ゲームも在宅環境もこれ1台で快適に! 高い性能と静音性を両立した水冷ミニタワーPC「G-Tune XM-Z」を試す(2/3 ページ)

» 2021年01月27日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR

合理的なエアフロー構造を取り入れたミニタワー型ボディー

 ボディーには、オリジナルのミニタワー型ケースを採用している。具体的なサイズは、約188.8(幅)×395.7(奥行き)×400mm(高さ、突起部含まず)と、汎用(はんよう)パーツを収納できるタワー型としてはコンパクトで扱いやすい。

G-Tune XM-Z オリジナルのミニタワー型ケースを採用する。奥行きが短く、机の上にも置きやすい。前面にサウンド端子やUSB端子、HDMI端子が並ぶ(左)。ボディーの裏面(右)。吸気口が多数開けられているのが分かる

 内部の合理的なエアフローも注目したい。水冷クーラーでCPUの熱を確実に放熱するとともに、電源を上部へ配置することで、ラジエーターとシステム全体の放熱を兼ねる大型の背面ファンと、底面に大きく開けた吸気口でグラフィックスカードを挟み込む構造を取る。新鮮なエアーが上昇気流(温められた空気は自然に上昇していく)で最大の熱源であるグラフィックスカードへダイレクトに当たり、効果的に放熱できる状況を作り出している。

 電源のチョイスも合理的だ。電力効率の指標の中でも最高峰の「80PLUS TITANIUM」認証を受けた極めて電力効率の高い(=発熱が少ない)高級モデルを採用し、背面には放熱口を大きく開けて、ファンを高速に回すことなく余裕を持った放熱ができるようにしている。

G-Tune XM-Z 右側面。独特のパターンで吸気口を設けている
G-Tune XM-Z 左側面。BTOのオプションでは、中身が見える「強化ガラスサイドパネル」も用意されている
G-Tune XM-Z ネジを2本回すと左側面のサイドパネルが外れ、内部にアクセスできる。評価機はMSI製のグラフィックスカードを備えていたが、注文のタイミングでは異なる可能性もある
G-Tune XM-Z 80PLUS TITANIUM認証取得の高効率電源ユニットを上部の仕切りの上に配置。低発熱なので、電源ユニット内部のファンのみで放熱できる
G-Tune XM-Z 底面をハニカム状に大きく通気口を用意し、グラフィックスカードの冷却効率を上げている。写真はMSI製のグラフィックスカードだが、注文のタイミングでは異なる可能性もある
G-Tune XM-Z 高さのあるインシュレーターで、しっかりと底面の吸気スペースを確保する。フィルターはマグネットで着脱でき、メンテナンスもしやすい

VR用途で便利なフロントHDMI端子も用意

 前面端子がケース上部に斜め上向きでついており、床に置いて使う場合でもアクセスしやすいのは見逃せない。前面端子には、ヘッドフォン、マイク、2基のUSB 3.0に、HDMI出力といった端子をそろえる。

G-Tune XM-Z 前面端子。2基のUSB 3.0、ヘッドフォン、マイクの他にHDMI端子(別途ケーブル接続が必須)もある

 このフロントHDMI端子を利用するには、背面上部にある中継端子へのケーブル接続が必要になるが、この中継端子の見た目もスマートだ。

 VR用途で活用しているユーザーの声を反映した仕様ということで、確かに使用するたびにタワー型ケースの背面にいちいち手を回して接続するのはかなり面倒なので、前面にHDMI端子があるだけで格段に楽になるだろう。

 背面にはType-CとType-AのUSB 3.1端子を1基ずつ、USB 3.0端子が4基、有線LAN、オーディオ端子を装備する。さらにグラフィックスカードのディスプレイ出力として、3基のDisplayPort端子と1基のHDMI端子も備える。また、DisplayPort→DVI-D端子の変換ケーブルも標準で付属している。

G-Tune XM-Z 背面上部には、前面HDMI端子を利用するための中継端子が用意されており、グラフィックスカードのHDMI端子からこちらへ接続する
G-Tune XM-Z 背面端子。Type-CとType-AのUSB 3.1端子、4基のUSB 3.0端子と、合計で6基のUSB端子が利用可能だ

ベンチマークと実ゲームで最高クラスのゲーム体験を実証

 ベンチマークテストで性能をチェックしよう。評価機の構成は、CPUがCore i7-10700K(8コア16スレッド、3.8GHz〜5.1GHz)、メモリが16GB(PC4-21300 8GB×2)、グラフィックスカードがNVIDIA GeForce RTX 3070(グラフィックスメモリは8GB)、ストレージが512GBのNVMe SSD(Western Digital PC SN520、評価機の場合。こちらもグラフィックスカードと同様、注文のタイミングで異なる可能性がある)、OSがWindows 10 Home(64bit)という内容だ。

 CINEBENCH R23のCPUスコアは12230ptsと、Core i7-10700Kの性能をフルに出せているといえる。ちなみに、モバイル向けの最新CPUであるCore i7-1165G7(開発コード名:Tiger Lake)搭載機のスコアは、5000pts前後が相場だ。

 PCMark 10では、実際のアプリを使ってPCで行う用途をシミュレートする。結果は、公式サイトに登録されているハイエンドPC(Core i9-9900K、GeForce RTX 2080搭載機)を超え、PCの上位2%以内に入る優秀なスコアをマークしている。

G-Tune XM-Z CINEBENCH R23のスコア
G-Tune XM-Z PCMark 10のスコア

 3DMarkの結果も優秀だ。DirectX 11ベースのFireStrike、DirectX 12ベースのTime Spy、リアルタイムレイトレーシング対応のPort Royal、いずれのスコアも文句のつけようがなく、タイトルの種類を問わず、最高クラスのゲーム体験ができることを実証している。

 実ゲームベースのテストとして、FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマーク、FINAL FANTASY XIV Official Benchmark、シャドウ オブ ザ トゥームレイダー、FarCry NewDawnを実行したが、どれも4Kの最高画質でプレイ可能なスコアを出している。

 VRMarkは、最も負荷が重い「Orange Room」を実行した。公式サイトに登録されているハイエンドPC(Core i9-9900K、GeForce RTX 2080搭載機)と、ほぼ同等のスコアをマークした。

G-Tune XM-Z 3DMark/FireStrikeのスコア
G-Tune XM-Z 3DMark/TimeSpyのスコア
G-Tune XM-Z 3DMark/Port Royalのスコア
G-Tune XM-Z FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマーク(3840×2160ドット/最高品質)のスコア
G-Tune XM-Z FINAL FANTASY XIV Official Benchmark(3840×2160ドット/DLSS有効)のスコア
G-Tune XM-Z シャドウ オブ ザ トゥームレイダーのベンチマークスコア。(3840×2160ドット、グラフィックスプリセット:最高、DLSS有効)
G-Tune XM-Z FarCry NewDawnのベンチマークスコア(3840×2160ドット、画質:最高)
G-Tune XM-Z VRMark/OrangeRoomのスコア

 最後に、動作音などを確認する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月9日