CPUはIntelのCore i5-1035G1(4コア8スレッド、1.0GHz〜3.6GHz)を搭載する。第10世代Coreプロセッサのミドルレンジモデルにあたり、ビジネスからエンターテインメント、クリエイティブ入門用途まで幅広く対応可能だ。
メモリとストレージはBTOで好みの容量にカスタマイズできる。標準でメモリは8GB(8GB×1)、ストレージは256GBのM.2 SSD(SATA)を採用している。ベーシックなビジネス用途ならばこれでも足りるが、息抜きにカジュアルゲームをしたり、写真編集なども意識したりするならば、デュアルチャンネルで性能がアップする16GB(8GB×2)以上に、SSDの容量も512GB以上にしておきたい。このスペックにすれば、ビジネス用途でもより快適に、長い期間使えるだろう。
ベンチマークテストの結果を見よう。参考として、2015年に発売された旧型のノートPC(CPUは2コア4スレッドのCore i5-5300U、メモリは8GB、SSDは960GB)のスコアも掲載した。
今回の評価機はメモリが8GB(8GB×1)、ストレージ容量も256GBというベーシックな構成だ。メモリがシングルチャンネルで、CPU内蔵グラフィックス機能(Intel UHD Graphics)の性能をフルには出せていないが、それでも旧世代のPCとの差は歴然としている。
実際のアプリケーションを使ってPCの総合性能を見るPCMark 10では、日常操作(Essentials)、オフィス(Productivity)、コンテンツ制作(Digital Content Creation)、いずれも比較対象PCに大きな差をつけている。
強調したいのは静音性の部分だ。Core i5-1035G1は、最軽量クラスのPCにも搭載できるような省電力CPU(TDPは15W)だけに、17.3型で大柄なボディーの本製品では放熱設計に余裕があるのだろう。アイドル時はもちろん、Webブラウズなどをしていても、ファンレス仕様かと思うほどの静かさだ。システムに高い負荷をかけても意識しないと分からない程度の音しかしない。
ボディーは高負荷時でも不快な熱は全く感じられない。室温が少し低かった(19度)とはいえ、手が触れる表面は体温以上になる部分がなかった。夏場で室温が高くなっても快適に利用できるだろう。
直販サイトの販売価格は、税別7万9800円で、Microsoft Office Personal 2019付属モデルも同9万9800円から用意されている。コストパフォーマンスの良さは間違いないところだ。前述したように、予算に余裕があるならば、メモリを16GBに、SSD容量を512GBに増量すれば、より快適に長く使うことができるだろう。
ビジネスユースを快適にこなすに十分な性能、17.3型の大画面、打ちやすいテンキー付きキーボード、放熱設計にも静音性にも優れたボディー、豊富な接続端子、安定した高速通信ができるWi-Fi 6対応、Webカメラとノイズキャンセリング対応マイクの内蔵など、テレワークやオンライン学習向けの条件をしっかりと満たしつつ、とにかく使っていてストレスになる要素を排除したPCに仕上がっている。
特に、17.3型の大画面は長時間作業の疲労軽減に大きく貢献してくれるし、映画や動画などのエンターテインメント用途でも大活躍をしてくれる。テレワークやオンライン学習用に新しくPCを導入しようと考えている人にとっては有力な候補になる1台だろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月20日