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» 2021年07月30日 10時00分 公開

ノートPCで動画制作は夢物語? マウスの「DAIV 7N」を現場に導入してつかんだ手応え(1/3 ページ)

マウスコンピューターの「DAIV 7N」は、デスクトップPC用のCPUを詰め込んだモンスター級のノートPCだ。実際にどのようなポテンシャルを秘めているのか、動画編集の現場で検証した。

[PR/ITmedia]
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 マウスコンピューターの「DAIV 7N」は、デスクトップPC向けのCore i9-11900KとGeForce RTX 3080 Laptop GPUを搭載するモンスター級スペックのクリエイター向けノートPCだ。メモリは最大128GB、ストレージは合計8TBのNVMe SSDを内蔵できるなどデスクトップPC並みの高い拡張性に加え、Thunderbolt 4ポートや2.5GBASE-T対応の有線LANなど、高速インタフェースも標準で備えている。

 このモンスター級のクリエイターPCは、コンテンツ制作の現場でどれだけ活躍できるのだろうか。書籍やライトノベルといった出版事業を手掛けるSBクリエイティブにおいて、出版物の販促動画の制作やライブ番組配信を行っている社内クリエイターの伊藤孝一氏に、実際の業務のワークフローに組み込んでもらった。普段はデスクトップPCを利用してコンテンツ制作を行っているという同氏の評価に注目したい。

今回動画制作フローに導入したPC

DAIV 7N マウスコンピューター「DAIV 7N」。17.3型で4K(3840×2160ピクセル)表示の大画面液晶ディスプレイと、8コア16スレッドのデスクトップ向け最新CPU、さらにNVIDIA GeForce RTX 3080 Laptop GPUという、最高クラスのスペックを詰め込んだモンスター級ノートPCだ
DAIV 7N 東京都港区六本木にあるSBクリエイティブ社内のスタジオで作業する同社 出版事業本部 映像担当の伊藤孝一氏。編集ルームに導入したDAIV 7NでGA文庫『天才王子の赤字国家再生術 〜そうだ、売国しよう〜』のPVを制作しているところ。2つのACアダプターをスタックしておけるため、省スペースで済む。(C)鳥羽徹/SB Creative Corp. イラスト:ファルまろ

番組制作にウェビナーの配信も行う

―― まずは会社紹介をお願いします。

伊藤氏 当社SBクリエイティブは、デジタルコンテンツ事業や出版事業を主な事業とするソフトバンクのグループ企業です。他にもBtoB向けの「ビジネス+IT」やIT視点の金融情報サイト「FinTech Journal」の運営なども手掛けています。

 私は社内クリエイターとして、出版書籍の認知拡大、販促のための動画制作やライブ配信、企業向けのウェビナー配信などを担当しています。書籍の撮影や書籍に掲載する著者近影の撮影、レタッチなどを担当することもあります。

―― 具体的な制作物を教えてください。

伊藤氏 どなたでもご覧いただけるものとしては、出版部門のYouTubeチャンネルとして「GA文庫チャンネル」、「SBクリエイティブチャンネル」などがありまして、こちらで公開している動画の制作やライブ配信などを行っております。

DAIV 7N 伊藤氏がコンテンツ制作に携わっている「GA文庫チャンネル」

―― 編集ツールは何をお使いですか?

伊藤氏 動画の編集ソフトは、グラスバレーのEDIUS Pro 9をメインに、用途に応じてアドビのPremiere Proを利用しています。テロップはアドビのPhotoshopやIllustratorで作ります。ちょっと凝った動きをするモーショングラフィックスはAfter Effectsを使います。GA文庫のPVはイラストベースのモーショングラフィックスですので、主にAfter Effectsですね。

―― 動画の制作ワークフローを教えていただけますか。

伊藤氏 制作は私1人で行うことが多いので、収録形式の動画の場合は、出演者の人数+2台くらいのカメラを固定で設置して撮り続けて、アングルの違いでバリエーションを出すやり方を採用しています。

 収録形式の動画は基本的に、1080/60pでビットレートは50MbpsのMXFフォーマットで撮影しています。1回の番組を作るための素材データは、完成品が約1時間の販促番組の場合で200GBくらいになります。それをEDIUSに取り込んで切り貼りして、Photoshopで作ったテロップ、After Effectsで作った素材を差し込むなどして1本の番組にしていきます。

DAIV 7N お手製のライブ配信ユニットで動画配信をテストしていただいた
DAIV 7N ワークフローについて説明する伊藤氏

―― ライブ配信はどうでしょうか。

伊藤氏 ライブ配信の場合も同じように複数台のカメラを固定で設置しますが、ハードウェアスイッチャーを使って、リアルタイムにカメラを切り替えています。スイッチャーからの映像にテロップを入れるPCと配信先に合わせてエンコードするPCを分けています。スイッチャーを操作するPCとテロップを入れるPC、エンコード用PCが3台など計6台のPCで構成しています。

―― すごい数ですね。

伊藤氏 YouTube、ニコニコ動画、Facebook Live、Twitterなど複数のプラットフォームに配信して欲しいというご要望がありますので、配信先ごとにPCを用意しています。 また、現場には出演者の関係者の方も何人かいらっしゃいます。リアルタイムで映像を確認したいという声も多いため、テロップを入れた後の工程に分配器を入れて必要なぶんだけモニターへ配信し、リアルタイムで見られるようにもしています。

DAIV 7N メインスタジオと同じフロアーには、音声収録用スタジオと編集作業用のブースがある

―― それだけ負荷が高いということでしょうか。

伊藤氏 配信のためのエンコードはそれほど高負荷なわけではありません。最新の高性能なPCであれば、テロップ入れも含めて1台にまとめることも不可能ではないと思いますが、そのPCに何かがあれば全て止まってしまいます。リスクと負荷を分散できること、何かあった時に切り分けや対策が容易なことからこういう方法を採用しています。

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提供: 株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年9月15日