日本国内でモバイルパソコンの代名詞となっているパナソニックの「レッツノート」シリーズ。テレワークの急速な普及で改めてパソコンの性能や使いやすさに注目が集まる中で、新モデルはどのような仕上がりになっているのか。最新モデルをチェックした。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、改めてパソコン(強いて言うならばモバイルノートパソコン)の重要性が高まっている。企業においては、モバイルワークやテレワーク、ローテーション勤務などが一般化/長期化する中で、オフィスとオフィス以外のパソコン環境の違いからくる「生産性の維持、向上」が課題として浮上している。
パソコンの重要性が増しているのは、個人も同様だ。自治体への申請から学習、エンターテインメントまで、幅広い分野でデジタル化、オンライン化の波が加速している。これによって仕事以外でもパソコンに触れる機会がグッと増えており、利用するパソコンが生活の質を左右するような状況にもなってきている。
一般的に、会社から支給されるパソコンは予算や納期の制限などがあって、性能や機能、使い勝手などで妥協が必要になる場合が多い。同様に個人的に購入した手持ちのパソコンも、起動するだけで時間がかかったり、HDDゆえにレスポンスがいまひとつだったりと快適に利用するにはほど遠く、だましだまし使っているという人もまだまだ多いはずだ。
在宅ワークではパソコンの設置スペースも限られており、可能な限りコンパクトな方がありがたい。
テレワークやローテーション勤務などが一般化しつつある状況の中で、生産性の課題を解決する方法の1つが「高性能なモバイルパソコンを軸に環境を構築する」ことだ。
携帯性に優れるだけでなく、高い性能と優れた入力環境、接続性を兼ね備えたモバイルパソコンをメインマシンとして中心に据えて業務環境を構築しておけば、仕事は大いにはかどるし、オフィスにいても自宅にいても同じ環境で業務が行える。
このような優れたモバイルパソコンがあれば、移動中やリモートオフィス、あるいは出張先から戻ってこられないような状況になっても、業務を継続し、かつ高い生産性を発揮することが可能だ。BCP(事業継続計画)の観点からも非常に有効だし、さらには生活の質全般を向上させることにもつながるだろう。
ここで問題になるのが、パソコン選びだ。携帯性に優れたモバイルパソコンはたくさんあるが、さらに性能、入力環境、接続性などの条件を加えていくと、それらを満たす製品は限られる。
そこで自信を持ってお勧めできるのが、パナソニックのレッツノートシリーズだ。1996年の誕生以来、25年にわたって常にその時代で高い携帯性と優れた性能を両立した良質な製品を供給し続けており、ビジネスユーザーから厚い信頼が寄せられている。
そして、このたび発売となった最新モデル(SV1)では、インテル®の第11世代Core™(開発コード名:Tiger Lake)の搭載によって、性能やバッテリー駆動時間がさらに強化され、これまで以上に魅力的な製品となっている。
今回、最新モデル「レッツノートSV1」の評価機を入手した。その評価機に触れながら、レッツノートの魅力や25周年記念モデルの概要を見ていこう。
レッツノートSV1は、1920×1200ピクセル表示対応の12.1型液晶ディスプレイを搭載したモバイルパソコンだ。
光学式ドライブも搭載し軽量かつ頑丈なボディーに、長時間のバッテリー駆動、豊富なインタフェースの装備といった特徴を先代のSV9から継承しつつ、新たにインテル®最新のTiger Lakeこと第11世代Core™ プロセッサーを導入することで、性能が強化されている。
店頭販売される量販店モデルの他に、スペックのカスタマイズやカラー天板が選べる直販モデルも用意される。
レッツノートSV1の大きな進化ポイントが、Tiger Lakeの開発コード名で知られるインテル®最新の第11世代Core™ プロセッサーを採用していることだ。
前世代からコア内部を改良するとともに、内蔵グラフィックスの性能を大幅にアップ。さらに拡張命令によってAI推論パフォーマンスも飛躍的に向上させており、将来性が非常に高い。
量販店モデルでは、Core™ i7-1165G7(1.2GHz〜4.7GHz)搭載の上位モデルとCore™ i5-1135G7(900MHz〜4.2GHz)搭載の下位モデルを用意する。両方とも4コア8スレッドのモデルで、キャッシュ容量と最大周波数が異なる。直販モデルではどちらも選択可能だ。
データストレージに高速なSSDを搭載している点も見逃せない。ストレージはパソコンの起動やアプリの起動、ファイルの読み書きの性能に影響する部分で、体感速度にも大きく影響する。最新のプロセッサーと合わせて利用することで「使いたいときにすぐに使えるパソコン」を実現している。
レッツノートSV1では、最新プロセッサーの実力を最大限に発揮させるため、独自開発の冷却機構を強化するとともに、オリジナルのCPU制御技術「Maxperformer」を導入している。
冷却機構は放熱フィンの表面積を増やすとともに、ファンの羽根を47枚から79枚に増やすことで風量を増加させ、冷却効率を高めている。
そして、Maxperformerでは、インテル®が提供する「Intel® Dynamic Tuning Technology(インテル®DTT)」を使用して動作制御をレッツノートに最適化。負荷状況やボディー内部の発熱状況を監視し、電力を細かく調整して省電力でバッテリー駆動時間を長く確保しながら、性能を発揮すべき時にはきっちりと高い周波数で動作するようにしている。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年2月25日