最新ハードウェアがもたらす最上級のゲーミング体験!! 「G-Tune HP-Z」のススメ（2/3 ページ）

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高耐久設計マザーボードに2.5GBASE-T対応の有線LANを標準装備

　Intel Z590チップセットを備えたマザーボードは、CPUソケット回りに並ぶ多数のチョークコイルが印象的だ。大型のヒートシンクも装着されており、最上位のハイエンドCPUの高負荷運用も安心して行える高耐久設計になっている。

　USBポートは、背面のUSB 3.2 Type-Cに加えて、USB 3.0 Type-Aは前面／背面と合わせて7基、さらにUSB 2.0 Type-Aも計4基と、合計12基を搭載している。

　有線LANには、一般的な1000BASE-Tの2.5倍の速度で通信できる2.5GBASE-T対応ポートを備えている。標準でスロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブを内蔵しているのもポイントだ。利用頻度は少なくとも、完全に不要と言い切れる人もまた少ないだろう。ボディーに一体化して搭載されているので邪魔になることはないし、必要な人にとっては、別途外付けで接続しなくとも使えるのは便利だろう。

Intel Z590チップセットを搭載したマザーボードを採用する（写真のマザーボードは評価機のもので、実際の購入時期によっては異なる可能性がある）。CPUソケット回りには、安定したCPU電流を生成するための回路が並び、発熱の高い部品には大型のヒートシンクが装着されている

背面の有線LAN端子は、高速な2.5GBASE-Tに対応する。USB 3.2 Gen 2（Type-C）、5基のUSB 3.0（Type-A）に加え、USB 2.0（Type-A）も2基ある

ケース前面にUSB 3.0（Type-A）とUSB 2.0（Type-A）端子が2基ずつ、ヘッドフォンとマイク端子もある

フロント下部には、スロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブを標準で内蔵している

BTOのカスタマイズにも対応するが標準装備でも当面安泰

　CPUとGPU以外の基本スペックは、BTOで柔軟なカスタマイズが行える。標準構成では、メモリが32GB、ストレージはシステム用の1TBのPCI Express SSDに、データ用に4TBのHDDを搭載するデュアルドライブ構成だ。

　ゲーミング向けとしては当面安泰といえる内容だが、BTOメニューでは、より高速なPCI Express 4.0 x4対応の2TB SSD（Samsung PM9A1）も選べる。ストレージ性能の高速化はゲームの起動やロード時間の短縮につながるため、究極の性能を求めるならば検討するとよいだろう。

　HDD容量も最大8TBが選べる。SSDにはOSとアプリのファイルやプレイ頻度の高いゲームを保存しつつ、HDDはクリアしたり利用頻度が少ないゲーム、写真や動画ファイルなどの保存管理にと使い分けるのが良いだろう。データドライブ容量に余裕があれば、削除するか削除しないか迷う手間が省けるので、無理のない範囲で多めの容量を搭載しておくのがベターだ。

　細かいところでは、キーボードやマウスも多彩な選択肢が用意されている。有線／無線タイプと用途に応じて選べるのはうれしい。

メモリはPC4-25600（DDR4-3200）対応で、標準で32GBを装備する（写真のメモリは評価機のもので、実際の購入時期によっては異なる可能性がある）。BTOでは64GBの構成も選べる

ストレージは標準でデュアルドライブ構成だ。マザーボードのM.2ソケットに搭載されるSSDは、サーマルスロットリングを防ぐヒートシンクが装着されている

評価機のSSDは、ADATAのSX6000PNPだった。BTOではシーケンシャルリードで毎秒7000MBに達するSamsungのPM9A1を指定して選ぶこともできる

SSDのCrystalDiskMark（ひよひよ氏・作）のスコア。エントリーモデルだが、SATA SSDを大幅に上回る性能で、ゲームのロードなどを高速に行える

背面の3.5インチベイに4TBのHDDを搭載している。評価機には、SeagateのBarraCuda（ST4000DM004）が使われていた

電源容量は1200Wと十分だ。80PLUS GOLD認証取得の高効率モデルを採用している

　次にベンチマークテストで本製品のパフォーマンスを確かめよう。