エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から、ペンやタッチ操作に対応した2in1のモバイルPC「Summit E13 Flip Evo」が発売された。先進のスペックに身を包んだ新モデルを徹底チェックした。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響を受け、世界的に社会が大きく変わった。ビジネスにおいては、テレワークやローテーション勤務が普及し、働く場所、働き方の多様化が進み、どこにいても働くことができるようになっている。感染症が収束すれば、モバイルワークという選択肢も加わり、より自由に移動して働くことができるようになるだろう。
このような働き方の多様化に対応しつつ、いかに生産性を上げていくか――このような視点から、モバイルPCに注目している人は多いだろう。このタイミングで導入するならば、単に「仕事を何とかこなせる」程度では不十分であり、生産性の大きな向上へとつなげていきたいところである。
そこでお勧めしたいのが、MSIの新モデル「Summit E13 Flip Evo」シリーズだ。Intel最新の第11世代Coreプロセッサを搭載したビジネス/クリエイター向けの2in1モバイルPCで、ホワイトカラーの新鮮なビジュアル、指やペンでの操作も含めたマルチなスタイルで使える利便性、そして先進で快適なパフォーマンスを兼ね備えているのが特徴だ。
Intelが最高の体験ができると認める「Intel Evo Platform」にも対応している。直販のMSIストア専用モデル(Summit-E13FlipEvo-A11MT-012JP)の評価機を入手したので、実機を見ながらその魅力を紹介していこう。
Summit E13 Flip Evoのボディーは、CNCミルド製法でアルミニウムのインゴット(塊)から削り出して作られている。ビルドクオリティーも高く、見た目は高い剛性と上質感がある。
パキッとしたピュアホワイトのカラーも実に新鮮だ。金属の質感を強調したシルバーとの相性も抜群で、カジュアルすぎず、重厚すぎない絶妙な高級感のビジュアルに仕上げている。表面はサラッとした手触りで、指紋が付きにくく目立ちにくいのも好印象だ。
ボディーの具体的なサイズは、約300.2(幅)×222.25(奥行き)×14.9(厚さ)mm、重量は約1.35kgだ。スリムな形状ゆえ、ブリーフケースタイプのビジネスバッグにもかさばらずに収まる。
これからのモバイルワークでは、電源のないところを含め、いつでもどこでも高いパフォーマンスを発揮し、生産性を下げないことが求められるだけに、余裕のあるバッテリーを内蔵していることが望ましい。
その点、Summit E13 Flip Evoは、約70Whの大容量バッテリーを搭載し、公称バッテリー駆動時間は最大18時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0に基づく公称値)と申し分のない仕様だ。
さらには、USB Power Delivery(USB PD)に対応しているのも見逃せない。付属のUSB PD対応ACアダプターは最大65W(20V/3.25A)仕様で、これを利用すると1時間の充電で最大70%まで急速充電が行える。もちろん、市販のUSB PD対応モバイルバッテリーなどを利用することも可能だ。
評価機で計測したPCMark 10/Modern Office Battery Lifeのバッテリー駆動時間は、11時間18分(バッテリー残量は2%)だった。ネット接続環境でインターバルをとりながら、オフィスアプリ中心の作業を行うリアルな内容だけに価値がある。今回はバッテリーの輝度を40%に設定したが、40%でも実用十分な明るさがあるので、その気になれば駆動時間をもっと伸ばすことも可能だろう。
次に充実の内部スペックを見ていこう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年5月24日