性能も体験もワンランク上のハイエンドゲーミングノートPC「G-Tune H5」を試して分かったこと(1/3 ページ)

マウスコンピューターのゲーミングノートPC「G-Tune」シリーズに加わった「G-Tune H5」は、240Hzの高いリフレッシュレートとメカニカルキーボードを備えたハイエンドモデルだ。その実力を確かめてみた。

» 2021年04月26日 10時00分 公開
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 マウスコンピューターの「G-Tune H5」は、同社のゲーミングブランド「G-Tune」シリーズの中でも最上位クラスに位置するゲーミングノートPCだ。

 高速なCPUとGPUにNVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 3070 Laptop GPU」を採用して性能面にこだわっただけでなく、240Hzの高速リフレッシュレートに対応した液晶ディスプレイや、メカニカルキーボードといったプレイフィールにこだわった装備が魅力となる。同社製PCでおなじみのBTOに対応しており、パーツなどのカスタマイズも行え、直販価格は税込み24万1780円〜だ。これから、その魅力をじっくり見ていこう。

G-Tune H5 マウスコンピューターの15.6型ゲーミングノートPC「G-Tune H5」。強力な基本スペックと、プレイフィールにこだわったゲーミング装備が特徴だ

コンパクトで質実剛健なボディー

 ボディーのデザインはシンプルで、質実剛健といった印象だ。キーボードのイルミネーションをオフにするとビジネス向けノートPCのようにも見える。

 具体的なサイズは、約359.8(幅)×243(奥行き)×26.8(高さ)mm、重量は約2.23kgだ。15.6型画面のゲーミングノートPCとしてはコンパクトにまとまっていて扱いやすく、使わない時にしまっておくような運用にも都合が良いだろう。しっかりした剛性があるボディーなので、出張や帰省の際などであれば持ち運ぶことも現実的だ。

 約93.48Whと大容量のバッテリーを搭載しており、公称のバッテリー駆動時間は約11.5時間となっている。公称値はJEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0に基づく数値なので、ゲームが11時間できるわけではないが、大容量バッテリーを搭載していることは緊急時の安心感につながる。いざとなればスマートフォンのバッテリーとして使うのも良いだろう。ちなみに、93Whをスマートフォン用バッテリーによくある表記に換算すると3.7V/2万5135mAhになる。

G-Tune H5 天面部分は上品なサンドブラスト仕上げになっている。シンプルなデザインが印象的だ
G-Tune H5 底面は効率良く放熱を行うための放熱口が多く開けられている
G-Tune H5 ACアダプターは230W仕様だ。実測のサイズは、約75(幅)×153(奥行き)×30(厚さ)mm、ケーブル込みの実測重量は850gだった
G-Tune H5 バッテリーレポートの表示。約93Whと大容量のバッテリーを搭載する

240Hzの高速液晶は広色域で視認性も良好

 G-Tune H5の大きな特徴の1つが、240Hzの高速リフレッシュレートに対応した15.6型液晶ディスプレイを搭載していることだ。

 一般的な液晶ディスプレイの4倍もの高い周波数で画面の書き換えが行えるため、ゲームや動画で高速に動くシーンなども少ない残像で、なめらかに表示できる。

 eスポーツで使われるようなFPS(ファーストパーソンシューティング)や格闘ゲームなどでは、ちょっとした反応の差が勝負を分けるだけにリフレッシュレートも高速な方が望ましいとされる。最近のゲーミングノートPCは144Hz対応の製品が増えているが、240HzはゲーミングPCの中でも一部の高級機のみが備える仕様だ。

 画面解像度は1920×1080ピクセルに対応する。外光や照明が映り込みにくいノングレア仕様で目が疲れにくい。その他の仕様は公開されていないが、視野角は広く、見た目の印象はとても良い。キャリブレーションセンサーを利用した測定結果も輝度が321ニト、色域はsRGBカバー率が約98%(面積比は約102%)だった。

G-Tune H5 240Hzの高リフレッシュレートに対応した15.6型の液晶ディスプレイを備える。シビアな反応が要求されるゲームも有利に戦える。普段使いの見た目の印象もとても良い
G-Tune H5 エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」の測定結果。輝度は321ニトだった
G-Tune H5 色域を色度図作成ソフトのColor AC(Phonon氏・作)で表示した。実線で示した本製品の色域は、グレーの点線がsRGBの色域とほぼ重なっている
G-Tune H5 液晶ディスプレイは水平に対して約135度まで開く

静音で快適なメカニカルキーボード

 ノートPCとしては珍しく、メカニカルキーボードを装備しているのも大きな特徴だ。押下圧60g(+20g/−10g)のスイッチを各キーに搭載し、全キーの同時押しを正確に認識する「Nキーロールオーバー」にも対応している。キーピッチは約18.8mm、キーストロークは2mmという仕様だ。

 一般的なメンブレンタイプのキーボードは、キーボード全体で1枚の電極シートを利用した簡易的な構造を取る。キーの押下で接触した部分の抵抗値から押されたキーを判断するが、メカニカルキーボードではキー1つ1つに独立したスイッチ機構を持つため、レスポンスが高速で、正確に押されたキーを認識できる性能的な優位がある。プロゲーマーも採用していたり、e-Sports大会でも利用されたりするプロ仕様でもあり、機械式スイッチならではのダイレクトなタイプ感が得られるのもメリットだ。

G-Tune H5 各キーに独立したメカニカルスイッチを備えたキーボードを採用する。高速入力も、正確かつ快適に行える

 実際にタイピングしてみると感触は極めて良好で、くぼみがあるキートップがしっかりと指になじみ、軽い力でスイッチが入る。メカニカルならではのしっかりとしたタイプ感がしっかりとあり、戻る力も強すぎず、疲れにくい印象だ。音が比較的静音なのも好印象で、チャットや配信などでもキーボードの音をうるさく感じるようなことはないだろう。

 鮮やかなフルカラーLEDを採用した、派手なイルミネーションも特徴だ。キー1つ1つの配色を変更できるため、WASDキーなどゲームに使用するキーのみをライトアップさせたり、ランダムに点灯させたりと複雑なエフェクトなどの割り当てが可能だ。発光色やパターンはユーティリティーの「Control Center」で変更できる。ボディー手前のライトバーと合わせて、存分にイルミネーションを楽しめる。

G-Tune H5 1キーごとに発光を制御できるフルカラーLEDのバックライトを内蔵している。プリセットには、ゲームで多用するWASDキーとカーソルキー、タッチパッド手前部分のライトバーを光らせるパターンも用意されている
G-Tune H5 発光色やパターンはユーティリティーの「Control Center」で変更する。プリセットは12種類用意されている
G-Tune H5 ユーザーによるカスタマイズも1キー単位で行える。もちろん光らせなくする設定も可能だ
G-Tune H5 Control Centerではパフォーマンスモードを変更できる。ターボモードではファンがフル回転して強力な冷却が行える
G-Tune H5 電源ボタンの脇にあるボタン(左)を押すと、パフォーマンスモードが順次切り替わる

 続いて、内部スペックを見ていこう。

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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年6月15日