問題を解決できる。特にお勧めする製品を紹介していこう。
ひと言で「デスクワーク」と言っても、在宅勤務や、サテライトオフィスの利用、フリーアドレスの広がりなど、そのあり方は多様化している。柔軟な働き方により、移動コストの低減や、コミュニケーションの活性化が進む一方で、PCを使って行う作業の効率を高めるために、装備の工夫も欠かせない。
以前なら会社や事務所の“定位置”に快適な作業場所が整っていただろう。しかし、さまざまな場所が仕事場となりうる新しい働き方では、従来のデスクワークと同じ装備では思うようなパフォーマンスは発揮できない可能性もある。
特にノートPCを使って仕事をする場合、さまざまなケーブルをまとめて一発で接続したり、出先で使うために持ち歩くいろいろな変換コネクターを1つにまとめたりすることができれば、仕事の効率アップにつながるはずだ。それを実現する上で注目したい周辺機器が「ドッキングステーション」である。
デル・テクノロジーズは、1997年に初の機械式ドッキングソリューション「Cシリーズ」を開発して以来、さまざまなニーズに応えるドッキングステーションを多数世に送り出してきた。2016年には、業界に先駆けて「Thunderbolt 3」や「USB Type-C」に対応するドッキングステーションも発売している。現在も、非常に幅広いドッキングステーションや変換アダプターを展開中だ。
今回は、デル・テクノロジーズが展開する最新のラインアップから、法人はもちろん個人でも使いやすい3台をピックアップして紹介する。
ノートPCをオフィスや自宅のデスクで使う場合、より快適な作業をするためにマウスやキーボード、ディスプレイケーブル、有線LANケーブル、電源ケーブルなどの周辺機器をつなぐことが多いと思う。しかし、これらのケーブルを1つずつ付けたり外したりするのは意外と面倒な作業である。
こんな不便を解消してくれるドッキングステーションが「D6000」だ。昨今のUSBドッキングステーションは、USB Type-C端子につなぐものが多い。もちろんD6000もUSB Type-C接続に対応しているが、加えてUSB Type-A接続にも対応する。USB Type-C端子を備えない、少し古めのPCでも活用できることが魅力だ。
USB Type-C端子を備えるPCと接続する場合は、ケーブルに備え付けられた変換コネクターを取り外して接続する。接続先のPCがUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力に対応している場合は、D6000に付属のACアダプターをつないでおけば電源の供給も可能だ(最大65W)。
企業や家庭を問わず、昨今では外部モニターを接続したマルチディスプレイ環境の構築が普及している。特に、12〜15型程度の画面サイズではビジネスシーンの作業には不十分なこともある。ドッキングステーションを介して複数のディスプレイに映像を出力して、画面を拡張できるのは心強い。
D6000では、最大3台の4Kディスプレイ、または1台の5Kディスプレイに映像を出力できる(※1)。「DisplayPortに対応するUSB Type-C端子やThunderbolt 3端子を備えないノートPCでないと、映像出力できないのでは?」と思う人もいるかもしれないが、D6000では「DisplayLink」テクノロジーを採用することでUSB 3.0以上のUSB端子を備えていれば映像出力できる。事前にディスプレイドライバーをインストールしておく必要はあるが、USB端子さえ備えていれば簡単にディスプレイを拡張できる。
(※1)4Kディスプレイ(3840×2160ピクセル)を3台つなぐ場合は、3画面目のリフレッシュレートは30Hzに制限されます。また、USB 3.0端子につないだ場合は、つなげる4Kディスプレイが2台までとなります
企業や団体で運用する観点に立つと、有線LAN端子が「MACアドレスパススルー」をサポートすることもポイントだ。
一部の企業や団体のネットワークでは、接続の可否を有線LANチップ固有の「MACアドレス」で判断している場合がある。一般的な有線LANポート付きのUSBドッキングステーションでは、PC本体とは異なるMACアドレスを備えるため、ドッキングステーション側にLANケーブルをつないでも接続できない。
しかし、本体側のMACアドレスを使って通信できるD6000なら、このような問題は起こらない。ただし、MACアドレスパススルーは、PC本体側でも対応が必要なので、導入する前に利用できるかどうか確認するようにしたい。
BYODを取り入れて社員の個人ノートPCを使うことを認めている企業や団体でも、D6000なら幅広い環境に対応できて導入しやすいはずだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年1月22日