ゲームも在宅環境もこれ1台で快適に! 高い性能と静音性を両立した水冷ミニタワーPC「G-Tune XM-Z」を試す(1/3 ページ)

マウスコンピューターの「G-Tune XM-Z」は、高い性能を小柄なボディーに凝縮したゲーミングデスクトップPCだ。最新のGeForce RTX 3070を搭載した本機の魅力に迫る。

» 2021年01月27日 10時00分 公開
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 マウスコンピューターのゲーミングブランド「G-Tune」シリーズは、ヘビーゲーマー向けからライトゲーマー向けまで、多彩なスペックと、さまざまなスタイルのゲーミングPCを取りそろえており、自分にぴったりのPCを選ぶことができる。

 ここで取り上げる「G-Tune XM-Z」は、4種類あるタワー型の中では2番目に小さいミニタワー型スタイルのボディーと、冷却効率の高い水冷クーラーを採用したゲーミングPCだ。

 最新GPUのNVIDIA GeForce RTX 3070を筆頭に、ハイスペックなパーツをコンパクトで扱いやすいボディーに収めつつ、静音性も兼ね備えており、家庭に導入しやすい製品だ。直販サイトのベースモデルは1種類だが、BTOでのカスタマイズにも対応している。今回は標準構成モデルの評価機を見ながらその魅力を見ていこう。

G-Tune XM-Z G-Tune XM-Zは、扱いやすいミニタワー型ボディーと水冷クーラーを採用したヘビーゲーマー向けのハイスペックモデルだ。ここでは、CPUにCore i7-10700K、GPUにNVIDIA GeForce RTX 3070を備えた標準構成モデルを取り上げる

話題沸騰のGeForce RTX 3070を搭載

 ゲーミング体験において最も重要なグラフィックスカードのGPUは、NVIDIAの最新世代(RTX 30シリーズ)となるGeForce RTX 3070を採用する。

 このRTX 30シリーズでは、基本のCUDAコアの他にレイトレーシング用のRTコア、AI推論用のTensorコアを統合する構造を継承しつつ、新しいAmpereアーキテクチャ、8nmプロセスルールの採用によって前世代から性能を大きく底上げしている。

 GeForce RTX 3070は、アッパーミドルクラスながら、発表時点の価格で2倍ほどもする前世代のハイエンドモデル「GeForce RTX 2080 Ti」に匹敵する性能を持っており、市場でも人気が沸騰中だ。

 リアルタイムレイトレーシング、DLSS(NVIDIA独自のAIを活用した高画質化機能)に対応したタイトルを含め、最高峰のゲーム体験を味わえる。また、最近はGPUのクリエイティブ活用も進んでおり、クリエイティブ用途でも快適な環境を期待できる。

G-Tune XM-Z NVIDIA最新世代のGeForce RTX 3070を搭載したグラフィックスカードを備えている。評価機はMSI製だったが、注文のタイミングでは異なる可能性もある
G-Tune XM-Z GeForce RTX 3070は、RTX 30シリーズの中ではアッパーミドルの位置付けだが、前世代のハイエンドであるGeForce RTX 2080 Tiに匹敵する性能を持つことから、市場でも人気が沸騰して入手が難しい状態が続いている

第10世代Coreプロセッサを水冷クーラーで強力に冷却

 CPUは、Core i7-10700Kを採用する。開発コード名「Comet Lake-S」で知られるIntel最新の第10世代Coreプロセッサだ。8コア16スレッド、最大5.1GHz動作というスペックでマルチスレッド性能、シングルスレッド性能のどちらにも優れている。

 マルチスレッド性能に余裕があるため、ゲームプレイに加えて高画質でゲーム配信を行う用途にも向いている。BTOでは、より高性能な10コア20スレッドのCore i9-10900Kも選ぶことが可能だ。

 第10世代Coreプロセッサのハイエンドモデルは、総じて発熱も高い傾向がある。そのため放熱をしっかり行わないと、サーマルスロットリングが発生して本来の性能を引き出せないことがありうるが、本製品では標準で120mmのラジエーターを搭載した水冷クーラーを採用する。

 水冷クーラーは、空気よりもはるかに熱輸送効率の高い冷却液を使ってCPUから熱を奪い、ラジエーターで放熱するため、通常の空冷クーラーよりも強力かつ静音でCPUの冷却が行える。特に、ボディーの内部が相対的に狭いミニタワー型では空冷に対するアドバンテージは大きい。

G-Tune XM-Z CPUにはCore i7-10700Kを採用する。8コア16スレッドで動作し、最大動作周波数も5.1GHzと高いため、マルチスレッド性能だけでなく、シングルスレッド性能ともに優れている。ゲームプレイはもちろん、プレイしながらのゲーム配信にも余裕を持って対応できる
G-Tune XM-Z 本製品では標準で120mmのラジエーターを備えた水冷クーラーを採用する。強力かつ静音性を維持して放熱し、CPUのパフォーマンスを引き出している

メモリは標準で16GB、最大で64GBまで搭載可能

 メモリは、標準でPC4-21300 DIMM(DDR4-2666)を16GB(8GB×2)搭載する。BTOでは32GB(16GB×2)や64GB(16GB×4)の構成が選べ、それぞれでより高速なPC4-25600 DIMM(DDR4-3200)も選択できる。

 グラフィックスカードを搭載したシステムの場合、PC4-21300とPC4-25600の差がゲーム体験に影響する場面はあまりないので容量の方を優先して強化したい。

 ゲームタイトルの推奨メモリ容量は、これまで8GB以上とされることが多かったが、最近ではWQHD(2560×1440ピクセル)以上の解像度でのプレイには16GB以上を推奨するタイトルも増えてきている。予算に余裕があるならば、将来を見越して32GB以上を選ぶとよいだろう。

G-Tune XM-Z メモリは標準で16GB(8GB×2枚)を備える。BTOでは、最大64GB(16GB×4枚)まで搭載可能だ

ゲームに適したデュアルストレージを採用

 ストレージが高速だと、PCゲームの起動やロード時間を短縮できるため高速な方が望ましいが、1タイトルで数十GBの容量があるゲームタイトルを保存しておくにはドライブの容量も必要だ。ただし、SSDだけで大容量を確保するとコストが高くなりすぎるため、HDDと併用してOSとプレイ頻度が高いゲーム用に高速なSSD、プレイ頻度が低くなったゲームの保存用に低コストで大容量のHDDを搭載するという形で使い分けるのがゲーミングPCのセオリーだ。

 本製品の標準構成では、まさにそのセオリー通りに、512GBのM.2 SSD(PCI Express/NVMe対応)と2TBの3.5インチHDDを搭載しているが、BTOでは柔軟なカスタマイズが可能だ。SSDは最大2TBまで、HDDは最大8TBまで選べ、SSDはシーケンシャルリードが毎秒3500MBを超える性能を持つ超高速SSD(Samsung PM981a)を指定することもできる。

G-Tune XM-Z PCI Express/NVMeインタフェースのM.2 SSDには、発熱対策としてSSDヒートシンクが装着されている
G-Tune XM-Z 評価機のストレージには、Western Digitalの「PC SN520」が搭載されていた。PCI Express 3.0 x2接続で公称のシーケンシャルリードが毎秒1700MB、同シーケンシャルライトが毎秒1400MBというスペックだ
G-Tune XM-Z CrystalDiskMark 8.0.0(ひよひよ氏・作)では、公称値より少し上のスコアが出た。BTOではより高性能なSSDであるSamsung PM981aを指定可能だ

 続いて、ミニタワー型のボディーを見ていこう。

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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月9日