Type-C(USB 3.1)とType-A(USB 2.0、USB 3.0)のUSB端子の他、光学ドライブやSDメモリーカードスロット、有線LAN端子など、最近のPCでは省かれがちな端子も含めて豊富なインタフェースを装備する。外付けディスプレイや家庭用TVに画面出力できるHDMI出力端子もしっかり備えている。
さらに、USB Type-C(USB 3.1)は、USB Power Delivery(PD)にも対応。45W以上の出力があるUSB PD対応モバイルバッテリーやACアダプターを使って充電することが可能だ(動作保証はマウスコンピューターの純正品のみとなる)。
このような端子類は、ドックや変換アダプターを使えば対応できるが、これらが必要な場合は管理する手間が増える。移動して使う場合は一緒に持ち運ばねばならないし、使いたいときにすぐに見つからずにイライラ……なんてことにもなりかねない。本体に豊富なインタフェースを備えていることは、PCをストレスなく利用する上で大きなメリットといえる。
また、通信機能として1000BASE-T対応の有線LANに加え、無線LANのWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.0を標準装備している点も見逃せない。
Wi-Fi 6は、Wi-Fi 5以前から通信の仕組みを改良し、複数台のデバイス(PCやスマートフォン、ゲーム機など)が同時に通信するような状況でも安定して高速通信が可能になっている。
低価格PCやコストパフォーマンス優先の製品はWi-Fi 5までしか対応していない場合もあるが、テレワークやオンライン学習において安定した回線は重要なだけに、リーズナブルな価格帯の製品でもWi-Fi 6にしっかり対応しているのは本製品の優位点といえる。
テレワークにもオンライン学習にも必須といえる装備が、Webカメラとマイクだ。本製品は、100万画素のWebカメラとアレイマイクを液晶ディスプレイの上部に内蔵している。
この上部に配置しているというのがポイントだ。カメラを画面の下部に備える製品もあるが、下から見上げるようなアングルだと顔の下側が膨張して見えてしまい、あまり見栄えが良くない。
本製品はナローベゼルデザインを採用していながら、「画面より上に搭載」という条件をクリアしていることは見逃せない。
また、アレイマイクは、指向性を持たせて雑音を排除するノイズキャンセル機能も装備しており、ビデオ会議を追加コストやデバイスの追加なしでスムーズにこなせる。
底面手前側の両端にある、ステレオスピーカーの品質も良好だ。大きなサウンドを流しても音割れなく再生できる。ビデオ会議や動画教材の音声をしっかり聞き取れ、息抜きのゲームや動画鑑賞といったエンターテインメントも十分楽しめる品質だ。
ボディーサイズが大きいだけに、キーボードやパームレストもゆったりとしたサイズを確保しており、とても操作しやすい。
キーピッチは約19mm、キーストロークも約1.8mmとノートPCとしてはしっかりと深めに確保する。タッチ感が重すぎることもなく、快適にタイピングを行える。カーソルキーはやや小さめながら、通常キーとは独立して配置し、テンキーも他のキーとの間隔を少し広めに開けるなど、ミスタイプしにくいように配慮されているのがうれしい。
タッチパッドも入力ミスのしにくい2ボタン式を採用している。Microsoftの定める「高精度タッチパッド」に対応しており、Windows 10標準の便利なジェスチャー機能も利用できる。
続いて、内部スペックやパフォーマンスを確認する。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月20日