基本スペックについては個別に見ていこう。AMDのシステムを採用したmini Regulus IIは、3種類のラインアップがあるが、今回の評価機であるmini Regulus II AR5は最上位モデルで、CPUにRyzen 5 PRO 4650Gを搭載する。標準構成の価格は、6万9980円(税別、以下同様)だ。
このCPUは、PCに詳しいユーザーの間では開発コード名「Renoir」(ルノアール)として知られるGPU統合型CPU(APU)で、シングル/マルチスレッドのCPU性能、グラフィックス性能、そして電力効率、いずれも優れており、バランスが良いと定評がある。
mini Regulus II AR5ではこの特徴を生かして、1台でビジネス、学習、クリエイティブ、エンターテイメントまで、さまざまな用途をこなせる個人向けのスタンダードPCを想定した構成になっている。CPUの性能を生かしつつ静音性を両立させるためにNoctuaの高性能CPUクーラーを採用している点も見逃せない。
BTOに対応しており、購入時にメモリやSSD/HDDの変更/追加に加え、OSの変更やオフィスアプリケーションの追加も行える。こういったBTOに詳しくない場合も「オススメ カスタマイズ」で簡単にお勧めの構成を選べるのもうれしい。
Intelシステムを採用したmini Magnate IIシリーズは、CPUが異なる5種類のモデルを用意する。mini Regulus II IMは、ちょうどその中間に位置づけられるモデルで、CPUにはCore i5-10400を搭載している。CPU自体は6コア12スレッド(2.9GHz〜4.3GHz)で、快適にビジネスアプリケーションを利用できる。
標準のメモリは8GB(PC4-21300 SO-DIMM)のシングルチャンネルアクセスで、ストレージは250GBのM.2 SSD(Serial ATA 6Gbps)というベーシックな内容だ。ビジネス向けにフォーカスすることにより、標準構成で5万9500円とリーズナブルなプライスを実現している。
前述したように、前面と背面の両方にUSB Type-C端子を備える。背面側はディスプレイ出力にも対応しており、先進のType-C対応ディスプレイを含め、DisplayPort、HDMI、D-Sub 15ピンと合わせて、新旧を問わずディスプレイインタフェースを網羅し、最大3画面の同時出力が可能だ。
もちろん、スペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)にも対応する。AMDモデルに比べると選択肢は限定されているが、メモリ容量の変更、OSの変更やオフィスアプリケーションの追加も行える。「オススメ カスタマイズ」を選べば、簡単にお勧め構成を選べるのも同様だ。
最後に、それぞれのモデルをベンチマークテストで検証してみよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社サードウェーブ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年2月28日