マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」シリーズに、モバイル用途に適した新モデル「DAIV 4P」が登場した。注目モデルの実力を細かくチェックしよう。
マウスコンピューターの「DAIV 4P」は、クリエイター向けブランド「DAIV」シリーズから登場した重量1kgを切る薄型軽量のモバイルPCだ。
広い色域を備えたアスペクト比16:10の液晶ディスプレイに、Thunderbolt 4やフルサイズのSDメモリーカードスロットを装備するなど、クリエイターの需要に応える機能をしっかり備えている。
他のDAIVシリーズ同様、基本スペックはBTOに対応しており、カスタマイズしてのオーダーが可能だ。標準構成の実機を入手したのでレビューをお届けする。
本製品の大きな特徴の1つが、14型の液晶ディスプレイを搭載しながら、公称値で重量が約985gと軽いことだ。
マグネシウム合金のボディーは明るいシルバーで彩られ、表面はサンドブラスト加工が施されていて上質感を演出し、DAIVのシンプルなロゴが映える。サラッとした手触りで指紋が付きにくいのも好印象だ。
具体的なサイズは、約308.8(幅)×213(奥行き)×16.4(厚さ)mm、重量は約985gで、片手でも軽々と持ち運べる。ボディーの剛性もしっかりしており、あえてボディーの端の方を持ってみても、たわむような感覚はない。
公称のバッテリー駆動時間は、約12時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)と長い。約53Whと大容量のバッテリーを搭載しており、薄型軽量でもバッテリー駆動時間を犠牲にしていない。
Thunderbolt 4はUSB PD(Power Delivery)にも対応しており、65W以上の出力に対応するUSB PD対応ACアダプター/モバイルバッテリーも使うことができる。なお、サポート対象となるのは同社のUSB PD対応ACアダプター(E065-1C200325FU)のみだ。
クリエイティブ用途で重要なのが液晶ディスプレイだ。sRGB比で100%の色域はマストといえるが、本製品の14型液晶ディスプレイはしっかりとこれを満たしている。照明などが映り込みにくいノングレア仕様で視野角も広く、画面も明るくて発色も良い。
画面のアスペクト比が16:10というのもポイントだろう。解像度は1920×1200ピクセル(WUXGA)に対応し、一般的な16:9のフルHD解像度(1920×1080ピクセル)よりも縦に多くの情報を表示できる。
120ピクセルというとわずかな差と感じるかもしれないが、体感では意外と大きい。縦に長いWebページを少ないスクロールで読めるし、ビジネスでの縦長の文書も相対的に大きく表示できる。3:2のアスペクト比が標準の写真との相性もよい。
この16:10のアスペクト比の画面は、2021年最新型ビジネスPCのちょっとしたトレンドでもある。額縁が狭く、画面占有率も約92%と高い。
続いて、内部スペックを見ていこう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年6月25日