エムエスアイコンピュータージャパンから、パワフルなCore H45プロセッサとGeForce RTX 30シリーズのGPUを備えたノートPC「GS66 Stealth 11U」が発売される。その圧倒的な性能はゲーム用途だけでなくクリエイティブ方面でも大いに役立つという。そのあたりの事情を製品担当者に伺った。
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から登場した「GS66 Stealth 11U」は、厚さが約19.8mm、重量は約2.1kgというスマートなボディーにIntel最新の8コアCPU(Core i9-11900H)と、NVIDIA GeForce RTX 3080 Laptop GPUまたはGeForce RTX 3070 Laptop GPUを搭載するパワフルな15.6型のゲーミングノートPCだ。
ゲーミングノートPCといっても、そのシックなビジュアルはクリエイティブやビジネスの現場でも違和感がない。実際、このGS66 Stealthシリーズはゲーマーだけでなく、クリエイターやエンジニア、ゲーム開発などを学んでいる学生からの需要があるという。
新モデルの特徴やこだわり、サポート面はどうなのか。気になるところを秋葉原にある同社のオフィスで担当者に聞いた。
―― 改めて、簡単に会社紹介をお願いします。
阿部氏 MSIは、台湾に本社を置くPC/PCパーツのメーカーです。マザーボードやグラフィックスカードで世界有数の実績を持つ他、ノートPC、モニターなどの周辺機器まで、幅広く展開しております。日本におけるノートPCの展開では、2015年からゲーミングPCをキヤノンマーケティングジャパンさまと協業したことが大きな転機となって販売を伸ばすことができました。
2019年からは2年連続でゲーミングノートPC(GeForce RTXを搭載したノートPCとして。BCNのデータに基づく自社調べ)の国内販売台数No.1になることができました。当社のゲーミングノートPCはクリエイティブや開発用途に活用されている方も多く、2020年からはビジネス/クリエイターPCも本格的に展開するなど、ラインアップの幅を広げているところです。
―― 御社のゲーミングノートPCは、クリエイティブな用途にも活用されていることが多いということですが、どうしてそれが分かるのでしょうか。
阿部氏 販売店さまからのヒアリングでそのような傾向が分かってきています。当社公認サポート店でもあるパソコンSHOPアークさまでは、メモリとストレージのカスタマイズが行えます。ゲーミングノートPCでも64GBのメモリや2TB SSDを追加するなど、クリエイター向けの構成がよく売れていると聞きます。また当社の直販サイトにて、4Kモデルの「Prestige」や「Creator 17」などのクリエイターモデルに加えて、先代の「GS66 Stealth 10U」でも4K液晶ディスプレイと32GBメモリを搭載したモデルの売れ行きがよい傾向にありました。
―― なるほど。御社には「Prestige」などクリエイター向けのシリーズもありますが、そちらとのすみ分けはどのように考えていますか?
阿部氏 ゲーミングでもそうですが、一口にクリエイティブな用途といってもユーザー層に幅があります。例えば、今でしたらGeForce RTX 3080や3070など、とにかくハイスペックなPCが欲しいというクリエイターの方が、GS66 Stealthシリーズを選んでいただいているようです。
一方のPrestigeシリーズは、ビジネス・ライトクリエイターPCという位置づけで、もう少しライトなクリエイターのみなさまを想定したシリーズです。クリエイター向けのハイエンドのシリーズとしては「Creator」シリーズもあるのですが、GS66 Stealthはゲーミングでもクリエイティブ用途と相性の良い広色域のディスプレイに加え、高速インタフェースなどを搭載しており、リリースのタイミングやデザインの好みで選ばれているのではないでしょうか。
―― GS66 Stealth 11Uの開発コンセプト、想定ターゲット、特徴を教えてください。
新井氏 GS66 Stealth 11Uは、持ち運べる薄型軽量のボディーにデスクトップPC並みのハイパフォーマンスを搭載した製品です。ターゲットは、ゲーミングはもちろんですが、クリエイティブ用途、エンジニアリング、ビジネスといった、幅広いシーンでの活用を意識しています。今回の新モデルではCPUにIntel最新の第11世代Coreプロセッサ(Core H45)を搭載し、パフォーマンスが大きくアップしています。
―― ゲーミングノートPCらしくない落ち着いた見た目ですね。
新井氏 一般的に、ゲーミングノートPCはキラキラ光って派手というイメージが強いですが、GS66 Stealthシリーズは幅広い用途での活用を意識し、シックなビジュアルに仕上げています。とはいえ、キーボードは1キーごとに発光制御できる「SteelSeries Per-Key RGB」を搭載しているので、派手に光らせることも可能です。
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提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年7月31日