グラフィックス機能としては、最新のNVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)を搭載している。Ampereアーキテクチャと8nmプロセスルールを導入し、先代のRTX 20シリーズから電力効率を大きく向上させている。
また、ノートPC向けのGeForce RTX 30シリーズは、製品によって「最大グラフィックスパワー」の設定が異なるが、本製品は140Wとトップクラスの高出力だ。ベイパーチャンバーを導入し、冷却もしっかりと強化している。
さらには、「ディスクリートモード」も装備する。一般的なノートPC向けの外部GPUは、内蔵GPUと外部GPUをアプリケーションによって使い分けることで消費電力と性能を最適化する仕組み(NVIDIA Optimus Technology)が利用されている。
ただ、このOptimus Technologyでは外部GPUも内蔵GPUをいったん経由して出力されるため、性能面で若干マイナスの影響が出ることがある。ディスクリートモードではこの機能を利用せずにNVIDIA GPUから直接出力できるため、NVIDIA GPUの性能をより発揮することが可能だ。
CPUは8コア16スレッドのCore i7-10870H(2.2GHz〜5.0GHz)を搭載する。メモリとストレージは、BTOで柔軟なカスタマイズが可能だが、標準でもメモリが16GB(8GB×2)、ストレージにNVMe SSDを512GB搭載しており、ゲーミング向けには十分な内容となっている。
ゲームタイトルが増えてくるとストレージは512GBではいずれ足りなくなるため、あらかじめBTOで1TB以上にしておくのもよいだろうし、USB 3.1端子が2基あるので、外付けのストレージを活用するという手もある。
優れた基本スペックを備えるだけに、クリエイティブ用途にも向いている。クリエイティブ系アプリケーションを快適に使いたいなら、メモリは32GB以上、ストレージは1TB以上にしておくのがお勧めだ。
有線LANは、一般的な1000BASE-Tよりも高速な2.5GBASE-Tにも対応している。さらに高速で安定した通信が行えるWi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.0を標準で備える。
こうした高速通信機能の装備は、オンラインゲームやゲーム配信などをストレスなく利用できることにつながるため、ゲーミングPCとしては強みだ。
Type-CとType-A両方のUSB 3.1端子と、Type-AのUSB 3.0端子を2基搭載する。USB Type-C端子はディスプレイ出力(DisplayPort Alternate Mode)にも対応しており、ディスプレイ出力としてHDMI端子も装備する。デジタルカメラなどからデータの取り込みにも便利なSDメモリーカードスロット(SDHC、SDXC、UHS-I対応)を右側面に内蔵している。
また、ディスプレイの上部に100万画素のWebカメラと、ノイズキャンセル機能対応のデュアルアレイマイクも備えており、ビデオチャットをしながらのチームプレイなども快適に楽しめる。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年6月15日