通信機能は1000BASE-T対応の有線LANに加えて、Wi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.0を標準で装備している。
Wi-Fi 6では通信の仕組みを改良することで、従来のWi-Fi 5に比べて約1.4倍も高速になり、たくさんのデバイスが同時に通信するような環境でも安定して高速な通信を行えるのが特徴だ。特に家族がたくさんいたり、複数のデバイスを使ったりする場合でも、機器をWi-Fi 6で統一すれば実際の通信環境はかなり良くなるだろう。
外部ディスプレイ出力用のインタフェースは、HDMI出力を右側面に装備する。USBポートは合計で4基装備し、3基あるUSB 3.0ポートのうち1基はUSB Type-Cとなっている。USB Power Delivery(PD)にも対応しており、90W以上の給電能力を持つ汎用(はんよう)のUSB PD対応ACアダプター/モバイルバッテリーで充電が行える。純正品以外は動作保証の対象外ではあるが、いざというときに市販のACアダプターが利用できるのは心強い。
液晶ディスプレイの上部に約100万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクを内蔵する。マイクはノイズキャンセル機能に対応しており、クリアな音声でビデオ会議やオンライン授業を行える。
Windows Helloの顔認証に対応したIRカメラも搭載済みで、一度登録しておけば使わない時は画面をロックしてPCを保護しつつ、画面に顔を向けるだけですぐにWindowsへログインできる。手軽さとセキュリティを確保した便利な機能なので、ぜひ活用したいところだ。
CPUにはAMDのRyzen 7 4800Hを採用している。8コア12スレッドで、動作周波数は2.9GHz〜4.2GHzとパワフルだ。ビジネスや学習用途はもちろん、写真編集やビデオ編集などのクリエイティブワークといった幅広い分野のアプリを快適に操作できる。
Ryzen 7 4800HのTDP(熱設計電力)は45Wだ。最近のCPUはブースト機能で温度と性能のバランスを調整するため、強力なCPUを装備していてもボディーの放熱性能が十分でないとフルに性能は発揮できない。特にTDPの値が大きな製品は高度な冷却が必要になるが、本製品も2020年度モデルからCPUの冷却ファンを追加し、冷却性能を強化している。
メモリとストレージは、BTOでカスタマイズが可能だ。標準でメモリは16GB(8GB×2)、ストレージとして512GBのPCI Express SSDを搭載しており、ビジネスや学習用途では十分な構成といえる。クリエイティブ用途でも活用したいのであれば、メモリを32GB以上、ストレージ容量を2TBにするのがお勧めだ。
最後にベンチマークテストで本製品の性能をチェックしよう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年5月14日