14型だけど1kg切りで厚さ16.4mmのスリムボディー! 「DAIV 4P」の魅力に迫る(2/3 ページ)

» 2021年06月16日 10時00分 公開
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最大64GBの大容量メモリを搭載可能

 CPUは、IntelのCore i7-1165G7を装備している。開発コード名:Tiger LakeことIntel最新の第11世代Coreプロセッサの中でも搭載例が多い主力モデルだ。

 メモリはDDR4-3200(PC4-25600)を採用し、SO-DIMMスロットを2基備え、BTOでは最大64GBを選択できる。クリエイターPCとしてはこれは大きな優位点といえる。

 モバイル向けのTiger Lakeシステムでは、メモリにLPDDR4X-4266を採用する製品が多いが、LPDDR4Xは原則オンボード搭載しかできないため、構成の自由度が低く、大容量を装備しにくい。DDR4-3200とDDR4X-4266の性能差が顕著に影響するのは内蔵グラフィックスの3D描画性能くらいなので、クリエイティブ向けとしてはこちらが正解だろう。

 評価機のメモリは16GBで、ストレージが512GB NVMe SSDという構成だった。カジュアルなクリエイティブ用途では十分だが、本格的に取り組みたい場合は、別途用意されている32GBのメモリ、1TBのSSDモデルをベースにBTOでカスタマイズするといいだろう。さらにパフォーマンスを重視する場合は、PCIe Gen4対応のSSDへの変更をお勧めしたい。

 グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsを利用する。クリエイティブ向けのGPU活用においてはNVIDIA GPUの実績が豊富だが、多くのGPUアクセラレーションはOpen CLによりIntel Iris Xe Graphicsでも利用でき、十分実用的な性能を持つ。

 本製品の場合は、ボディーを1kg以下のフォームファクターに抑えている。その前提で外部GPUを搭載するための放熱設計や高密度実装のコスト、バッテリー駆動時間など、さまざまな条件を考慮すれば、CPU内蔵のIris Xe Graphicsは合理的な選択といえるだろう。

DAIV 4P CPUはCore i7-1165G7を搭載する。4コア8スレッド、最大5GHzで動作する
DAIV 4P メモリソケットは2基あり、BTOで最大64GBを搭載できる。1kgを切るフォームファクターでこれだけのメモリを搭載できる製品は貴重だろう。なお、背面カバーは簡単に開けられるが、実際に開けるとメーカー保証の対象外になる点には注意したい
DAIV 4P 評価機のSDDはWestern DigitalのPC SN530を搭載していた(実際の製品では異なる場合がある)。PCIe 3.0 x4/NVMe対応のミドルレンジモデルだ
DAIV 4P CrystalDiskMark 8.0.2(ひよひよ氏・作)のスコア。爆速ではないが、高速なレスポンスで快適に作業できる

高速回線/高速インタフェースを標準装備

 通信機能は、安定して高速な通信が可能なWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.0を標準で備える。

 端子類では、最大40Gbpsでのデータ転送を含めて1つの端子でマルチな用途をカバーするThunderbolt 4を内蔵している。ディスプレイ出力は、Thunderbolt 4に加えて、DisplayPort Alternate Mode対応USB Type-C、HDMIと3系統の出力が可能だ。

 デジタルカメラからのデータ取り込みに便利なフルサイズのSDメモリーカード(SDXC、UHS-I対応)を搭載するのもうれしいポイントだろう。SDメモリーカードを運用しているクリエイターは少なくない一方、最近の薄型軽量ノートPCでは省かれることが多い。外付けのリーダーは携帯し忘れや紛失などのリスクがあるだけに、標準で内蔵している利便性は非常に大きい。

 液晶ディスプレイの上部にはWebカメラと、ノイズキャンセリング対応のアレイマイクを内蔵する。Webカメラが画面の下にあると見上げる角度になるため、ビデオ会議で相手の印象が悪くなりがちなだけに、画面上部にWebカメラを装備しているのは大きい。

DAIV 4P 前面の中央がくぼんでおり、片手でも液晶ディスプレイ部分を楽に開けることができる
DAIV 4P 背面はフラットで、ヒンジ部分に放熱口がある
DAIV 4P 左側面に3.5mmのヘッドフォン端子や、フルサイズのSDメモリーカードスロット(SDXC、UHS-I対応)を搭載しているのはうれしいポイントだ
DAIV 4P 右側面にHDMIや電源端子が並ぶ。いずれもボディーの奥側にあるのでケーブル接続時も取り回しに悩まなくて済む
DAIV 4P キーボードはアイソレーションタイプを採用する。カーソルキーなど多少のデフォルメはあるが、特に使いにくいと感じるようなクセはない
DAIV 4P キーボードの手前に大型のタッチパッドを用意している。Windows 10標準の便利なジェスチャー機能も利用可能だ
DAIV 4P 白色LEDのキーボードバックライトも装備する。Control Centerユーティリティーで点灯時間を設定できる

 次にベンチマークテストで本機の性能を確認しよう。

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